ファースト・キス <TV> (2007)


  ***CAST***
福永美緒 20歳(井上真央) : 悪魔のようにワガママな妹
加納和樹 28歳(伊藤英明) : ダメダメ兄貴
結城秋生 26歳(平岡祐太) : 新人医師
斉藤はるな 27歳(酒井若菜) : 和樹の彼女(?) (読者モデル&銀行員)
諸畑健夫 22歳(蕨野友也) : 番場 大のカメラアシスタント
番場 大 50歳(竹中直人) : 以前和樹が弟子入りしていた有名カメラマン
福永りえ子 50歳(夏木マリ) : 和樹、美緒の母親
進藤一流 28歳(劇団ひとり) : メイクアップアーティスト 和樹が居候している
二階堂勝 30歳(阿部サダヲ) : スタイリストアシスタント 和樹と一緒に居候
高木蓮子 33歳(松雪泰子) : 美緒の担当医


第1話「妹は悪魔だった!! 」 (2007.7.9 O.A)を観て・・・
 オープニングは2ヶ月後のシーン、美緒は 予定通り50%の完治に賭けて心臓手術を受けるのね。この夏、最高の贈り物をもらって、はじめて「もっと生きたい!」と思えるようになったんですって。その贈り物をくれたのは、神様なの? 和樹兄ちゃん??

 時間軸を戻して・・・写真家になる夢を諦めて、スタイリストアシスタントの勝と共に メイクアップアーティストの一流の家に転がり込んで、仕事も金もなく 女を連れ込んだりもして 怠惰に暮らす和樹は、久しぶりに電話をくれた美緒には まだ勉強中だけど写真家として頑張ってると嘘をつきます。そしたら美緒が、ほんとうに来ちゃったのよね。
 でもそんな 情けな〜い生き方してる和樹だけど、夢を諦めても 新しい世界に踏み出せないでいる姿や、カッコつけて嘘をついちゃうのを見ると、ほんとうはまだ諦めきれないでいるようで、確かに上手くいかないことを何かのせいにして自分から逃げ出した軟弱な男なのかもしれないけど、彼は彼なりに悩んだり苦しんだりしてるんだろうな〜って思います。和樹が子どもの頃に自分が撮った美緒の写真を眺める表情が好き♪ とっても優しいお兄ちゃんの顔。昔も今も変わらないのね。でもこの写真は、彼の夢の原点でしょ。だからUKIUKIは胸が少しキュ〜っと痛みます。でも和樹は美緒がただ可愛いってふうでしたね。また、今また美緒の写真を撮ってるとき、カメラを構える姿がキマッてるし いきいきしてたな〜。でもそれは 今の和樹にとっては偽りの姿、いつかほんとうの姿になるといいけど・・・、やっぱりキュ〜っと痛みます。
 そんな和樹のオープニングは、はるなとベッドの中。美緒の夢見て寝ボケちゃって、ボケボケ〜ボサボサ〜で ほんっとうに だらしなくて笑えちゃう★(←けっこうツボ☆) 一流って、嫌がりながらも居候を許しているし、女に金を貰うのは嫌いとか、医者の秋生と美緒をくっつけるのは美緒を傷つけるとか、実は真面目キャラなのか・・・。和樹と勝と一流のシーンは、3人のバトルシーンはほとんどアドリブでしょうかハチャメチャで、居候仲間として 勝との息もピッタリだったり、彼らのトークも面白いわ〜! 空港シーンだって、美緒の撮影シーンだって、現実にはあり得ないな〜ってノリの絡みなんだけど、楽しませてくれました。
 嘘で始まった美緒との再会ですから、和樹のパニクリぶりやら辻褄合わせにあたふたするのも面白いですが、何と言っても美緒に振り回される感が・・・やっぱり小悪魔ね!
 でもね、和樹ったら カッコつけてた嘘がバレるとこなんか むちゃくちゃカッコ悪かったし、それまでだって何かにつけて いいかげんで締まりのない男だけど、美緒の病気のことや 悪魔のような言動の裏にある美緒の心の内は 真剣に受けとめていて、そんな和樹の 繊細な表情があちらこちらに見られて、と〜っても素敵でした♪ 病院に駆けつけたときの心配そうな様子やホッとした様子も、美緒のやりたいことが自分に会いにくることだったんだ〜と嬉しそうにしてたんだけど、手術のことを聞いて思いっきり心配して落ち込んでたり、そして美緒をおんぶしながらの会話・・和樹は美緒の言葉に心を痛めて、そんなことごまかして喋ってるけど・・背中の美緒には見えてないからね〜 和樹は心の内を表情に覗かせてて 彼の気持ちが心に浸み込んできて、ズキンズキン☆とさせられます。UKIUKIは、美緒の言葉にチラッと千里がよぎってしまったな〜。
 また、カメラを覗きながらも心配そうだったりとか、『バクダンだからだよ!』って美緒に気を利かせたりとか・・・。とにかく面白可笑しく描いてる中に、和樹の妹思いな気持ちを いーっぱい観せてくれて、ジーンとしたりウルウルしちゃったり・・ とっても良かったです。そして 和樹の感受性のおかげで、美緒の心情までより深く心に浸み込んでくる感じでした。

