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***** キャスト *****
渡誠一郎(三浦友和)
桐生晴之(伊藤英明)
江畑美里(蒼井優)
清家茜(蒼井優)
李京愛(中村ゆり)
早乙女薫(小西真奈美)
渡良一(平岡祐太)
木島浩(池内博之)
堀峰次郎(石井正則)
葛城美希也(永井大)
渡鈴子(風吹ジュン)
清家淳蔵(津川雅彦)
吹田衛(佐野史郎)
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◆観ました・・・
▽はじめに・・・OA直後、思いつくままの 〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜
***2013年***
2月2日より転記
【最も遠い銀河】(前編)の放送、観ました〜!
あっという間の2時間でした。展開が早いなと思いつつ、そのうちに原作そのままじゃない構成で お話とか人間関係のニュアンスの違いもけっこうあって、ドキドキしながら すごく緊張して観てたような気がします。はたしてこれがUKIUKIの中でどんなふうに絡み合い組み合わさって心満たされていくのかと楽しみでもあります。
清家茜のタクシーを見送った後に ハルの表情が変わっていく・・あっ!いいな〜☆ なんて思ってたら、その他もハルの渋い表情がいっぱい。ハルは原作より したたかな印象やったけど、UKIUKIには いっそうツボ☆な感じやし〜。もぉドッキドキ〜&ゾクゾクしちゃって堪りませんったら〜!!!
えっっっ『美里を殺したのは俺だ』って!?どうなってるの?
『もう後戻りはできない・・する気もない』ズキ〜ッ★ ついつい梯二郎の想いが過ぎってしまうUKIUKIです。。。が、ハルの心の芯にあるのは、美里への愛ですよね?!
っで浩が「・・・日陰のことは俺に任せろ」ってね、浩とのシーンも好きやし〜たっぷり観たいと思ってたら、あら〜浩があっけなく清家淳介への復讐を・・なのにこれまたあっけなくバレてるし。
なんていうか、ひたすら切なさが心に充満してきた原作とはちょっと違って、新鮮な緊張感ある人間関係やら駆け引きやらを感じるハルの表情に見入って魅せられます。泣きっぱなし〜やったのが、ドラマではドキドキしっぱなし〜になりました。
さて、この先どう展開して結末に行き着くのか気になります。でも今からなんかもう苦しい気分に・・・。
2月3日より転記
【最も遠い銀河】前編リピートしながら改めまして・・・
昨夜は、正直ちょっと戸惑いのようなものを持ちつつも、深い想いの詰まったハルを生きてる素敵な伊藤さんに逢えて すご〜く嬉しかったです。
リピートすると、明らかに美里を殺したのはハルとは別人ですし、やっぱりハルは"自分のために美里は命を縮めることになった"という思いなんでしょう。
早い段階(前編)で浩が淳介を殺して(追記:違ったけど・・)自ら命を断ち、ハルの淳介への恨みにドラマの内容的に区切りをつけて、浩との友情関係を引きずることについても同様なのかな(追記:後編観たら違ったけど・・)。復讐心を心に秘めてのハルも、過去の友情を切り捨てないハルも、私にとってハルに魅せられ切なさをふくらませる大切な要素だったし、それに美里との過去のシーンもすごく観たかったのにあんまり無くて、残念だな〜って思いはあります(追記:これまた・・・)。
でも、これだけ内容が豊富で複雑に折り重なる原作を限られた時間で描こうとするのですから、ある程度内容を絞っていかないと全部は無理なんでしよう。
それで、渡が桐生を追い詰め、桐生は逃れようとする。渡は余命宣告を受けて人生やり残したことにどうしても決着をつけたい。ハルは美里との夢を叶えるため、サンライズ実業のホテル事業のコンペに勝たなければならず、なんとしても捕まるわけにはいかない。そんなお話を中心に展開していくのかな。
渡がドラマの早い段階(前編)にハルの存在を知り、自分が追い求める犯人と疑いを持つ展開ですもん。
さて、この先どんな人間ドラマが繰り広げられていくのか。なんたって後半のハルが、益々楽しみになってきました。
2月3日より転記
【最も遠い銀河】(後編)の放送、観ました〜!
