My Short Comment


 『青いドレスの女』を観ました。失業中のイージー(デンゼル・ワシントン)に舞い込んできた仕事は、ある女性を探すこと。危うい気配を感じながらも引き受けたイージーは、市長選挙絡みの陰謀に巻き込まれていきます。やがて女性本人が彼の前に姿を現し、ある場所に同行してほしいと頼みます。イージーの行く先々で殺人事件が起こり、彼はそれらの容疑者にもなってしまいます。
 不利な状況に引きずり込まれていくイージーだけど、黒幕の大物にコンタクトをとることで 謎が徐々に解き明かされていくというサスペンス。淡々とした展開で落ち着いた感じ、メリハリがないとも言えるかな。終盤いろんなことが解決されていき、破滅を免れたイージーのなんとも明るいシーンでラストを迎えますが、”青いドレスの女”の背景に絡んでいたというか 物語の芯にあった人種差別については何も変わることがなかったという、そういう現実を描いた物語だったように思いました。イージーや彼の住む町の住人たちの明るさは、そういうのを呑み込んで堅実に働き またチャンスをものにして生きていくことで掴んでいる幸せなのかな〜。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.1.24より転記)