この作品、原作を読んであれこれ想像するところから楽しみました。そんな 今までのお喋りを転記して、それに続けて↓Comment↓を書きます。 |
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京都 雅野、文久三年(1863)の頃の物語、明治維新の5年前か〜。京都守護職の今津藩主 松平容保(かたもり)公(松平肥後守)配下(御預)の新徴浪士隊(壬生浪と呼ばれていた)には、芹沢鴨と近藤勇の二人の下にその出自により浪士らが組織され、やがて芹沢鴨の働きで新選組となったのだけど、芹沢の存在を危険視する松平肥後守の命令で 近藤側の浪士らが、芹沢鴨ら暗殺事件に至るのだ・・・と、ものすごく基本的なことから理解しつつ観ていました。
そしてこの作品では、輪違屋の糸里転進を中心に女性たちの目線で浪士らを見つめ、また女性たちとの関わりを通して浪士らをその人間味に迫って描くと共に、暗殺事件に巻き込まれていく女性たちの生きざまを描いていました。
なんだか、新選組の物語を裏側から見ちゃった感じ。表側を知らないのにな〜。彼らには描かれてこなかった本音の部分もあったのかもしれない、彼らだっていろんな思いに折り合いをつけて生きていたのかもしれない、それを乗り越えた表の顔がイメージになっているのではないかと、ふと思ってしまいました。物語のどこまでがはっきりと史実で、或いは諸説あるなかの史実で、また架空の人物や内容があるのかないのかどこなのかも分からないUKIUKIとしては、そんなことや今までのイメージはどうでもいいこととして、これ すごくおもしろかったです。そして、ガッツリ表側も、またこの後の土方も、このキャスティングで観たいな〜って気分。
原作の内容は 実はもうずいぶん忘れてしまったけど、その印象通りに女性も男性も登場人物それぞれの物語がすごく濃いな〜という、見応えのあるドラマでした。特に、土方歳三のことが好きでたまらなかった糸里や、平山五郎の女 吉栄、芹沢鴨の女 お梅、音羽太夫や屯所になっている家の女性たちも、それぞれにその個性や生き方がよく描かれていたと思います。そしてこの作品だから描かれたのだろう土方や平山や芹沢の姿や平間重助もですが 彼らの心情にも、思いを巡らせてしまいます。なので、いろいろ心に残ったことなど書き始めたのですが、その下書きがPCトラブルで消えちゃったので、もうこの際ほとんど省略ってことで、UKIUKIとしては物語を通して土方歳三を中心に観ているんですもの、こうなったら 土方は〜んに焦点を絞っちゃいます。
ほんとボサボサな髪も眼光も振る舞いも”狼”のように登場した土方歳三(伊藤英明)が、初対面の糸里(上戸彩)を何とも悲しげな眼差しで見つめました。兄と同じように澄んだきれいな目をしている彼女の目が、不自由だと見抜いたんですね。原作では、目が不自由な兄の人生の辛さのようなことも書いてあったような気がします。そんな兄への思いと重なったのでしょうか。また糸里は、初めて表面だけでなく自分自身を見つけてくれた人という感じでしょうか、困惑というか恥じらいというか可愛かったです。そして言葉を交わす二人を観て、このとき二人は惹かれ合ったと思いました。このときの土方には何の思惑もなく、気持ちそのままの優しさを感じました。 原作を読んだときは最後の最後まで心のどこかでずっと、お糸のことも彼の計算か・・・と不安をいだいていましたが、このドラマでは このあと土方が何をしても何と言われても、平山五郎(山本太郎)が吉栄(西原亜希)に「土方が女に惚れるなどということは、けしてない!」と言ってましたけどね、それでもお糸を愛しいと思う気持ちは本物なのだと信じて、観ていることができました。
また、糸里を可愛がってくれていた 輪違屋の音羽太夫(小田茜)が芹沢鴨(中村獅童)に斬られたあと、芹沢の家臣である勘定方 平間重助(温水洋一)が輪違屋に出向いて謝るのを土方が遮り、有無を言わさぬ理屈で 無礼打ちだったと言い放ったとき、それに反発しつつ悲しみにくれる糸里の肩にそっと手を置き 『すまぬ・・』と言う土方を観て、彼にも人としての感情はあるのだ、計算した対応の奥に 感情は隠しているのだと気づかされるのでした。