 仕事も金も夢もなくグ〜タラに居候生活をしている和樹・・・そんな和樹に目標ができたのです。 ”恋愛なんてくだらない、終わりのやってくる儚いものなんていらない、終わりのないものが欲しい!”(これって、意識してかどうか、自分の命への思いも重なってるようで・・)と言ってた美緒に、 『おまえに、恋人を見つけてやる! 病気っだからって、いじけていられないくらい、かっこいい男と恋愛させてやる。』『おまえの言う通り、恋愛なんか、いつか終わるよ。でも、たとえ終わりがあっても、終わりがあっても、儚くても、凄いものがあるって おまえに教えてやる。』って。。。このときの和樹が、もう堪らなく素敵☆でした〜!! 和樹はダメダメだし彼だって悩んでるのに、でもダメダメなだけじゃない!!美緒が病気に甘えてると指摘する言葉には 説得力あったし、そして美緒に生きる喜びをと・・・ 和樹の”涙”(←最高のツボ☆で〜す) や 一生懸命な言葉が とっても温かくて優しくて♪ いいな〜〜〜こんなお兄ちゃん。あっ、ナレーションのお声も しっとりしていて ちょっぴりお茶目で 大好き! これから和樹は美緒の幸せ探しをしつつ 自分自身の生きる道も見つけていくのかな〜って思いました。和樹兄ちゃん、がんばってね〜!!


第2話「爆弾娘に合コンを」 (2007.7.16 O.A)を観て・・・
 いやぁ〜面白かったです〜!! 何も考えずにそのまま弾けるような面白さをいっぱい感じて楽しみました。面白くていちいち言葉にできない、いえ言葉にするなら全部しないと勿体ないけどそんなの正直面倒やわ。なのでそういうの、ほとんど省略します。
 実はこの作品、一話ごとの感想は書かないつもりだったんです。でも第1話の和樹がとっても素敵だったから、・・・自分の生き方が見つからなくて内心悩みつつ とっても妹思いで、情けな〜い感じとのギャップがまたよくって、ラストであの”涙”見せられちゃったらね〜♪・・・っで つい感想書き始めちゃったんですよね。
 だからまあ、いっぱい感じて笑って泣いて・・・そう楽しむのが何より大切ですもん! 言葉にするのはちょこっとだけになりそうです。

 いきなりですが、タイトルバックで、美緒と一緒に写真撮り合ったりしてる和樹って、とっても美しくて若々しく見えるんですけど。お肌白くてスベスベ、千里の頃みたい。Tシャツの色がチョコミントアイスのミント色っていうのも似合ってて、カワイイな〜♪ 楽しそ〜〜♪ あのアイドルチックな笑顔ったらぁ〜〜〜♪♪
 ラストで番場先生を見上げる和樹もね、まるで穢れのない少年のように澄んだ瞳が綺麗〜☆ いえ、いっつも素敵な目ですけどね、シリアスなシーンであのアップ。前回のラストといい 今回も、なんだか伊藤英明の撮り方を心得てる!って感じ。

