この映画のこと、知らなかったんです（←ごめんなさ〜い）。番組表眺めてて、タイトルとキャストがイメージ違うな〜、そして”怪しげな探偵と人捜しをするはめになった男がたどる運命を、多彩なキャストと巧みな構成で描く”（WOWOW解説）につられて、これだけの情報で観ました。

　大人になった同級生たちの物語でした。っで、アフタースクール。
　テレビドラマを観ているような感覚でした。UKIUKIとしては いい意味で、大きなスクリーンで観なくてもいいや、テレビ観賞してよかったわ〜って思う作品でした。なんとなく いえけっこうおもしろいんだけど話が見えない感があって、真相はどうなの？ 秘密な部分がどう明かされていくのかな〜？って思いながら、リビングでくつろいで そんなに気合入れないで眺めている感覚がよかったです。
　これは何たって脚本、そして演出、俳優さんたちの演技で騙された！な〜んて言いませんよ、楽しませてもらいました〜！！ その全てが 物語を描ききるために なんて繊細だったことか！って、後になって思います。

　夫婦関係とか 友人がどうしてここにいて世話焼いてんのよ？とか違和感あるし、えっ女と？ えっヤクザ？ えっ行方不明なんだ・・・。怪しい探偵 北沢（佐々木蔵之介）、北沢に巻き込まれる男 神野（大泉洋）、神野の同級生で親友のエリートサラリーマン木村（堺雅人）、北沢が木村を捜していて、木村は女と行方不明って・・・浮気？ いえヤクザ絡みが浮上してきて？？？なんだけど、中心的な人物だけでなく、周囲の人物もみんな味があって おもしろいです。ところが ほとんど何から何までが伏線だったなんて・・・。後から思うに、みんな謎めいてましたね。
　あまりに何もかも誰もかもがドンデン返しで、なんだそうやったん〜！ってラストを迎えました。 でもって、だいたい終始何気に可笑しげではあったんだけど 木村は結局いいヤツって設定かと思いきや ここにきて彼まで何かと可笑しげで、神野くんって ほんっといい人、とにかく怪しい雰囲気から一転、ほんのりとしたラストだったのが お見事でした。（Comment2009.4.22）