後編のシーンですが、土方が糸里に買ってやった眼鏡が出来上がったというので取りに行ったとき、 「・・・あんたはんは、なんでそんなに、私の胸の内をわかってくれはらしまへんのや。なんひとつ、わかってくれはらへんのや。」とお糸が言うのですが、『わかってるさ、全部わかってる!』と言った土方には、思いっきり胸がジ〜〜〜ンとなりました。ここ、すっごくお気に入り♪ 実際 土方の態度も糸里に求めたことも、糸里が言う通りに見えるんですけどね。土方のためなら命も体も投げ出したってかまわないと思う糸里の想いの強さと切なさを、ひしひしと感じたシーンの後なんですもの。でも土方はんにそう言ってもらって、気持ちのままにちょっと甘えたふうな可愛い糸里、そんなお糸に自分への気持ちを確かめずにはいられない土方、微笑ましいんだけど心がシクシクしちゃうのでした。
そんなふうに土方は、自分のお糸への気持ちや お糸からの気持ちを 意識しながらも、それを胸の奥に押し込んで、国の存亡を懸けて世を立て直すべく志の浪士として、また近藤勇(的場浩司)側の副長として、冷徹に事を進めて自分の役目を全うしていくなか、愛しい糸里をも駆け引きや目的達成の駒として使っていくというのもまた、土方という人物なんですね。それだけに、気持ちのままに優しくお糸に接するひとときが、糸里にだけでなく土方にとってもかけがえのないものなのだと思い、そんな二人の姿が眩しくて目に沁みます。ところがUKIUKIは、なんといっても土方の鋭い視線や時代劇ならではの凄みのあるお声がツボ〜☆ 感情に流されることなく振舞う冷血漢の恐〜い土方にもドッキドキ☆で シビレているのでございま〜す♪ また糸里も、初めて出会った時以来 土方はんのことが好きで好きで堪らなく、どんな冷酷な彼の姿を見てもその気持ちは変わらなかったですね。
土方にとって、眼鏡を作ってやることは、お糸に対して精一杯のしてやれることだったのかな〜。レンズを覗かせてやってるときの ほのぼのとした雰囲気がいいんですよね〜。
眼鏡を注文した帰り道で、いきなり『お糸は 俺のことが好きか?』と問うから お糸は素直に答えて・・・、とっても微笑ましいです。でも土方は、お糸が愛しいんだけど・・・感情と現実の折り合いをつけているような感じで ずっと歩いてるな〜って思いました。こういう繊細な感じが、堪んないな〜♪
国を立て直したら身を引いて百姓をするのが”俺の夢”だと言い、『人間には、それぞれの器というものがある。』と・・・、ん〜〜〜土方の器って そうなのか?? この頃の土方は、近藤勇は別格として 百姓出の侍としては結局せいぜいそんなところだという客観的な読みがあったのかとも思います。まだこのときは。。。
それからお糸が一生懸命自分のことを話しても、よそよそしい返事をして、お糸のこの先は意に介さずというふうにしています。でも かか(母)さまはお糸を産んですぐに亡くなったと聞いたときの、土方の 微かな表情の変化が素敵♪ お糸の身請けどころか、太夫上がりの旦那になることだってできないのだから、情にまかせて期待させたりしないのが、土方の優しさだと思いました。平山の優しさと対照的って思います。そして太夫上がりのしきたりについても、人ごとのような受け答えなんですね。
お糸は怒って、芹沢を斬ればいい!と危ない発言。一瞬お糸に向けた厳しい表情も素敵☆ 芹沢と近藤の力関係には慎重になっているでしょうしね。 糸里にとっては音羽太夫の敵討ちと共に、「芹沢を切って思い通りにすればいい」と・・・、浪士隊内の力関係に重ねて、土方の自分に対する期待もあったような気がします。土方のことですから、その心も読んだとは思います。
局中法度を芹沢のところに行って示すときの凛々しさったら! 腹から声を出して、目ヂカラありまくり☆ 『・・・芹沢さんは本物の武士だ。いくら百姓が決めた法度でも、士道には背かん。』とは、彼はいつだって理屈でねじ伏せるね!