 今回の和樹を観て思ったことは、い〜っぱいあるうちのイチバンは、やっぱり和樹には写真を続けさせてあげたい! 写真家をめざして頑張ってほしい!!ということです。
 暗室で写真現像してる和樹の表情や、『では加納和樹、写真人生の最後の1枚いきま〜す。・・・じゃあラストショットということで、目線はこっち〜!』って言いながらカメラ構える和樹を観て、胸がシクシクって痛みました。美緒だってそれでプッツン★しちゃったのよね。

 和樹兄ちゃんとしては、死ぬかもしれない美緒に自分がしてやれることを一生懸命考えて、Dr.高木に話してたように 自分の経験から『・・・人を好きになったら、それだけで幸せな気分になれる』からって、テンションは”軽薄”かもしれないけど 気持ち的には純粋に”史上最強の合コン”をセッティングしたのに、空回りというかズレてるというか・・・。
 美緒が抜け出して、・・・ところで美緒の携帯の着信音「24」のコール音(?)なのね いいなぁ!まあいいけど、正直に何でも言っちゃう美緒は言い過ぎることはあっても小気味いいけど、道行く見知らぬ人にデマカセ言ってからかうようなユーモアは好きじゃないな。あっ戻ります・・・美緒がどこ行ったかわからなくてすごく心配して探し回って、やっと見つけて、おんぶしてくれるって和樹兄ちゃんしゃがんでるのに 美緒ったら・・・、UKIUKIが飛んでいって おぶさりたいって思ったわ!(背後霊みたいか〜・・苦笑)
 美緒が会いたかった和樹って・・、美緒が今の和樹に求めてることって・・・。「私はもっと真剣な顔が見たい!」って言われた和樹が、考えに考えた自分に出来ること。。。

 プライドを捨てて、番場先生に謝りに行きましたね。簡単じゃない、今更戻れないとかって言ってたのにね。そして『・・・また戻らしてください。初心に返ってまた1からやり直します。お願いします!』って。その言葉を待ってました!!スゴイよ スゴイ!ほんと簡単じゃないよ!それもみんなの前でも、突き飛ばされても、無心に・・・そしてあのラスト。。。

 番場は、聞く耳持たないって感じだったけど、この後どうなっていくのでしょう。
 『振れ幅が大きい』って伊藤さんが言ってた通りの和樹に魅せられています♪

 面白い部分を省略しちゃったものだから、ちょこっと感想でもなんだかちょっと重たいかな〜? ほんとうは思いっきりの面白さの中にシリアスな感情が絶妙に絡まってる物語なんですけどね。


第3話「妹の恋のはじまり」 (2007.7.23 O.A)を観て・・・
 オープニングで番場に、”初恋”をテーマに ”俺の脳髄を刺激するような”写真を撮ってこいと チャンスを与えられて、よかった〜!というスタート。和樹ったら、「”野獣”の名前を欲しいままにしてきたお前がファースト・ラブ・・・」って勝に言われてる〜(笑)
 和樹は”初恋を語る女性”を撮ろうと・・これなかなかいい発想だと思ったんですけど、美緒のあの話し方ではね〜(実は本心なんだから、へんに雰囲気出してるよりいいかな〜って気もしますけど)・・ それより美緒の話を聞いて、やっぱり本当の初恋を撮ろうというか、写真もだけど、美緒に初恋の人 翼に会わせたいって思いで いっぱいになっちゃったのよね。ところが翼は美緒のこと覚えてないし、結婚して子どももいて、・・・でも会わせたい!って気持ちで突っ走っちゃったのよね。
 『写真はそんなにいい加減なものじゃない! 嘘や芝居は、現実以上にわかってしまうんだ。(写真は)一瞬だから、よけいにわかる。』って言う和樹、かっこいい☆・・・なのに、美緒の初恋はホンモノだったのに 嘘の再会をさせてしまうことになり、和樹は嘘の写真を撮ることになってしまう。。。

