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 『ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・コマンダー』と『ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー』をTV録画して観ました。日本未公開作です。邦題にわざわざ主演俳優の名前が・・、つまりアクション映画をアピールしているらしいです。

 『ザ・コマンダー』は、東ヨーロッパの某国で反乱軍によるクーデターが勃発、鎮圧すべく派遣された米海軍副司令官サム・キーナンの活躍を描いています。 米国大使館に大統領を避難させたものの、大使館員のほか一般市民も加わり、わずかな海兵隊員と共に孤立します。
 アクションというよりは、銃撃シーンばかりという印象。脱出するか救援隊を待つかでもめて緊迫感をあおります。途中人質を取られて大統領との交換を要求されますが、人質救出を決行するところが見所だったかな。
 全体を通して、なんていうか いかにも!が満載です。ず〜っと前によく見かけた映画の感じ。それに、キーナンの彼女が人質にまでなってしまう。人質のなかに彼女がいなくても、あんなにリスクの高い救出劇をやってのけたのかな〜? ラストもお決まりって感じのキスシーン。あの状況下で・・って、現実にはありえないでしょう。ということで、あんな銃撃戦を世界のどこかでやっているのか・・などと いっさいリンクさせることなく、楽しめばいい映画だと思います。

 『ザ・ディフェンダー』 こちらの方が、アクション盛りだくさんでした。元軍人のフィリップが、かつて八百長試合を断った因縁でギャングに逆恨みされ 命を狙われる元ボクシング・チャンピオン ウェイン・バークレーの護衛をします。
 バークレーは引退後、さまざまな活動を通して健全な街づくりに貢献してきた善良な市民。人気のある有名人です。フィリップは、寡黙で 戦争後遺症の精神障害をかかえていて、でもプロ中のプロ。登場人物の雰囲気は違うのですが、重なる要素があれこれの「ボディーガード」を思い出しました。フィリップとバークレーの姉とは、これもお決まりの展開。二人のラストは、「ボディーガード」の方がよかったな〜。
 これ、前に観たことがあると気づいたんですが、なんと約30分も観たあたりでした。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.6.21より転記)