ところで、物語を通して 土方は自分が百姓出の侍であることを意識しています。近藤勇側はそうなんですね。彼らが侍になった経緯が、たしか原作には書いてありました。一方芹沢鴨側は代々続いてきた武家の出。でも近藤、土方ほか それぞれに、実力で今 ここにいる。土方の場合、武道と共に策略家で交渉術に長けている部分で、他に代わる者がいないようです。芹沢鴨側は武道に優れつつもけっこうワケありで ここにいる者たちなのかな。それで土方が勝手に百姓出を意識しているだけでなく、芹沢が「どん百姓が!」と呼び捨てたり、新見錦(山田純大)ら他の者も確か言ってたし、やはり差別意識が存在しているのでしょうけど、そんな芹沢にだって このときや腹を切れと言われたときなども理屈では一歩も引かない!というのが、かっこいい☆
芹沢は酒乱で何をしでかすか分からないどうしようもない人物のようでいて、お梅(中嶋朋子)とのやり取りや 彼女の目を通して、人間味のある描き方もされていました。
蛮行であるように見られた大和屋焼き討ちも、実は会津の重役の密命でしたことと彼は言い、輪違屋女将のよし乃(古手川祐子)によると音羽太夫を斬ったのにも裏があったようで、彼は彼なりに忠義を尽くしていたのに、焼き討ちだけのことでなく 長州とのかね合いで彼の存在が危険視されるのだと、後のシーンで土方の解釈に そうなのか〜と頷くしかありませんでした。
守護職松平肥後守に 呼び出された近藤、土方、ほか5名(だったかな?)の お城行きお着替えシーン。 手伝いに来た お糸と吉栄の前で、羽織っていた着物を脱いじゃった土方はん、いい体してるわ〜☆な〜んて、ちょっと戯けてたりもしたしね、でも土方像としてどうなん? まさかファンサービスでもあるまいし・・とも一瞬思ったけど、すぐに これはわざとしてるんだな〜と思いました。自分たちも、何故呼ばれて行くのかわからない状況であり、もしかしたら切腹させられるのか? みたいなこと原作に書いてあったような気がします。でもとにかく 芹沢側には何事も無さそうな感じに出かけなければならない。そのためにはお糸や吉栄にも、深刻な感じを与えてはいけないと考えたんだと思います。土方は、なんたって頭が良くて策略に長けた人物のはず、それで着物脱いで フンドシいっちょ!!の小芝居をしちゃったのでしょう(笑)
お城で松平公を待つ間、近藤が土方のこと「歳さん、」と呼んだのが、なんかとっても耳に残りました。暗殺直前に他の浪士にも呼ばれてましたけどね。そして「(この呼び出しは)何の用だろ?」土方でも『わかりません。』か〜。「なぜ芹沢を呼ばぬのかね。浪士組には、もう俺たちは必要ないということなのかね?」緊張感〜! そしたら松平公が登場して開口一番「芹沢を斬れ!」おぉ〜いよいよや〜!って思いました。
ところで土方は、何のためらいもなく人を斬ったり、目の前の出来事に臨機応変に対処する頭の良さもあり、策略家としてかなりの才能を発揮して認められているふうでもありますね。確かに恐ろしい人なんだと思います。そんな彼がお糸を愛しく思い、またお糸に安らぎを求める思いを見せるところなんて、それもまた確かに土方自身で、素敵で堪りません。
『誰彼なしに喧嘩売りそうな気分』を和らげようと、『お前の顔を見たら心が晴れる』と、お糸を呼んだ土方が、本音を語るところがすごく印象に残りました。
『芹沢を斬るつもりでいたら、よりによって芹沢に新撰組という隊名を・・・これで益々、芹沢の力が強くなる。俺は芹沢が恐ろしい。芹沢鴨は、ほんとの武士だ。剣の腕なら、俺だって。だが おっかねえ。(頭を抱えてるよ)それが侍っていうやつさ。芹沢の体には、何百年も昔から侍の血が流れていて、勇さんや俺は、どこまで辿ったところで多摩の百姓なんだ。あの男は、鉄の壁みたいな気がする。』
そんなふうに思っているなんて・・・!!
