恋を何年休んでますか スペシャル <TVM> (2002)


 有子(小泉今日子)は夫のもとに戻り1からやり直すと決心し、まゆみ(飯島直子)はいっちゃん(:いちろう)と結婚式を挙げ、咲子(黒木瞳)は沢村(伊藤英明)と、まあドラマということでロマンチックだしステキに見えちゃうと許してしまった不倫の挙句の逃避行。幸せの形は人それぞれ。。。その続編です。

 有子は夫の理解を得てフルタイムで働き始め、まゆみのいっちゃんは売れっ子俳優になってるし、電話の向こうの咲子の声も・・・、みんなそれぞれの幸せを歩んでいるって感じに始まりました。
 まゆみは舞台の追加公演で行けなくなったいっちゃんの代わりに有子を強引に誘ってニューヨークに、向こうでボストンの咲子を訪ねようということになりました。彼女たちは旅の道ずれ男性2人と意気投合し楽しく食事などしています。
 あれれ〜、咲子の様子がおかしいよ・・・。ひろしさん(沢村)がずいぶん荒れています。
ひろし「うるさいな。少しほっといてくれよ。」「何?」
咲子「大学、やめたってほんと?」「どうしてそんな勝手なことするの?」「ねぇ、ひろしさん」
ひろし「やめてくれよ!いちいち。甘かったんだよ、俺たち。仕事も金もなく、こんなところで二人で暮らそうなんて。MBA(の資格)取るなんて、そんなに簡単なことじゃないんだ。」
咲子「でも、今までずーっと頑張ってきたじゃない。」「これからだって二人で、あたし、あたしね、もっと仕事増やしたっていいの。ねっ!」
ひろし「いつまで夢みたいなこと言ってれば気が済むの。も帰ったら日本に。離婚だって、まだしてないんだし。日本に帰って、また元の奥さんに戻ったら。その方がきっと」ピシッ★(咲子のビンタ)
 絵に描いたような好青年だったのが・・・、見た目もずいぶんな姿です。でもこのギャップが見応えアリ♪

 ”恋はいつかは必ず終わるもの”なのでしょうか。。。

 有子は夫が単身赴任を決意し、旅の男性に1日だけの恋人を頼まれたりして・・・。でも、自立した女性であることにこだわるより、「あなたや子どもたちを犠牲にしてまで・・・今はもっと大切なことがあるのでは。」と思えてきて、 家族で過ごす時間は平凡だけどかけがえのないものと気づいていくのでした。
 まゆみはラグビー選手の人生が終わろうとしている旅の男性(:だいすけ)がほっとけなくて、やがて好きでたまらなくなってしまう。”一夜の過ち”を後悔し自分を許せない気持ちから、いっちゃんとの終わりを考えます。でもやり直せそう。いっちゃんにはやっぱりまゆみがいちばんなんだもの。
 ひろしと別れて日本に戻って来た咲子。夫のところではなく実家に帰ることを決意し電車に乗った咲子を、追いかけてきたひろし。
ひろし「この電車だって聞いて・・・。一緒に帰ろ。」
咲子「やっと決めたのに。」
ひろし「ゴメン。辛い思いさせて。去年のクリスマス、咲子さんが空港まで来てくれた日のこと、絶対にあなたを幸せにしようって、それだけじゃない、出会った日から、今までのこと全部、咲子さんがいない間、考えない日はなかった。仕事、見つけたんだ。小さな会社だけど。もう一度、一緒にいてくれる?」
 二人でアメリカに戻ってるね。路上で「行って来ます」のチュッ☆が、ス・テ・キ♪
 有子やまゆみは何となく納まるところに納まっていった感じ。っで、あれれ〜おかしいなUKIUKIどうした!? 不倫なのに・・・ひろしと咲子がこうなることを願っていたような気がする。まあいっか〜、ドラマですもんね(笑)