ジャンヌ・ダルク <舞台>(2010)


◆はじめに・・・

 ちゃんとした劇場(公民館とかではなくってね〜)での舞台鑑賞なんて、自分とは別世界だと思ってました。ガマザリのDVDを観て、生で観たかった〜!とは思いましたが、それが現実になるとは思ってもみなかったのはどうしてかなぁ。。。伊藤さんがジャンヌ・ダルクの舞台に出演されると知って、嬉しさより先に、え〜っ?!どんなの?どんな役?シャルル7世って?どうしよう・・観たいけど、どこで?行けるかなぁ?チケットどうやって取るの?と???だらけでした。
 そして今、何度かその舞台に足を運び、シャルル様に魅せられています♪ 伊藤さんは またUKIUKIを新しい世界に導いてくださいました。

 映像の中ではなく、同じ空間で伊藤さんに何度かお逢い(← 一方的ですがUKIUKIの気分はね〜)してきました。映画の舞台挨拶や信長まつりっていうのもありました。もう本当に すっごく素敵☆ そういうときって、お仕事モードではありますよね。(ボランティアでも・・。だからその様子を こちらで書いたりさせていただいてます。)そして そこにいらっしゃったのは役に入ってない伊藤さん。かっこよくて 美しくて 生のお声も大好き、お人柄も垣間見られて あたたかい気持ちにさせていただき、嬉しくって幸せ〜なひとときでした。
 でもUKIUKIは、役を生きていらっしゃる完全お仕事モードの伊藤さんも 拝見したいな〜って思いがありました。だって、俳優 伊藤英明の魅力にハマッタ!!というのが、UKIUKIが伊藤さんファンであることの原点ですから。

 舞台というのは、このUKIUKIの願いを叶えてくれる空間でした。内心すごい感激と興奮がUKIUKIのなかに湧き上がってきますが、周りの迷惑にならないようグッと抑えてジッと見つめています。作品も伊藤さんならではと思えるシャルル7世も、何度観ても観る度に新鮮でドキドキ☆ 心に響いて熱くさせてくれてます。そんな感動を言葉にするのは難しくって、ちゃんとまとめて書くのも難しいから、その時々で 思いついたことを書くことにして、〜ちょこっとお喋り〜したことなども ここに集めて、↓Comment↓ に代えます。何をどう書いてても言い尽くせていないし、どうしても、伊藤さん照準になってしまうのはいつものことです。(2010.12.18)


東京公演(2010.11.30〜12.19) 赤坂ACTシアター
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2010.12.14 昼&夜公演W観劇して・・・へskip ↓  
2010.12.19 千秋楽観劇して・・・へskip ↓  

大阪公演(2010.12.24〜12.28) 梅田芸術劇場 メインホール
2010.12.28 千秋楽 昼&夜公演W観劇して・・・へskip ↓  





【 主な登場人物 (キャスト) 】
 ジャンヌ・ダルク (堀北真希)
 シャルル7世 (伊藤英明)
 傭兵ケヴィン (石黒英雄)
 ベッドフォード公 (山口馬木也)
 マリー・ダンジョー(柴本幸)
 アランソン公(塩谷瞬)
 幻影の少年(高杉真宙)
 クルパン (青木健)
 タルボット (上杉祥三)
 ラ・イール (春海四方)
 傭兵レイモン (田山涼成)
 コーション司教 (六平直政)
 ヨランド・ダラゴン (浅野温子)
 ラ・トレムイユ卿 (西岡徳馬)





東京公演(2010.11.30〜12.19) 赤坂ACTシアター
◆2010.11.30 初日観劇して・・・

◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月1日より転記 そして一部追記編集
昨日、ジャンヌの初日、観てきました〜!!
ジャンヌ・ダルクの物語であると同時に、シャルル7世の物語としても見応えありました。
シャルルの心の動きがすごく伝わってきて 感動☆しました。

シャルルは実の母に裏切られ捨てられたという心の痛みを抱えているし、周囲のさまざまな思惑に翻弄されていたところに、ジャンヌの出現! それで正式なフランス王になって、心境の変化もあって、でも心は孤独で晴れません。
いろいろ思い悩んだり、或いは猜疑心にかられて苛立つシャルルの心情は、心に響きました。シャルルの表情や口調や姿全体から、なんかこう伝わってくるんです。こういうの、堪りません〜♪

