Comment page 2008.9.19 renewal


My Short Comment

フェイク シティ ある男のルール
STREET KINGS   (2008)


 LA市警の刑事トム・ラドロー(キアヌ・リーヴス)は、手段を選ばず、というか容疑者を撃ちまくってはボスのジャック・ワンダー(フォレスト・ウィッテカー)に尻拭いをさせてる問題警官です。彼なりに正義はあるのです! 悪い奴らを許せないんですよ。彼の場合それは分かるんです。でも自分のその強引なやり方とその事実を姑息に隠蔽するのは悪くないのか?!ってそういう常識概念は欠如しているし、それも彼だけじゃないという、いえ彼より悪徳で正義など感じられない欲のための腐敗ぶりが だんだん明かされていくわけで、そういう無法地帯なお話だと割り切って観ないと。。。ドンパチ多すぎ! お子ちゃまや健全な皆さまはご遠慮くださいねってな作品です。UKIUKIはキアヌ久しぶり〜と彼につられて観たわけで、それにここまでいくと、映画と割り切って楽しめますから・・・。

 トムはかつての相棒で今は犬猿の仲となってるワシントンを目の前で武装強盗に殺され、自分に疑惑が向けられそうな証拠は隠蔽したものの、そのままお蔵入りにしてしまえば自分の身に危険は及ばないのに、彼の魂は犯人を許せなくって どうしても捕まえたい。というわけで 勝手に捜査をしていくと、市警内部にはびこる闇を突くことに・・・。ついにトムが知る真実とは!?

 無軌道ぶり甚だしいけど 所々にトムの良心を感じさせるあたり、あっやっぱりメインキャラクターだもんね。ご丁寧に 囮捜査官を射殺してしまったトム。全ての黒幕も当然許せなかったトム。さすがに隠蔽するわけでもなく潔く通報したのに、トムに助けられる結果となった弱みを持つ上層部の決断に 笑ってしまいました。まっそういう世界のお話でしたけど。。。トムは目障りだけど必要な警官なんだって!!(Comment2010.4.10)