My Short Comment


 『大帝の剣』を、観ました。
 家光の時代、万源九郎(阿部寛)が持つ”大帝の剣”を含め”闘神の独杵鈷”と”ゆだの十字架”は、謎の地球外金属オリハルコンで作られたという”三種の神器”で、これらを全て手にした者は強大な力を持ち世界を征するとも言われている。
 万源九郎は亡き祖父の命を受け、これらを本来持つべき者に届けるため、後の二つを求めて旅を続けているが、当然他にも三種の神器を手に入れようとする者たちがいるわけで、争奪戦が繰り広げられます。
 原作は夢枕獏で、不思議な力が描かれていて現実離れ感たっぷりの世界というのは、「陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001)」「陰陽師 U (2003)」(原作、脚本)と 共通していると思いました。でもこれは、語り(説明)がいっぱいありすぎるから物語は分かるけど、UKIUKIとしては凄いね〜面白いね〜いいね〜・・ってところが分からなかったです。キャラクター的にも映像的にも ツボが見つからないんです。これは原作を読むと おもしろいのかも〜って思いました。
 万源九郎(阿部寛)、舞(長谷川京子)、佐助(宮藤官九郎)といった主要キャラクターの描き方が、なんとなくしっくりこないというか中途半端なような気がしました。牡丹(黒木メイサ)はスッキリとした印象で好きです。 そしてなんと言っても敵対する役に魅力を感じられないのが、作品としてつまらないと思ういちばんの理由です。「陰陽師」や他のいいな〜と思う映画との違いは、そこが重要なポイントのような気がしました。
UKIUKIとしては、主題歌の「鼓動」(GLAY)が救いでした〜(笑) (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.8.5より転記)