歴史的な部分の説明も随所に入っていたし、オリジナルの新解釈は、物語を分かりやすくしてくれていると思いました。
舞台の話が出てきたときにネットでいくつかジャンヌ・ダルクの生涯について読みました。どうしてジャンヌが神の声を聞いたのかは、UKIUKIには今もって理解できなくて思い込みとしか思えないのはしかたがないんですけど、それはまぁジャンヌとしては本当に聞いたんでしょう。それより どうしてシャルルが捕虜になったジャンヌを救おうとしなかったのかが、UKIUKIにとっては最大の謎だったんですけど、個人的な感情だけで救うとか救わないとかでなく その背景がよく分かりました。そして この作品が核にもってきたジャンヌの”秘密”は、殺伐とした物語で シャルルや周囲の人物を描いていくうえで、彼らの人物像の中にも愛や優しさが込められていくというのが、とっても良かったです。
またそれは、火刑台のジャンヌの意志にも繋がりましたよね。その辺りの描き方が、そこだけちょっと物足りなかったような気がしました。(←そのときはね・・お恥ずかしい・・→)UKIUKIの消化不足なんでしょうけど 後のほうを観て逆上って理解したというか、見た目も赤いライトの中にジャンヌを浮かび上がらせるくらいのことは一瞬でもしたらいいのに・・とか。(←そのときは背面の炎の影が見えなかった・・見てなかったんだと思います。)

ところで、UKIUKIのツボはですねぇ〜・・・ シャルルが妻マリーとキスをしたときに、背中にまわした手が絶妙にセクシーで、ドッキドキ☆しちゃいましたぁ〜ウフッ♪
また、傭兵ケヴィンの胸ぐらを掴み起こして投げつけるところ、ケヴィンの体重をまるっきり持ち上げての力強さと、 腹から出てくる 怒りをぶつける声のすごい迫力に、おぉー!!と声が出そうになりました。かっこい〜〜〜ぃ☆

っで、気を取り直して・・・
最後に シャルルはものすごく凛々しくなって、かっこよかったで〜す♪

戦闘シーンは凄かった〜!! そこにシャルルが登場していないって〜のが寂しいって言うか、あっでもそれでいいんですけど(笑) エキストラさん100人もいらしたんですね。
いたってシンプルなセットなのに、人間模様だったり、セットの枠を超えた大きなお芝居だったりを、楽しむことができました。
いろんなことが頭ん中ぐるぐるしてるけど、まぁ今は このへんで・・・







◆2010.12.2 観劇して・・・

◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月2日より転記 そして一部追記編集
昨日の朝 初日から帰ってきて、今日また 母を誘って シャルルに逢ってきました。幸せ〜♪ ジャンヌ・ダルクについて予備知識のなかった母ですが、楽しめたようです。よかった〜!

なんたって、ラストのシャルルはすごく王の貫禄オーラを放っていて、やっぱりすんごく素敵でした☆ 今回はオペラグラスを持っていって、時々覗いてました。ラストの表情には、もう本当に惚レボレです♪ それまでとは全く違いました〜 凄い☆ ずっと自分は何者なのか、どうあるべきかと悩み続けていたシャルルが、ジャンヌの魂に報いる『今から・・』を生きると決意をして、名実ともにフランス王になったと思いました。その後シャルルは勝利王と呼ばれるようになったとか・・ 納得できます!