 今回は、一流に居候を許されるシーンや ”(自称)セレブトリオ”の初恋告白シーン、はるな と美緒の絡みなんかも楽しかったし、ほかあちらこちらにユーモアばらまかれているけれど、・・それにしても和樹の一瞬一瞬がいちいち、面白かったな〜! おまけに はるなのキャラがすっかりお気に入りになっちゃったな〜! でもなんていうかオチャラケシーンは何げに抑えて・・な〜んて思ってしまうくらい、和樹や美緒の深い心情を中心に描かれていたという印象で、それに絡んで結城先生の人柄やDr.高木の恋愛観も描かれていたかな。

 特に、和樹がDr.高木に気持ちをぶつけているところが、めちゃくちゃお気に入り!! 美緒に嘘をついてしまったことの結果に落ち込む和樹。確かにあの嘘は、よくないですよね。そこにDr.高木が来てくれて・・・
 Dr.高木に「もう少し、妹さんの気持ちを考えたらどうなんです。」と言われて、『考えてますよ。めちゃめちゃ考えてますよ。俺は、妹に、恋をさせてやりたいんです。』って・・・。
「でも、少し焦りすぎてるんじゃありませんか。見守ってあげるってことは、できないんでしょうか。」
『無理です。焦りますよ! だって夏が終わったら、美緒はロスにかえって手術を受けるんです。死んじまうかもしれないんです。日本にいる間に、一生の思い出を作ってやらなきゃ!!』
「でもそれは、美緒さんが望んでないことでは・・」
『違う! 妹は、口では恋なんてバカバカしいって言ってます。でもほんとは、一度くらい男とデートしたい、手をつないだり、そういうことをしたいと思ってるんです。・・・美緒はああ見えて、普通の女の子なんです。俺は兄貴だから、わかるんです。』
震えるほどに、泣きそうに込み上げながら話している和樹。必死になって美緒にいい思い出を作ってあげようとしてるのね。現実でも演じてきた役でも ”時間がない”し ”死ぬかもしれない”ということを体感してきた伊藤さん、美緒の心情を自分のことのように感じて受けとめているような和樹の気持ちには、本当にリアリティがあります。

 そんな和樹の気持ちをちゃんと解ってくれたのが、結城センセ。美緒にも、Dr.高木にも意見してくれて、いいヤツだね〜。
 でも実は、美緒は美緒で、翼との約束だったからってカツサンド一生懸命作ってね、・・・でも和樹に聞かされていた翼とは違うって気づいて、初恋の人だったというのは嘘ってことにして、担いだふりして・・・。和樹も美緒も、嘘で取り繕ってしまって不器用なのよね。美緒が本当のこと言って嘘ってことにしちゃうの、千里みたいって思いました。でも美緒は、「私には時間がない」って言えてて、ズレてたり鈍かったりしてるかもしれないけど 彼女の気持ちを受けとめてくれようとする和樹や結城センセがいるのよね。
 それにしても美緒は、和樹の嘘で自分が傷ついた以上に、その嘘で和樹の写真が台無しになってしまったことに傷ついたように思いました。
 Dr.高木が「・・・恋をすると言っても、いい面ばかりではありません。別れや、悲しみもありますからね。」って話してるの、恋人を救えなかった重荷を背負ってるという人物設定らしいから、彼女が和樹にどう影響されていくかもこれから気になります。

 ”美緒に背中を押されて、自分の夢に素直になった”和樹を、番場は受け入れてくれましたね。
『ありがとうございました。撮れませんでした。俺は、上辺だけっていうか、深く考えないていうか、今の俺には、どんなテーマであっても、いい写真は撮れないて思いました。』
「ふ〜ん、で どうすんの。写真やめちゃうの。」
『やめたくありません、続けたいです。でも、諦めるしかないのかと。』
「このクズにスケジュール渡せ。いい写真が撮れねえっつったな。今ごろそんなことに気づいたのか。諦めるって言葉はな、やるだけやったヤツが使う言葉なんだよ。お前には百年早いんだよ!」
大袈裟に喜んだり笑顔だったりしない和樹で、こんな時に 演じ過ぎないで心情深く感じさせてくれる伊藤英明がすごくいいな〜☆って思うんです。

