Comment page 2008.9.19 renewal


My Short Comment

アース
EARTH   (2007)


 偶然の小惑星の衝突で地軸が傾いたことによる”季節のリズム”が生み出す 大自然の景観と、生命溢れる自然の凄まじさを描いたネイチャー・ドキュメンタリー映画です。こんな映像よく撮れたな!というのばかりで、凄いです。そして、地球って つくづく奇跡の星☆って思うのです。

 ホッキョクグマ、砂漠で水を求めて旅する象、餌を求めて熱帯から南極まで泳いでいくザトウクジラのドラマを中心に、絶滅しそうなアムール豹やら また熱帯雨林の豊かな命・・・ もういっぱい。珍しい映像に目を見張るばかりで、オシドリの巣立ちはとっても可愛く、色鮮やかな鳥たちの求愛行動はなんとも愉快だし、なんと象が やっと辿り着いた水に潜って くるんと回ったりして泳いでる!っていうのが楽しかったです。でも全体的には、親子愛も絡めて 過酷な自然との闘いや生存競争が繰り広げられていくので、観ていてかなりしんどいです。

 そしてホッキョクグマのドラマを象徴にして、今 地球の微妙な均衡に変化が出てきて、地球の”幸運”が危うい状況になっていることに目を向けることになります。この映画は、今ならまだ間に合う! 地球温暖化など地球環境の変化を みんなでくい止めよう!!というメッセージを、ラストになって はっきり発信していました。(Comment2009.2.19)