秘密 (2000)


 娘の身体に魂が入ってしまった直子が入学した医大で、ヨットサークルの先輩 相馬春樹として登場するのが伊藤英明でした。
 もうすっごく爽やかです♪やっぱり海が似合います! 初心者でまだ恐ごわヨットに乗っている彼女を指導しています。海猿で猿仲間を励ますのとはまた違った口調で、頼もしいわ〜。彼女に思いを寄せ、付き合おうとしますが平介が邪魔をしに来ます。納得できない!と言い返す姿もカッコいいわ。

 ↓ 以下、以前書いた作品のComentです。
 この作品の主要キャストを見るとUKIUKIの好みではない、いえその方々個人としてどうというのではなく演じているときの話し方が好きではないということなのですが、それでもこの作品のリメイク版にDavid Duchovny が出演するとなっては、やはり観ておかないではいられなくなりました。そして、内容が超常現象絡みというのも少し不安だったけど、どちらもけっこうOK!って感じでよかったです。

 杉田平介(小林薫)は平凡なサラリーマンで、妻・直子(岸本加世子)娘・藻奈美(広末涼子)と3人で幸せに暮らしています。ある日直子と藻奈美が事故で病院に運ばれ、駆けつけた平介に看取られて直子は息を引き取りますが、一命を取りとめた藻奈美の意識が戻ったところ、自分は直子だと言い出し、二人が出会った頃の思い出をちゃんと覚えているのでした。

 この物語でまっ先に思い出したのがXファイルS1の「ラザロ」、そして観始めたところ「フェイス・オフ」もヒントになっているのではと思えるのですが、内容的には全く違って、明るく爽やかに描かれているものの何度もウルウルしてしまうヒューマンドラマ&ラブストーリーでした。
 ただウルウルしながらもずーっとシックリこなかったのは、UKIUKIも娘がいるのですがもし自分が直子だったら、自分の魂が娘の体を乗っ取ってしまうなんて、こんな悲しく苦しいことはないと思うし、平介との愛情はお互いに確かめ合えてるようで心残りもなく、藻奈美の体を生かしていることは大切にしなければと思いつつ、何とかして早く自分はいなくなって藻奈美の魂を呼び戻さなければってそのことに必死になると思うんです。それがそれほど伝わってこないのがなんかおかしいな〜と思っていました。

 それはそうと、あっこのシーンあのシーン夫&父親役のDDの演技に期待できるわ〜っていうのがいっぱい♪ 話は逸れますが「フェノミナン」観たときジョン・トラボルタの役がDDだったらどんなに素敵だろうって思ったのを思い出しました。世間では超常現象だからDDって結び付け方されそうで嫌だけど、実は超常現象であろうとなかろうと、信じられない状況に陥った普通の人が思い悩む繊細な感情を演じたら最高!って思うんですもの。そして日本版でラスト近くの一瞬のキスシーン、リメイク版でも存在するとしたらどんなに素敵になるかしら。。。
 ところで母親役があのXファイルS5「マインドアイ」のLili Taylor とは・・・、彼女は岸本加世子とは正反対で陰気なイメージなんですけど〜。リメイク版ではもっと暗くて、悩める物語になるのでしょうか。とにかく期待したいです。