My Short Comment


 『ショート・カッツ』を観ました。ロバート・アルトマン監督の群像劇、1993年の作品です。
 メド・フライという害虫を駆除するために農薬散布のヘリコプターが住宅地も含めてその辺中を飛び回るところから始まったこの作品。害虫以上に、人畜無害だと言われても農薬散布に不安が充満してくる人々。おっ、UKIUKIのツボか!と思ったのですが、なぁ〜んだ 害虫そのものの脅威は描かれてないし、農薬の害もあったのか無かったのか、とにかく群像劇が始まってしまえば、ラストまで、それについては陰も形も無くなっていきました〜残念!
 ようするに日常がちょっとズレたときに人々は、一見平凡そうだったり個性的に生きてたり立場はいろいろなんだけど まあフツウに生きてるようでも、あれぇ〜・・UKIUKIの感覚ですけどね どこかおかしいよ〜って人たちばかりというのが浮き彫りになっていって、しかもそんな登場人物が何気にかかわりあっていくというのが、よくできてるな〜!って映画でした。
 登場人物多い!そりゃ3時間ちょいでも足りないくらい。キャストも豪華だし、ティム・ロビンスやジュリアン・ムーア、お名前覚えてないけどいろんな作品で観てきたお顔が・・・、UKIUKIはXファイルで印象深かったリリ・テイラーにも注目しちゃいます。それで内容的にはR・アルトマンの作風いいな〜とか群像劇好きとかって人には堪らないんでしょうけどね。UKIUKIとしては、映画の作り方としては おもしろいかな〜と思うけど、それほどの感動も無く、いえ凄い感動を狙ってるふうもなく、”実にいいねぇ〜これ!”というのを狙っているのか?と思ったりするんですが、ん〜〜〜好みの作品というのではないけど でも一度は観て こんなのか〜と楽しませてもらったという感じです。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.9.12より転記)