 泣きながらお兄ちゃんに乗っかって叩いてる美緒、病気の苦しみや初恋が終わったことの悲しみ、そしてお兄ちゃんの気持ちが嬉しくて、甘えたくて・・・いろんな感情が溢れちゃったんだと思います。和樹が『痛い痛い・・』『(カツサンド)美味い♪』『重い!』とか言いながら されるままになってるの、そういう美緒の複雑な思いを 感じてるのでしょうね〜♪ ここもすご〜く お気に入り!! 一流や勝も何か感じてくれたようで、素敵なひとときでした。

 1話、2話でこれからも!って期待してたら、今回もラストとかその前も和樹のナレーション。
《なあ美緒、お前も素直になっていいんだぞ。寂しけりゃ、わんわん声を出して泣けばいい。そして、思いっきり誰かを、好きになっていいんだ。》
とっても穏やかで優しくて、いいんですよね〜♪

 今回も、いっぱい端折って とりあえず・・・気が向いたら追記します。 (←したいところも ちょこっとあったんですけど、しなかったですね〜。これからも、端折っていくことにします。)


第4話「妹が今日失恋する」 (2007.7.30 O.A)を観て・・・
 和樹ったら、初っぱなからカッコつけちゃって、笑えちゃう! そして『こんどこそ、本気で がんばんないと・・・』って、腕立てなんだ〜。仕事(に必要なの)は、体力と根性(by和樹)!? 人間関係(by勝)!? 才能(by一流)!? それとも運(by美緒)!?・・・どれもが揃ったときにその世界で成功するんでしょうって、彼らを見てて思いますけど。。。

 それにしても、番場のアシスタントに復帰した和樹が これまでとはちょっと違う雰囲気で、髪も少し短くなって 顔つきにも何げにシマリがあるというか、前向きに頑張る気持ちが出ていて少しはしっかりした感じ!! 美緒とのやり取りでも ちゃんと お兄ちゃんらしくなったような〜。。。
 美緒が 仕事(エキストラの仕切り)をしている和樹を見つめている表情が、と〜っても嬉しそうでした。エキストラの硬さをほぐそうとひょうきんな感じに演技指導する和樹が 可笑しカッコイイ〜♪ 番場に「こういうことだけはうめえな(上手いな)あのバカ!」って言われてて、なんか番場にも内心和樹を応援してる師弟愛みたいなの感じて 嬉しかったわ。

 今回は、美緒の結城に対する恋心を描いていましたね。(一流の恋心も描いてましたけど〜。)結城センセにエコー検査してもらうの拒否! そりゃだってね〜・・・。そして結城センセとの初デート!・・ というのも美緒が、初アルバイトでエキストラをして具合が悪くなって、でもそれを和樹に隠したくて”魅惑のデート”をでっち上げたんです。それでも美緒には結城への想いはあるのに、美緒に対して いい医師になろうとするばかりの結城は 美緒の想いを感じようとせず、美緒はその想いを気持ちの奥に押し込めてしまいます。美緒って何でも言いたい放題のようでいて、人のことは遠慮無く言っちゃうくせに、自分の気持ちをストレートに出せなくて、それも恋については素直になれないばかりか 余分なこと言って ごまかしてしまうのよね。

 一方 美緒の恋を応援したい気持ちと でも心配で堪らない気持ちの両方でいっぱいの和樹兄ちゃんが、見どころだったで〜す。『大丈夫かな〜美緒のやつ。』『また憎まれ口たたいてさ〜、せっかくのデートぶち壊してねえかな〜と思ってさ。』ちょっとワガママで ひねくれてるけど むちゃくちゃ可愛い〜!ってふうで、人のデートなんてどうでもいいだろと勝に言われて、『どうでも よくないよ!妹なんだよぉ!』ってときの和樹がいいな♪ 自分でも『あ〜もう、どっちなんだよ俺は・・』って、心ここに在らずって感じの和樹で、はるなにも素っ気ないし、はるなの「私に飽きたの?」には例のを思い出し反応して笑えちゃったわ〜。でも はるなに二人の初デートの思い出を聞かされ、また心配に・・・『美緒は、女になっちゃっても大丈夫でしょうか?』とDr.高木に真面目に相談するんですよね。美緒の病気でも結婚できると聞いて すご〜く喜んでいるところや、でも子どもを持つのは難しいと聞いて気持ちが沈んでしまうところが、とっても印象的だったし お気に入りで〜す♪
 相手が結城だと聞いて、電話をしようとするDr.高木を一生懸命止めてる和樹も好きだったな〜♪ アルバイトの許可をもらいに行った(和樹的には許可してほしくなかったんだけど・・)ときや、このときでも、Dr.高木と絡むシーンの和樹って、シリアスなんだけど面白い!!

