My Short Comment


 『イノセント・ラブ』を観ました。なんたって こんなコリン・ファレルを初めて観ました〜! 俳優さんとしての幅がこんなに広いとは知らなかったです。途中で髪を切るんですけど、短髪になると見た目いつもと変わらないふうになるんですけど、でも全く違うキャラクターがそこにいるんです。バイセクシュアルなこと以上に、精神的に自立していない人物なんです。

 次々家族を亡くして一人ぼっちになったボビー(大人になってから、コリン・ファレル)は親友ジョナサンの家庭へ身を寄せ、兄弟のように暮らします。でも二人は、一線を越えた関係を持っています。高校卒業後、ジョナサンはNYへ。数年後、ボビーもやって来て、同居人のクレアも交えて暮らすことに・・・。
 同姓、異性、そして家族、型にはまらない愛の形が描かれていきます。だからでしょうか、日本未公開作。観ていて心地よくないシーンも少しありますが、かといって 遊び半分とか、退廃的であるというのでもないんだと思います。寂しさがあって、友情があって、愛があって、ベビーが生まれて 新しい家族を築いていくのですが、クレアとしては葛藤が膨らんでいきます。
 三人とも生活力はありますが、ボビーは一人では生きられない人物。ボビーもジョナサンも、だから自分を変えたいというのではなく、そんな自分が そんな二人が ここに生きている!という描き方でした。 (〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜2008.7.3より転記)