偶然遭遇した麻薬取り引き絡みの銃撃戦跡から大金を持ち逃げしたモスは、その後現場に戻ったために殺人鬼シガーに追われることになる。コーマック・マッカーシーの『血と暴力の国』をコーエン兄弟が映画化したバイオレンス・ムービー。
　保安官役のトミー・リー・ジョーンズにつられて観たんですけど、シガーの非情な殺人シーンの連続に辟易しました。保安官はこの事態に深く苦悩し、立ち向かうというよりは 嘆き悲しみ避けていくという人物で、この異常な物語のなかで、ヒーローではない いたってフツウな感覚で現実味を求めた人物のような気がしました。 あれっ、原題からすると、保安官のシーンは少ないけど この保安官目線で観る作品ってことでしょうか・・確かに！・・今これ書きながら気づきました。 （Comment2009.1.29）