 結城はDr.高木のこと、医師として尊敬してる以上の想いが芽生えているのかな。和樹は、どうなのかな〜。。。
 結城が帰り道のDr.高木を追いかけたのは、どうしてかな。そして見たのは・・・、Dr.高木の過去に何かがあったことに気づきましたね。

 レストランシーン・・・初デートはホンモノじゃなかったと知っても、美緒が ”ヤブ(医者)”(結城)のことなんて なんとも思ってないように言ってても、和樹は美緒の本心を感じてるようだったな〜。。。『美緒、お兄ちゃんには 素直に 言えよ。人を好きになることは、恥ずかしいことじゃないんだぞ。もし、その想いが届かなかったとしても、かっこ悪いことじゃないんだぞ。お兄ちゃんだって・・』素敵なお兄ちゃん〜♪ なのに「やめてよ! 私は誰も好きになんかなりません。」って、おんぶのシーンに戻っちゃったみたいで、和樹はどうやって美緒の心を開いてやればいいのかと困惑してるようでした。
 やっぱり運で(フランス人が来たから)バイト代が貰えたと言う美緒に、『違うだろ、それ お前が頑張ったから貰えたんだろ。』って、お兄ちゃんの言葉やわ〜!!
 美緒の望むように、”最初で最後かもしれない”給料でのご馳走を、有難く奢られてあげる和樹兄ちゃん・・・美緒の話を聞いてるときの表情にジーンとしちゃうし、『お前なぁ〜、こんな”イケメン”とオマエ向かい合って飯なんて食えないんだぞ、ふつう・・』なんて冗談 言っちゃてね〜!(確かにそうよね・・でもホントのことでも自分では言いにくいでしょ、ふつう・・もう勢いで言っちゃえって感じだったのでしょうか、早口だったような〜・・笑)でもジーンとしちゃう。そしてまた食べっぷりが なんだかとっても必死な感じ♪で、《・・・どんな味だったか、俺にはよくわからなかった。》(ナレーション)ってくらいですもの、美緒の心の内を思う気持ちでいっぱいだったのでしょうね、ますますジーンとしちゃうのでした。。。 《でも これだけは分かった。妹は恋をしている。たぶん、叶うことのない、悲しい恋を。。。》そう思いを巡らせながら佇む和樹が、最高にツボ☆ お気に入りで〜す♪ 《俺に出来ることがあるだろうか。・・・


こんなところで・・・ 〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜 (2007.8.1)
 突然ですけど、ずっと気になってることがあるんです。タイトルバックでボートに乗ってる美緒が映りますよね。初めてあれを観た瞬間に、UKIUKIは「Xファイル」のあるシーンを思い出しました。
 美緒のシーンは明るく爽やかで笑顔も素敵で・・・。だから言い出しにくいんですけど、・・・あそこは山間の湖でしょうか? あの広い湖の真ん中にボートが1艇だけ、そして美緒が一人きりで乗っています。考えてみたら美緒の表情とはかけ離れた、とっても不自然で寂しげな状況です。(イメージ映像ってことで、不自然なのはいいのでしょうけど・・)
 思い出したのは、Scully(主人公の一人です)が危篤状態に陥ったときに やはりボートに乗って漂っていたんです。危篤で夢を見るかどうかはわかりませんが、昏睡状態の中で見ている夢(視点はそれを客観的に見ているわけですが・・)って感じで、向こう岸に着いてしまえばそこは天国 つまり安らかな死・・・でも彼女は 枕元でMulder(もう一人の主人公です)が かけた言葉によってこちら岸に引き戻されたのでした。
 美緒のシーン、なんだか手術を終えた彼女が昏睡状態の中で見ている夢のような気がして、・・・美緒は誰の言葉で目覚めるのかな〜(目覚めますよね!!)なんて考えてしまうのです。
 全く的外れなこと書いてる気はするのですが、タイトルバック観る度に よぎるんですよね〜。。。