初日はK列左ブロック、かなり舞台が近くて嬉しかったです。今回はR列右ブロック、舞台はやや遠くなりましたけど、視野が広くなって よく見えるようになったところがありました。
前は並んだ人物の向こうで見えなかった戴冠式が、今回は見えました。
戦闘シーンは、観客席の兵士たちが間近で臨場感がありました。戦闘エリアがより おっきくなった感がありました。
ジャンヌ火刑のところ、そんなに赤くはなかったけど バックにはジャンヌを包むように炎の影が映っていました。前は何も映ってなかったと思うんですけど、え〜あれを見おとしてたのかなぁ? それにUKIUKI勝手にその前の牢獄シーンから え〜どうして〜と思い巡らせていたことがあって集中してなかったのか?ジャンヌのセリフもはっきり聞こえなくて消化不良だったけど、今回は前のシーンそのままを受け入れられたし セリフも聞き取れたのでスッキリしました。

そうそう、初日のツボだったところは オメメ全開で観てました〜。ちょっと仕草に変化があったと思います。観る角度が違ってたのもあるでしょうし、やっぱり 舞台は生きモノや〜と納得!!
マリーのキスを受けるシャルル、ちょっと今回は そっけない感じを出してたかな。まぁそのあと口をぬぐってしまうのは 前もありましたけど・・。
また、シャルルが傭兵の胸ぐらを掴み起こして投げつけるところ、前の激しさを少し抑えていたように感じました。観てる位置が 遠くなったからかな〜って気もします。それでも その前後、彼の心の動きに観入ってしまいます。

そして、ジャンヌの秘密をシャルルは知っていた!!というのを 今回は意識して観てたらまた、奥深いですね〜!!


◇(掲示板) 投稿者:UKIUKI 投稿日:2010年12月 2日(木)22時51分49秒 より一部転記
シャルルに逢ってきました♪
もうすっかり あの髪型はUKIUKIの目に馴染んじゃいました(笑)
あんなにイメージの大きい大輔の気配が感じられない シャルルに感激しちゃいます☆


◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月3日より一部転記 そして一部編集
伊藤さんは 受賞(ラス猿に第23回日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎賞)の一報を 1日にジャンヌの稽古中に聞かれたそうですね。公演しながらも、稽古は継続されてるんですね。日々修正を重ねて進化していってる!ってことでしょうか。できれば毎日でもシャルルに逢いに行きたい!って気分やわ〜。。。先日まで大輔を観てて間もないのに、大輔の気配を感じることなく シャルルに観入ってしまいます。それがまたUKIUKIは嬉しくて、感激☆しちゃうんです。


◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月7日より一部転記 そして一部追記編集
今日はラス猿関連の番組で作ったDVDやHDDの整理などしていました。そうこうしながら、シャルル様のことジャンヌ舞台のことも あれこれ頭の中をグルグル過ぎるんですよね〜。
たとえば シャルル王とマリー王妃って・・・

マリーは母のヨランドと共に 自らの身かわいさでアンジュー家の安泰を願って シャルルを担ぎ上げているだけというのではなくって、シャルルを支えている気持ちのなかには愛情も存在してるって思えるんです。(ヨランドだって、相当割り切った思考をする人物だけど 情も持ち合わせた人物ですよね。)マリーを観ていて、UKIUKIは寿都子を思い出しちゃった。。。梯二郎はもう寿都子の気持ちには心を閉ざしてしまっていたけど、シャルルはどうかな〜って すごくそこんとこ注目しちゃってたの。シャルルは自らの立場に満たされない思いや それを招いた生母イザボーから受けた心の傷に悩みつつ、マリーたちへの苛立ちもあるわけだけど、それでもマリーとの間には それなりに愛もあると感じていて 心をすっかり閉ざしてはいないようなところが、なんかとってもいいな〜って嬉しいです♪ きつい言葉や捻くれたような言葉をマリーに投げかけたりしてるけど、例えば他の登場人物がセリフを言っててそちらにライトや注目がいってる時に シャルルとマリーがそっと寄り添ったりしている姿に 心が癒されます♪ そういうライトの中心から外れた部分の積み重ねで、彼らの人物像がより深く描かれているような気がしました。

まぁそれに、ジャンヌの秘密絡みで あれこれグルグルしだすと、なかなか言葉にまとまりませんし。。。
そうそう、シャルル7世という役を取っ払って もし伊藤さんが戦闘シーンに登場したら、どんなにカッコイイだろうとそのお姿を妄想したり・・も楽しいです(笑) 余分なことを・・・。








