第11回探検

2002.10.13  初秋の明神平

 第11回Ysk2探検隊は初秋の明神平に決まった。
当初は明神平で1泊の計画を立てていたが、隊員たちの都合がつかず、ジュニア隊員を引き連れての日帰り探検に急遽変更。参加メンバーは隊長とジュニアのけいと、HASSY隊員とジュニアのかずき、りゅうた、の5名、なんと大人2人が小学生3人を連れての山行となった。
 あとで聞いた話だが、隊長は、けいとに「今度の日曜日はハイキングに行くぞ!」と言っていたそうだ、ハイキングにしてはちょっとハードじゃないかな・・・(^_^;

登山道を行く探検隊

明神の滝
 今回隊長はジュニア隊員のことを考慮し奈良県東吉野村の大又登山口から明神平ピストンのコースを選んだ。朝7:30自宅を出発、市内某所で隊長親子と合流し大又の林道終点へ車を走らせた。
10時前には林道終点に到着、さすがに好天の連休中日ということもあって林道終点付近の道脇にはたくさんの車がすでに止まっていた。少し手前の駐車場に車を止め出発の準備をし、隊長の「さあ、いこうか!」の掛け声で皆歩き始めた。
 整備された林道をしばらく進むと道はだんだん狭く険しくなる、明神滝までは沢に沿って登らなくてはならないが、沢歩きの雰囲気も少し味わえてなかなかいい感じだ。
ジュニア隊員たちは沢を渡る時には必ず水に手を入れ、「わーっ!冷てー!」とはしゃいでいる。
右手に明神滝を見たあとは沢から離れてつづら折れの歩きやすい道となる、ゴールの明神平までもう少しのところで最後尾を歩いていた隊長が叫んだ、「みんな、あそこを見てみろ!」隊長が指をさしたその先にはなんと野生の鹿が2頭いたのだ。林の奥で少しわかりづらかったがジュニア隊員たちも皆、鹿の姿を見ることができた。

この奥に鹿が2頭、みえるかな?

やっとゴールの明神平
昔はスキー場だったそうだがどうやってここまできたのだろ?
 ちょうど昼の12時に明神平に到着、しばし目の前に広がる景色を楽しみ昼食の準備に取り掛かる、今回のメニューは自家製おにぎりに、野菜とウインナーのコンソメスープだ。
隊長は手馴れた手つきでストーブに火をつけあっというまにできあがり、隊長とHASSYは冷えたビールで乾杯、隊員たちはおにぎりとコンソメスープの昼食を楽しんだ。
明神平から三重県側にはブナの原生林が広がっている、紅葉もすでに始まっており幻想的な光景だ、我々探検隊一同はブナ林をしばし散策し下山となった。

隊長特製コンソメスープ、ジュニア隊員たちにも大好評!

山での食事は最高、野菜も全て完食

近所の原っぱでも散歩している雰囲気?

元気いっぱいのHASSYジュニアたち
 ジュニア隊員たちのタフさには驚いた、歩き初めは単調な林道に退屈したのか出発10分後には「疲れた〜!足がいたい〜!」とブーイングの嵐、本当に目的地までたどり着けるのかなとちょっと心配になったが、道が険しくなるにつれ不思議なことに元気いっぱいになっていく、自然のアスレチックコースを楽しんでいるようであった。

紅葉が始まっているブナ林
 帰りは隊長の提案で皆で夕食に焼肉を食べることにした、もちろんジュニア隊員たちも大賛成。しかし彼らの恐るべき食欲が心配だ、財布の中身が心細いHASSYは隊長と相談し車中で昼の残りのおにぎりを1個づつ与えたのだったが、この作戦はみごとに失敗、空腹におにぎり1個ではかえって火に油を注いだようで、結局塩タン2人前、カルビ5人前、ホルモン3人前、若鶏2人前プラスどんぶり飯を各自1杯すべて平らげたのであった・・・