第5話「妹よ!告白なるか」 (2007.8.6 O.A)を観て・・・
 オープニングから 美緒が心配で堪らない和樹。美緒の気持ちを思って考え込んでいるかと思えば、部屋で倒れているのでは〜?って血相変えて飛び込むところやら、ところがその前後のギャップが・・・セレブトリオで絡んでたりして面白いのよね。そして 『ねぇ、大丈夫かお前。・・・結城先生とのこと。・・・なあ美緒、俺は諦めることないと思うんだよ。好きならさ、可能性はあると思うんだよ。俺が、ひと肌でも ふた肌でも脱ぐからさ、なっ!』と、一生懸命励ましてたり・・・。

 そうこうしてたら 諸くんがやって来て、写真展のチケット売りに駆り出されることに。 ”ナンパの帝王Mr.和”の登場なんて勝に言われてたけど、なるほど〜ナンパもどきのチケット売りには笑っちゃ・・苦笑しちゃうわ。美緒は”軽薄”って言ってたけど、でもそれって、和樹としてはチケット売りだって”こんなこと やってられるか〜!”なんて言わずに、『アーティスト(になるのに)も下積みが必要なの!』と諸畑に言ったりして、一からの修行のつもりで一生懸命やってるんですよね。

 一流の恋心や美緒がナンパされちゃったこととかのいろいろについては、思い切ってすっ飛ばしちゃいますが・・・
 それにしても、今回の和樹兄ちゃんは かっこよかったなぁ〜〜〜☆ 不愉快な状況があったにせよ、一流のことを軽蔑した美緒にちゃんと、『美緒、いくら何でも言いすぎだ!』おっ!! 『一流のやったことは、確かにストーカーに近いが、一流はストーカーなんかじゃない。』「意味わかんない〜」と呟いた はるなに『口出しするな!』って、ク〜〜〜ル☆ 『いいか美緒、一流はな、心が狭くて、ケチでモテないかもしれない。けど悪いヤツじゃない。ちょっと変わってるだけだ。』って、上げてんだか下げてんだかよくわかんないけど、『俺の、親友なんだ! いくら美緒でも、これ以上、一流のことを悪く言うのは許さない。』って、UKIUKIは男の友情ってツボ☆なんです。ここにタダで住みたいからそう言ってるみたいに からかう美緒に、『なんてこと言うんだ! お前自分がひねくれるのは勝手だけどな、人を巻き込むなよ! 一流に謝れ・・・』いけないことはいけない!と言えるように、和樹自身がダメダメではなくなってきたんですよね。『謝れ! 謝れないなら、こっからもう出てけよ。』じゃあ・・・って出て行っちゃいましたけど。。。
 病院に転がり込んだ美緒を迎えに行くように、背中を押してくれた勝と一流、可笑しいんだけど ちゃんと友情〜♪ 和樹はDr.高木に、『でも、美緒が間違ったことしたら、やっぱ言わなきゃな、と思ったんです。今まで、つい腫れ物にさわるようにしてきたけど・・・』と、兄らしくしっかりしてきたことが、ここでもよくわかりました。それにしても「大きな岩の下敷きになったら電話する」って 下敷きになりながら出来る? 平常心じゃなかったよね Dr.高木。二人の絡みは、なんともいい感じでした〜♪

 美緒は、お兄ちゃんが自分のことすごく心配してくれていて、自分の心の中も感じてくれているって、わかっているのに素直になれない。美緒は和樹に励まされた言葉をふと思い出してたし、今だって心配してくれる気持ちを鬱陶しそうにしながらもいっぱい感じて、きっと勇気を出そうという気持ちもいっぱいなんでしょうけど、どうしたらいいのかわかんないんじゃないかな。美緒が人をからかったり 軽蔑したり ”ごめんなさい”が言えないのは、もういいかげん嫌気が差してきてるんですけど、恋に不器用なとこは そうなっちゃうのなんとなくわかる〜って気もして 愛おしいな。でもやっと、勇気を出すチャンスが・・・! 何事もタイミングですもんね。

