Comment page 2008.9.19 renewal


My Short Comment

三国志
THREE KINGDOMS   (2008)


 戦国時代の時代劇のように、三国志も注目する人物や見る角度を変えればドラマはいっぱいなんでしょうね。三国志といえば「レッドクリフ」を観たくらいしか記憶にないUKIUKIは、今頃そんなことに気づきました。この作品では、蜀の趙雲(アンディ・ラウ)の生涯を描いていました。なので「三国志」ってタイトルはあんまり大雑把かも? せめてサブタイトルくらいつけないと。

 趙雲は人並みはずれて強い武将だったようですね。途中、なんかあらすじを追ってるような展開やな〜って印象でしたけど、後半は彼の生きざまを観てきたような気分になりました。彼が兄と慕った“平安”や曹操の孫娘曹嬰は映画オリジナルのキャラクターなんだそうで、主要人物なんですけどね。
 見た目の惨さはともかく 見応えある合戦シーンなんですけど、人と人とのかかわりや戦略だったり駆け引きだったりも やはり見どころなわけです。生涯名誉ある勝ち戦ばかりしてきた趙雲でさえ、祖国統一の夢が叶わず 約束した女性の元に戻れず最期を迎えることになって、なんとも切ないです。誰にとっても戦なんて所詮哀れなものだというのが、いちばんの感想です。 (Comment2010.3.19)