やっぱり余韻は 切なさでいっぱいです。。。
後編は大筋では原作を辿りつつ、こう来たか! こう来たか! と見応えある駆け引きシーンだったり、ハルの思いや想いが溢れるシーンだったりが満載で、そんなハルに痺れました〜☆ すごくよかったです!! 観たかったシーンも挿入されていたりして、気づいたら重厚でありながら切なさに包まれていく素晴らしいドラマになっていたと思います。
他の誰とも心の奥では解り合えずに必死に生きている者どうし、本当に解り合える者どうしの ハルと李京愛が心通わせ語り合うシーンには泣けました。でも、あとは涙一粒もなしにドキドキして観てました。
会長、お見事! 桐生の全て?を知ったうえで、「桐生を守る」と言ってのけました。
それなのに・・・
光あるところで必死にのし上がろうとしながら、時に自分が何処にいるのか迷っていたハルが、最後に選んだ居場所は・・・やっぱり。。。。。
終盤はもう涙がとまりませんでした。
ハルと美里の光は遠い銀河で寄り添って輝いているのね。安らかに・・・と思いたいけど、
今、そしてこれからもずっと、ハルの人生を振り返っては 遣り切れない思いでいっぱいになるんやわ〜。。。
▽改めまして・・・
やっと【最も遠い銀河】を通してリピートしました。
オンエア直後にあまりあれこれ考えずに書いた”お喋り〜”を読んで、ドラマの感想や伊藤さんのことなどあたたかいメールをくださった英友さんがいらっしゃいます。そのなかで・・・
>ドラマのラストは夜叉の凛をおもいだしますね。やりきれない気持ちを血がつながっていく希望でおわる。
と書いてくださったのを読んでて 涙が溢れてきました。ラストはUKIUKIも凜を思い出しましたが、気持ちはその前でストップしてましたから、英友さんの言葉に なんか救われたんですね〜。(お喋り↑了承いただきました ありがとうございます)
李京愛のハルへの想いはドラマではあまり表に出して描かれてなかったと思うけど、ハルへの理解と「どんなことがあっても・・・」の言葉を残して去っていく時の潔いまでの笑顔が素敵で、でもそんな彼女もまた切なかったりもしましたが、ラストの彼女はいっそう素敵でした。母と息子は父のぶんも穏やかな明るい光の中で生きていってほしいな〜と、改めて観てそう思えました。
さて そんな光の中で歩くために必死に生きた桐生晴之は、またUKIUKIにとって大切な存在の一人になりました。
ところで、原作はすごいボリュームでしたから、映画ではいかにも時間が足らないでしょうし、連ドラでも原作そのままを描ききることができるのかな〜って気もするほどですけど、このドラマは断片的であるようでいて この時間(前編約108分、後編約125分)としては すごく緻密に練られた脚本だと思いました。
なんていうか ハルにも周囲の人にも より強さがあって、人物像が分かりやすく描かれているという印象で、ハルの結末に至る展開に よりインパクトや説得力を持たせる展開になっていたと思います。
ハルが出てるところはすごい集中して観てるけど、改めて観るとそうでないところにも、何気ないシーンのセリフ一言に背景や経緯が練りこまれていたりするのに気づきます。また、早乙女の働きで見つけたことや、渡誠一郎が話を聞きに行った人物の話やらで、ずいぶん説明されてる部分が多かったです。ついつい、これは映像で観たいな〜とか、ハルの言葉で語ってほしいな〜と思ってしまうんですけどね。
原作を未読ならどうだったのか分かりませんが、ちなみにUKIUKIの母は原作読んでなかってもそれなりに楽しめたようですけど、UKIUKIはシーンひとつひとつ、セリフのひと言だったり、表情のひとつひとつに、そこに至る経緯を思い浮かべて観てるんですよね。それで、ハルと美里はお互いの存在が生きる支えだったと思うんですけど、その頃から変わらない真っ直ぐな深い純愛や、例えばハルが美里と 李京愛や木島浩と日陰に生きていた頃、それぞれにどう救われ ドラマのセリフを借りれば”同士”として解り合い どれほど心通わせてきたのかを、心に感じて観てるんだと思います。
