My Short Comment


 『犬神家の一族』を観ました。2006年のリメイク版です。流行っていたのにね〜1976年のも、その後の金田一シリーズも、2004年のテレビ版(監督、キャスティング別モノですけど)も観たことなくて、UKIUKIにとって初めての「犬神家〜」 初めての金田一耕助でした。なんかね〜、映画に限らずですけど 当たり前のようにみんなが知ってること・・まぁいいや〜って思ってしまうところありますワタシ(苦笑)
 30年の時を経て金田一耕助を演じているのが石坂浩二と変わってないんですね。他のキャストを見比べると、なるほど〜と少し時代の流れを感じます。市川崑監督で完全リメイクってことですし、原作があるのですから、内容はほとんど同じ?でしょうか、どちらもご覧になった方は、それでも比べて観る楽しみとか、どちらが好きとかってあるのかもわかりませんね。

 けっこう重くて残酷なこの物語、まあ大財閥の遺産相続という 自分とは全然関係ないところのお話っていうのもあるし、生々しげな死体が なんともリアリティのない感じにしてるのもいいですしね、俳優さんの演技もちょっと誇張した感じで、何といっても 金勘定してフケ落としてるうだつの上がらん男っぽい金田一が ひょうひょうとした態度で あれっ・・実は名探偵?!っていう雰囲気で、おもしろかった〜!と遠慮なく言えるというか、楽しめる作品になっているな〜と思いました。
 殺人事件の共犯って、殺した犯人が関知しないあのようなものもあるんですね。偶然が引き起こしたもの、計画的なもの、一連の事件の謎が全て解けてしまったら、あそこが解らん!といったモヤモヤ感が残るということもなく、けっこう単純でスッキリした結末なのも良かったです。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.5.29より転記)