「少し、お休みなしたら。」
『膝枕だけじゃ、すまなくなる。』(←キュ〜ン♪としちゃう瞳☆)と言いつつ、お糸が「かましまへん。」と言っても、手を出さないんですよね〜。。。だからこの後、芹沢の出した踏み絵を いとも簡単に踏んだように見せて、それが土方らしさでありながらも、心の奥は痛んでいると思うのです。
土方がその”おっかねえ、鉄の壁のような”芹沢に呼ばれて「末路の酒だ。心して飲め。」「腹を切れ!」と迫られたとき、落ち着いて言い返しましたね! 貫禄ある〜!! 渋〜い!!!
「冗談だ。・・・輪違屋の糸里のことよ。《土方:そう来たか・・というふうに、一呼吸》 重助が糸里に惚れた。《土方:聞いた瞬間の、微かな含み笑い『それで?』》 貴公は糸里と親しい。この戯けの想いを叶えてやってくれ。」
『わかりました! 輪違屋の糸里と、平間様を、お引き合わせ致す。』
こわ〜〜〜い お顔、緊張感のある駆け引きってツボ☆です。
芹沢の踏み絵に担ぎ出されて取り乱す平間に、 『これは、芹沢局長の君に対するお情けなのだ。受けねばならぬ。』と物言いは静かだけど厳しく重く、『芹沢局長のお気持ちを、無にするつもりか!』と凄い威圧感☆ その言葉の刃は 自分の心にも突き刺しているように思いました。この叫ぶわけではなく声は落としてもメリハリのある物言いと睨みの鋭さが最高☆ ここ、むちゃくちゃお気に入りです♪ ここまでの一連のシーンは、土方を生き抜く伊藤英明に感動!!のUKIUKIなのでした。
愛しいお糸を、身じろぎひとつせずに顔色ひとつ変えないで差し出しても、内心では苛立ってるのかどうなのか・・・、往来で人を斬っては、返り血を浴びても何の動揺もなく、また長州のスパイらしき者に口を割らそうと残酷なことをしています。ここの原作での描写は、もっとかなり酷かったです。
そして早速、お糸を昼餉の席に招き、芹沢ばかりか土方も、平間の想いを受けてくれるようにと 冷たく言ってのける。それでいて、お糸と二人きりになったら、いたたまれなくなって席を立って行った土方に、彼の苦しさが表れていました。お糸が、こんな辛い話を受け入れたのが凄い!! 土方のためだっていうのは わかるけど、それより糸里の語る自分にとっての気持ちが 心に浸みました。
糸里は、覚悟を決めてやり遂げなくては 土方がこの駆け引きに勝ったことにはならないということがよく解っているのでしょう。それでも堪らない気持ちなのを 必死になって土方はんを思い浮かべることで紛らわせて 平間に抱かれようとするのが、あまりに切なくて 観る度に涙が込み上げてきます。
芹沢と近藤が酒を酌み交わし、”土方が解らん”という話に・・・芹沢は腹を割って話しているようでいて、近藤も共感し合ってるふうでいて、そこに新見錦(山田純大)が加わってあからさまになってしまいますが、探り合い しのぎ合い・・・近藤もまたその立場での駆け引きをしている渋〜い雰囲気が好きです。彼はいつだって、そうそうお着替えシーンでも 一人準備を整えて静かに座り、この後の新見錦切腹の後も 酒の席でも 芹沢に不信感を持たさないようにと振るまい、彼の立場と独特の雰囲気で存在感があります。