◆2010.12.14 観劇して・・・

◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月15日より一部転記
とにかく待ちに待ってました、最前列鑑賞!! でも終わってしまうのも寂しいな〜って思ってました。今、感激と興奮(表面的には周りの迷惑にならないよう平静を装ってましたよ〜)で見つめていたシャルル様の余韻に浸りながら、それを実感してます。
今日は日常をバタバタしながらも 意識はここにあらずって感じに一日中ボォ〜〜〜っとして、なんかやってることとは関係なく 昨日逢ったシャルル様を思い出しては、最高に幸せ〜☆な気分と涙が・・・。なんなんでしょうコレ。。。(笑)


◇(掲示板) 投稿者:UKIUKI 投稿日:2010年12月15日(水)16時22分8秒より一部転記 そして一部編集
私、昨日の感激と興奮とそして睡眠不足で・・・
夜行バスで帰ってきたんですけど、とたんに日常が待ち受けているし、
いまだ頭がボ〜〜〜ッとしてて、あの現実だけは・・・
もう二度とないかもしれない一生の思い出☆・・・心の中に刻み込んでいます。
とても言葉では言い表せない・・・私ほんとダメなんです。。。
たぶんそのうち、感想みたいなのはいつものように書くと思うけど、
なんかあの感覚は、言葉にできない・・言葉にするとなんか違うんです。。。

・・・・・ いつものように一方的に見つめてただけですけど、それでも幸せ〜☆
そしてUKIUKIはしばらく、このホンワカ気分に浸りますね〜〜〜。


◇では 改めまして・・・

 3回目のジャンヌ・ダルク観劇です。もちろん舞台が楽しみなんですけど、英友さんとご一緒したりお会いしたりも楽しみで出かけてます。でもこのときは、舞台以外の予定(約束とか・・)は何もなく出かけました。偶然お会いした方がいらして、とっても嬉しかったです。また、同じ舞台(昼公演)観てましたってメールいただいて、感激を分かち合うやりとりができたことも嬉しかったです。でも、あとはずっと一人行動の観劇でした。この日は、舞台だけにどっぷり浸ろうと、何もかも忘れてシャルル7世を堪能しようと思ってたんです。しかも、昼と夜のW観劇です。昼公演は2日とほとんど同じ位置で右通路沿い、夜公演はなんと最前列中央より少し右寄りでした。

 昼公演を観始めたときに、あっ今日はまた新鮮! おもしろい〜!!って思いました。昼と夜も微妙に違った印象のところがあったり、だいいち席が違うと観え方も違うし、作品とシャルル7世を堪能して感激しまくりでした!!!

 感動の余韻が大きくて、幸せ感に浸っています。でもうまく言葉にできないもどかしさ。。。いつものことですが人さまに読んでいただくには非常に物足りないComment、それでも 自分がずっと後に読んだとき、このときの記憶や 言葉にならないこの感情だったり感覚だったりを呼び戻せたりはするかな〜と、これ書いてます。


 昼公演、始まりました。2日とほとんど同じ位置から観ているのに、なんか感じが違います。会場全体にエネルギーが充満している! すごいパワーアップしてる感があります!! それぞれの演者さんたちがより流暢になって役がこなれたみたいというか、躍動感もさらに大きくなった感じ。

 戦闘シーンのスピード感や殺陣の身のこなしも大きくなった印象で、特にオルレアンの戦いなどすごい迫力でした。絵になってましたしね〜! ジャンヌの存在感も大きくなった印象でした。客席通路も使っての演出で兵士が行き来しますが、前よりいっそう 一人ひとりの気迫が恐いくらいで、会場全体が舞台になってる! 通路沿いだったのもあると思いますけど自分も戦いの場に居る!という感覚を持ちました。この壮大なスケール感は、夜公演の最前列よりずっと強く味わえました。

 でも逆に、最前列の間近で観た主要人物の戦闘シーンは、遠目では分からなかったアクションの細かい動きがよくみえて凄い!凄い! キャストの皆さんの顔が首が汗まみれになっていくのも今まで気づかなかったし、観ているこちらまで力が入ってきます。堀北真希ちゃん、こんなに華奢な身体やったんね〜、このパワーはどこから出てくるの? お顔もすごくちっちゃくて可愛いのに、ジャンヌの強さがみなぎっています。斬られ役の兵士たちが勢い余って舞台から落ちないかと思うほど、近くは近くの臨場感や迫力があります。兵士に矢が刺さる仕組みも見えちゃった。なので昼公演の席では味わえなかった おもしろさがありました。

