女子アナ。 <TV> (2001)


 新人女子アナが、さまざまな体験や人との関わりを通して失敗を繰り返しながら 成長する姿を描いています。
 大月真琴(水野美紀)は、明るくおっちょこちょいで何をしても失敗ばかりだけど憎めません。
 香山万里子(ともさかりえ)は、常に私情を挟まず冷静に報道しようとするあまり冷たい態度が目立ち、周囲とも馴染みにくい様子ですが、実は有名な報道写真家の父を嫌い彼を越えようとしているのでした。
 藤島みどり(佐藤藍子)は、スポーツ選手と出会って寿退社をするのが夢なんです。

 伊藤英明は先輩アナの堀田航冶で、これはまさしくカッコ良くって素敵な役でした。
 彼は新人でもベテランでもないけど人気はNo.1、でもそんなことに甘えることなく日々努力を積み重ねて自信と責任感もそれなりに持てるようになっているけど、女性キャスターのホスト役に見られていることに焦りを感じています。5年間原稿を読むだけでは物足りなくなってきたので、積極的に意見を言ってもなかなか取り上げてもらえないのですが、それでも自分で道を切り開こうとしているのがいいですね。自ら企画を提案し、現場にも出ていこうとします。
 でも彼が素敵なのはそれだけではありません。もぉ〜〜〜理想の先輩なのー。女子アナたちに目を配り、なぐさめたり力づけたりしてくれる。言葉はぶっきらぼうだったりするんだけど、心はあったかいって分かります。肝心なことはきちんと言葉に出してアドバイスしたり怒ったり、庇ってくれたりもする。・・・あんなふうにされたら、恋してしまって、仕事も手につかなくなりそう。でもさすが女子アナたちは、仕事を放り出したりはしませんね。堀田も彼女たちに女子アナとして成長していくことを応援しているのですものね。彼氏にフラれた大月が、堀田のことを先輩以上の気持ちで見るようになったのはいつの頃かなあ(いつかリピートしたい)。香山なんて、仕事に男は邪魔なはずだったのに・・・。