上でも書きましたが、出来上がった眼鏡を取りに行ったとき、糸里は拗ねたようにしつつも可愛らしく、土方は何事もなかったふうで すまなかったとも言わず、でもお糸の胸の内は『わかってるさ、全部わかってる!』というその一言に彼の心情の全てが含まれていると感じさせてくれる土方、いえ伊藤英明の演技が絶妙☆です。その帰り道の二人のやりとりでは あ〜このときのお糸が土方は愛しくて堪らないんだ〜♪と思いつつ、それぞれに想い合う気持ちを感じて見入っています。とっても素敵なんだけど、なぜか胸の痛むシーンです。
いよいよ芹沢ら暗殺の段取りをする土方が、お糸に『お前は俺が好きか?』と改めて問いました。でもこのときは、同じ言葉でも前とは違う、策略家としての言葉に聞こえました。そして芹沢と平山の酒に、眠り薬を入れろと言うのです。
芹沢ら暗殺には、会津藩の思惑と同時に、近藤や土方らにとっては『芹沢を斬ったら、武州出身の百姓たちが本物の侍になる。』という意味があり、また糸里にとっては音羽太夫の敵討ちということです。
それに先立ち 水戸藩本陣に捕らえられた新見を連れ戻し、切腹させるというシーンの土方も、揺らぐことのない冷徹さが充満していて、ドッキドキ☆
いよいよ明日の晩だと糸里に告げに来た土方が、吉栄にも承知させたという話をするときの怖さはまた他とは違った感じでした。目的のためには女の弱みにもつけ込むというのは、でも吉栄の現実と本心を見据えた取り引きで、土方らしいと言うべきなのでしょう。
しかし、ふたを開けてみれば糸里は、平山を亡くす吉栄とお腹の子のことを思い、音羽太夫の言葉「糸、だあれも恨むのやない。ご恩だけ、胸に刻め・・」が蘇って、そして お勝の思いも感じてか・・・眠り薬を仕込むことができなかった。それでも土方は『お糸、これでしっぽを巻いたら、俺はただの百姓だ!』と、また他にも予定外の状況がありながらも 暗殺を決行するのでした。
そして、初めて躊躇する土方の姿を見ました。非情な土方が、お糸と吉栄を斬れなかったのです。いえそもそも土方はお糸を斬ろうとしたのか、それとも吉栄だけを斬ろうとしたのか、二人ともなのか、それは予定していたことなのか、裏切られたからか、成り行きなのか・・・。とにかく構えた刀を、土方は下ろした。糸里が土方に投げつけた言葉は、彼への想いとは別次元の、女としての訴えに聞こえました。
事が終わり、土方の心は内なる想いに揺さぶられ、ついに お糸と共に生きたいと伝えるのでした。しかしそのようなことができるのでしょうか? 糸里の身請けなどできるわけもなさそうなのに、でも松平公が糸里に雅野を離れ土方と夫婦になるのかと問うたくらいだから、吉栄のことを考えれば 土方のこと、松平公に掛け合えばなんとかなるものなのか・・・。しかし、糸里の方はもうきっぱりと太夫の道を生きることを決意していたのでした。
「私は、私にしかできひん生き方をしますさかいに、土方さんも そうおしなませ。」
「あんたはんは立派なお侍や。夢追おておくれやす。」
『夢か・・・桜木太夫、俺は眼鏡をかけたお前が、ほんとうに愛おしかった。』土方の涙。。。
伊藤英明でなければ、演じられない土方歳三を堪能しました。そして、このことを乗り越えた土方の、この後の生きざまを観たいものだと思うのでした。