しかしこれだけ豊富な内容の原作をドラマにするとなると、作り手によってどんなふうにも描けると思います。視聴者にもそれぞれに期待や好みがありますから、いつものことながら出来上がった作品に対しての思いは人それぞれでしょう。
UKIUKIは原作読んだときに、ハルが堀峰だったり浩とか茜とかにだったり また心の声でというのもあったかな〜 美里との過去を語るところは胸に沁みて切なくて号泣でした。ドラマでは回想シーンはあちこちに入りましたが、ハルの言葉で美里との過去を振り返るシーンもあったらよかったな〜と思いました。
またハルと浩ら仲間との信頼や強い絆が今も壊れなかったことに納得のエピソードやハルの言動で、彼らが心通わせ関係を築いていくシーンも観たかった気がします。
渡家族の物語にけっこう時間をかけているでしょ。UKIUKIなら渡さんと早乙女さんぐらいだけ最小限に登場の、桐生晴之メインのドラマにしちゃいたい〜。
まぁそんなふうにあれこれ思いながら観てたりもするんですけど、だから不満という気分ではなくって、出来上がった作品を受け入れて楽しむのがUKIUKI流です。
戻ってドラマでは、ハルがシャワーシーンや 茜を送った後タクシーの車中揺られながらのシーンや 木島浩のニュース流れる中ソファーでのシーンなどで、美里を想う回想シーンがありましたね。言葉は無くても、ハルの美里への想いは心に沁みて、でもただ懐かしんでいるのとは違うんですよね。シャワーシーンでは身にも心にも纏っているものを全て脱ぎ捨てて、ハルは茜に美里の面影を重ねてしまう。そして自分の心に問いかけているようで・・・、このチャンスを美里との夢の実現に活かすと改めて決意したように見えました。
ハルが美里のために這い上がるんだ!という気持ちは、全体を通してより強く描かれていたと思います。茜に対するアプローチもですし、渡に対してや、ドラマには実際登場して絡んできた淳介や吹田常務との駆け引きも、周藤とは原作でもありましたが・・かっこいい〜☆ ドキドキしました!!!
『木島は”親友”』ってハルが言ってましたね。美里だけでなく木島の思いも背負って、どんな事があっても嘘をつきとおして生きていこうと思っていたはずなのに・・・。
『美里の夢を叶えるためだったら、俺はどんなことだってする。そのためだけに生きてきた。美里のために這い上がってきた。日陰に落ちた種でも・・・』
どんなことをしてたって、美里への一途な愛に生きるハルが素敵でした☆ でも・・・
『桐生美里になることと、ハルのホテルが私の夢なんだからね』
やっとホテルの夢を叶えられるところに這い上がってきたのに、美里とのもうひとつの約束と 茜の本当の幸せにも思いを巡らせると、ハルはこの続きを生きるのではなく、ハルが選んだ自分の居場所は 美里と最後に一緒に居たあの海だったんですね。。。
ハルは美里を想って穏やかに逝ったのでしょうか。そこに無念な思いはなかったのでしょうか。
UKIUKIは 渡の個人的なこだわりさえ無かったら・・と 悔しい気持ちが残ってしまうんです。
渡は自分の人生に後悔を残したくなくて桐生を追い詰めたけど、美里の本当の願いに気づき、桐生の決意を知って、後悔は残らなかったのでしょうか。
こうして振り返ると、やっぱりこのドラマの余韻は 素敵なハルへのドキドキ☆と 切なくて堪らない胸の痛み★ です。。。
いつものように、あれこれ言い尽くせない感あるんですけど、この辺で・・・(comment 2013.2.22)