My Short Comment


 『憑神』を観ました。幕末時代劇。下級武士ながら由緒ある家柄の次男である別所彦四郎(妻夫木聡)は、その人の良さから想像するのに真っ直ぐで不器用で だから人に利用され、文武両道に優れていながら それを生かす場からすっかり外れてしまっています。そこで出世のご利益を期待して“三囲(みめぐり)稲荷”にお参りするつもりが、酔ったはずみで“三巡(みめぐり)稲荷”に参ってしまい、災いの神を呼び寄せてしまいました。コメディなんですね。周りの人たち巻き込んで、大変なんだけど あくまで軽くまあまあ面白いです。
 貧乏神と疫病神はなんとか避けたものの その災いは別人が負うことになったため、最後にやって来た死神は 自らが真正面から受け入れることを決意します。でもそのことで、彦四郎は自分の進むべく道を一生懸命模索し見極めていきます。犬死ではなく、自分の道を全うしてと・・・。
 神様たちの軽さのせいか、またUKIUKI的にキャラクターとキャストがしっくりしないな〜とか 演技がちょっと〜などと思ってしまう方々がいたり、それにあんな感動的なのかもしれないって結末が イマイチUKIUKIの心の奥には響かなかったせいか 涙もろいはずなのに泣けなかったしね〜、ってことで重い気分になることなく 終始軽く楽しめてよかったです。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.6.24より転記)