 さて一方 宮廷シーンなどでドラマが展開していくシーンだって、昼公演に遠目で観ても 登場人物たちの個性がより強くなった印象がしましたし、夜の最前列ではもう、役としても役者さんとしても魂と魂のぶつかり合いや寄り添い合いといったエネルギーが 直接的にUKIUKIの心の分子を揺さぶり発熱させてくる感じで、言葉で言い尽くせない感動☆がありました。


 でもまぁ、シャルル様照準でいくつか・・・

 毎回おんなじ〜って思うところや、そうでもないところがありますね。
 前者は例えば 今まで3回のうち2回しか見えなかったけど 戴冠式は形式ばったものでもあり同じ型でピシッと執り行われてましたね。戴冠式のシャルルは、所作がとっても綺麗やったわ〜☆ 衣装もこのときは明度が違う感じで豪華で素敵です。そしてなにより シャルル7世として正式なフランス国王になったと宣言するときの引き締まった表情と力強い口調が、立派な王様になる素質を感じさせてくれました。ドッキドキ〜☆
 また多くのポイントで 観る度にけっこう微妙に仕草や声の抑揚が違ってたりするのは、その瞬間のシャルルの根底にある心情はおさえていても、その時々の伊藤さんが生の感情でシャルルを生きていらっしゃるからなのでしょう。こだわるようですけど、マリーとのキスシーンなんて毎回違いますもん(笑) ラ・トレムイユ卿にイザボーの 話を聞かされていくうちに堪らない感情になってくるところなんかも UKIUKI何気に大好きなところで、毎回新鮮です。これって、舞台の醍醐味やわ〜!!って思います。そしてシャルルの居た堪れない感や 苦渋の思いや、苛立ちの感情も、繊細な表情や仕草に込められていて、それが最前列だと尚更よく見えて本当に感動☆しました!!! もうほんっと、2幕が始まって木箱に座っているときなんて目の前ですし、ほか間近で見上げるシーンもあれこれで、そうそうライトが当たってなく舞台の端で佇んでいる姿もまたいいんです。とにかくなんていうか思考ゼロ状態で魅せられてたっていうか・・・、いえなんか胸に感じることは溢れるほどあったけど、頭が働いてなく・・・って感じでした。

 さて、UKIUKIはシャルルが厳しいお顔や怒ったお顔になったときって すんごいツボ☆なんです。2幕始まって直ぐのところもだし、終盤もなんだけど、何といっても今回は・・・
 シャルルが ジャンヌの秘密は初めて会った時からわかっていたと告白し・・・心の揺れをいろいろ話した後に ジャンヌも自分を見ていなかった!!のところまで。そして 妹だとわかっていても、ジャンヌを救うことはできないと、ジャンヌは魔女として死ななければならない!!と、王としての苦渋の決断を下すところが、すっごくUKIUKIの心に シャルルの背負う錘のようなものが 積み込まれたような気分になりました。

 そしてまた、この↑強気にしてるふうなときに、わぁ〜シャルル様の瞳がキラキラしてる〜☆って見つめていると、そのうちウルウルしてくるのぉ〜・・きゃ〜〜〜もう堪りません〜♪♪♪ 本当はすごく辛いんや〜って観ていてUKIUKIもウルウル〜胸が苦しくなりました。このときのシャルル様が 今回のなんたっていちばんのツボ☆でした〜!!!

