黒澤映画を脚本そのままでリメイクしたと随分宣伝していた映画ですね。これまたテレビでやるなら 観よっかな〜と思いました。オリジナル版は観てませんので比べられませんし、これ観て脚本的に古めかしいとも思わず、カラーになって映像は違った印象になっているだろうって想像しちゃいますが、演出的にどう違ってるのかな〜と ちょっと興味はあります。

　どこからかやって来た仮の名を椿三十郎と名乗った浪人（織田裕二）が、藩の悪人どもの汚職を告発しようと決起するも いかにも力不足な正義感溢れる若侍たちに偶然関わって、彼らを救い また人質救出に知恵を貸して彼らを導き、彼らの思いを遂げさせようとします。さて一件落着の後、浪人は去っていくのでした。

　もっと渋いのを期待してたんですけど、まぁいいです。わりと軽くてユーモアがあって、これはこれで楽しめました。内容、展開が分かりやすいのも、気楽に楽しめます。それにしても 椿三十郎って強〜〜〜い！！
　彼は何者？ どこから来たの？ これほどの腕の持ち主がどうして？何を思って？このように生きているのか、彼の背景が全然分からなかったので気になります。そういうのも何気に思い巡らしてしまうような要素が チラッとあったりするような、そういうのが好きなんだけどな〜。（Comment2010.7.2）