 もちろん終盤、国を治め 多くの民に責任を持つ王として ジャンヌを救うことはできなかったけど でも逃がしたかった!!自分にない自由を手に入れてほしかった!! なのに・・・ジャンヌの最期を聞くことになるシャルルの心の動きは UKIUKIの心に切なく響きます。そしてジャンヌの想いを知り、それに報いるために、ジャンヌが魂を賭けて描いた未来を築くことが自分の進むべき道だと決意するシャルルは、うわべではなく本当に内面から生まれ変わった姿を観せてくださって 凄かったで〜す☆


 伊藤さんに戻っての最後のご挨拶からカーテンコールのとき、伊藤さんは何度も『アリガトウゴザイマシタ』ってお口されてました。とってもお気持ち込めてご挨拶されてる〜って思いました。”本気”のご挨拶♪ ですよね。また、エキストラさんをニコニコで さぁ出ておいで〜!って雰囲気作って迎えるのもよかったわ。伊藤さんのお人柄を感じられて、嬉しかったです。(2010.12.18)








◆2010.12.19 東京公演千秋楽観劇して・・・

◇〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜12月20日より転記 そして追記編集(2010.12.21)
昨日のジャンヌ・ダルク東京公演千秋楽を 観てきました。
今回も1階席右ブロックやや後ろ、しかも列の中央だったので、せっかくなのに前の人たちの頭で視界の中央と右の部分が塞がれて隙間から覗き見ていました。落ち着かなくて集中しにくかったので、せめて少しでも東京でのシャルル様をこの目に焼きつけたい♪ 雰囲気を楽しもう♪と思って、シャルル様は一瞬も見逃すまいとしてたけど、全体的にはさらっと おさらいって気分でした。正直言って、あの14日の緊迫感だったりエネルギー感だったり、英友さんのお話ではすごく良かった日(←特に伊藤さんがね〜!)が他にもあるそうですけど、UKIUKIとしては自分が観た中では やっぱりあの日が最高でした。でもとにかく今回も シャルル7世に魅せられて、もうそれで満足!! 幸せ〜♪

カーテンコールになって、UKIUKIの視界に入る1階席中央から前は皆さん座って拍手されてます。後で英友さんたちにお聞きしたお話では、2階席は総立ちに近く、1階席後方でもスタンディングされてたとか。UKIUKIもすぐに立って思いっきり この満足感を伝えたかったけど、誰も立ってない〜とか後ろの人の邪魔になりそうとか思って、しばらく躊躇していました。でも、やっぱり自分の気持ちは表さなきゃと思って、伊藤さんが2回目出ていらっしゃるタイミングで堪らずスタンディングしたら、堀北さんのファンらしい近くの男性も立たれてて、伊藤さんはこちらの方を向いてご挨拶をして下さいました〜!! とっても嬉しかったで〜〜〜す♪
これが千秋楽ならではの雰囲気なんだ〜と思いました。役者さんたち 皆さま まずは東京公演やりきった感が溢れていて、白井さんや中島さん(ですよね?!)も舞台上に、伊藤さんの笑顔がとっても素敵♪ エキストラさんたちもニコニコですし、観客へのご挨拶もゆっくり、最後に堀北さんと伊藤さんの微笑ましく元気なご挨拶もあってよかったです。
舞台も楽しかったし、英友さんたちと午前中から夜までたっぷりご一緒して、とても楽しい一日を過ごしてきました。







◆2010.12.28 大阪公演千秋楽観劇して・・・

 昼公演を観ていて、大阪公演に来てよかった〜って思いました。東京で最高!!って思ったけど、大阪は大阪で違っているところがあり、それもまた最高!!でした。

 なんたってシャルル7世!!!
 ジョルジュ(ラ・トレムイユ卿)がイザボーの話を始めてからそれに続くシーンや、2幕に入ってのジョルジュとのやり取り、他いろんなところでシャルルの苦悩がより濃く感じられました。感情に抑揚があって、表情にも口調にもアッと思う仕草にも、悩殺されました〜☆
 伊藤さんってさり気ない繊細な演技でも、そこから滲み出る感情がUKIUKIの心に染み込んできて大好きなんですけど、このときは前に観たときよりかなり表に感情を出していて、それがまたストレートにUKIUKIのハートを直撃!!もうドキドキ鼓動が止まず、シャルルの苦悩に胸がシクシク苦しくなって、涙腺を緩めてくれました。

 また こだわるようだけど、マリーのキスを受けとめる仕草は なんだか素敵に戻ってた〜♪ 口元ぬぐってなかったですねぇ。大阪になってから?それともたまたま私が今まで見てたときばかりぬぐってたの? シャルルの苦悩を慰めようとするマリーとのハグも、だんだん愛情込もってきたように思いました。
 ケビンに対しても、彼への怒りをぶつけるというより、ジャンヌを救えなかったどうしようもない心の痛みから ケビンを責めてしまったような感じを受けました。
 他もまぁそんなふうにUKIUKIの受けた印象ですけど、違っていたというか、進化したというか、こういうのってシャルルとして生きる伊藤さんの自然な感情からなのかな〜って気がして、(演出なのかな? どっちにしても)舞台って何度観てもいいな〜と思って観てました。

 とにかく頼りなくて自信がなくてちいさい人物と言われて名ばかりの王であったシャルルが、ジャンヌと関わることで頼りがいや統率力のある立派なフランス国王となるまでの内面的な変化を堪能できました。そしてそれを体現してるお姿に、初めから終わりまでもう惚れ惚れでした〜☆

 ジャンヌもまた演技が大きくなってたように思いました。旗の振り方とか叫び方とかは、UKIUKIにも分かりやすくね。
 会場が大きくなったぶん、俳優さんたちそれぞれに大きく演じたりパワーアップされてるのかな〜って気もしました。だって3階席までありますもんね。UKIUKIの席は今回左寄り後方で 昼も夜も今までより舞台から距離がありましたけど、そのわりに感覚的な距離感はそれほど変わらなかったような気がしました。

   ラストのジャンヌは、これは演出としてはっきり観せかた違ってましたし。
  兵士たちの配置も客席通路や出入り口が違うのですから変更されてました けど、なんか増強されてた感があったりして、人数が増えてるのかしらなんて思ってしまいました。席が後方で出入口も見える位置だったので、シャルル様には遠かったけど 全体が見えたということでは おもしろかったです。
 奈落への階段の配置も前後ではなく右側からになっていて、動線がかなり変更されていました。もしかして奈落の深さや広さ、会場の大きさや3階席からの視線という高さなんかも考慮に入れての変更かも〜なんて勝手にいろいろ想像しちゃいます。
 舞台の大きさそのものは変わらないんでしょうけど、オルレアンの戦いやコンビエーニュでジャンヌが捕虜になるときとかについては、UKIUKIの感覚なんですけど東京公演より奥行き感が小さくなっていたような気がして、特にオルレアンの印象は舞台上だけを言えば UKIUKIとしては東京の方が迫力あって絵になってたかな〜。
 まぁそれでも、とにかくまた何かと新鮮に楽しむことができてよかったです。

 いやぁ〜こう言っちゃあなんですけど、お芝居の見応えとしては、UKIUKIとしては昼公演の方が良かったです。でも夜公演はなんたって大千秋楽!! そりゃ〜これでラストなんだ〜っていう独特の気分で楽しめました。しっかり目に焼き付けました。お芝居全体やジャンヌの生きた証を全部背負っての ラストのシャルル7世の存在感に 大満足です!!!


 あっカーテンコールは、どちらも迷わずスタンディングして思いっきり拍手してしまいました。もうあんまりよく覚えてないんですけど、昼4回?夜は5回?くらいあったでしょうか。
 昼には伊藤さん、マント翻して走るし、白井さんと握手しながら舞台を下りていかれたり、並んだエキストラさんたちとタッチしながら出ていらしたりが なんかとってもいいな〜って印象に残ってます。会場に反応したり、手もいっぱい振ったりして、楽しさ溢れるお姿でした。
 夜のはとてもきちんとした?(笑)カーテンコールだったかな。千秋楽独特の雰囲気、熱い盛り上がり、この場にいられて幸せ〜って思いました。3回目にキャストさんへのサプライズ企画で、観客みんなでフランス軍の小旗を振りました。これは劇場が企画されたのかな? それはそれで楽しかったし、記念品に頂けて嬉しかったです。伊藤さんはいつものようにお辞儀をされるとき『アリガトウゴザイマシタ』のお口をされていたみたいで、遠くからでも見えました。4回目くらいには真希ちゃんはさすがにウルウルと、でも元気にご挨拶されてました。(2010.12.29)