 やっと美緒が、結城センセに告白できましたね。美緒らしい告白のしかたでした。だって、本当に聞こえる嘘の見本ってことにして、自分を騙して本当だと思い込んで言うんだってことにして、本当は本当の気持ちをズバッって言ってたんですもの。結城は なんとなく感じていても、あやふやなうちに けじめをつけようとしていたでしょうに、和樹に『・・・美緒のヤツ、先生のことが好きなんじゃないかと思うんです。』って聞いてしまったし、結城センセにだって もうこれは冗談じゃなくて美緒の本当の気持ちだって伝わったでしょう!?! それというのも 和樹が『(医者と一患者の立場だってこと)わかってます。・・・わかった上で、お願いします。美緒にちょっとだけ、優しい言葉、かけてやってもらえませんか。・・・』って頼んでたんですよね。このときの和樹の潤んだ瞳が 美緒のこと思う気持ちがあふれるように とっても優しげで♪ 真剣で☆ ジ〜〜〜ンとしちゃいました。結城はいつも、和樹の妹思いな気持ちをちゃんと感じてくれていますよね。美緒には、目の前に現れたちょっと優しい結城センセはきっと和樹に頼まれたんだ〜と わかっていたけど、だからこそ ストレートには言えない自分の気持ちを あんなふうに口に出して言えたんでしょう。だから、このチャンスはお兄ちゃんがくれたようなものよ♪

 和樹が家に帰ってきたら・・・勝と一流は心配しながら待ってて そのまま寝入っちゃったんでしょうね。起きた勝が、「前から、ちょっと聞きたかったんだけどさ、美緒ちゃんの病気って、けっこう悪いの? あぁ、たいしたことないって話だったけど、お前が必死になってるの見てると、ただバカなだけじゃないような気がして・・。 」って、なんとなく気づいてたのよね。答えられない和樹。。。またまた ジ〜〜〜ン♪ 勝ったら「なんてな、コラッ! 何マジになってるんだろうな俺な。オイッ!勝!お前は人様を笑わせてこそ、存在価値があるんだ。わからんか〜!」な〜んて(これって台本にあったのかな? アドリブ!?)一人芝居して・・・、あぁ友情〜♪
 《台風が、訪れる前の、夜の出来事だった。。。》ナレーションのお声に うっとりしていたら・・・
 次回予告、その台風が・・・えっ和樹が!? よくわかんないけど、なんだか 心配〜〜〜★


第6話「今、恋が生まれる」 (2007.8.13 O.A)を観て・・・
 はじめのうちこそ 美緒も和樹も前回を引きずって 意地を張っちゃったりしてましたが、そのうちがらりと何時にない雰囲気に変わっていきました。
 今回は台風直撃とニトロが無い!という深刻な状況になって、ハラハラ心配しつつ ドキドキ楽しめて 優しさがあちこちにあって、和樹はもちろんだけど いつも以上に一人一人の登場人物がいい人って感じで、それってドラマだからいいんだもん、心地よく魅入ってしまいました。

 台風が近づいて美緒のこと心配でたまんないのに、勝も一流も迎えに行けって言ってくれるのに 意地張ってる和樹の落ち着かないことったら、でもこの3人の感じがいいなぁ。そうこうしてて、腐ったチョコが入ってるらしきハート型のケースをゴミ袋に放り込んで・・ゴミ袋を出しつつ迎えに行ってこい!って、勝はきっかけをくれようとしたんだけど・・・。
 『ゴミを出しに来ただけ』のお兄ちゃんと 帰って来たけど入りにくそうな「歩いてただけ」の美緒が 家の外で出会って、美緒が甘えてるのか お兄ちゃんをいい調子にあしらっちゃって、情けないお兄ちゃんが でもなんか 美緒がちゃんと帰って来てよかった〜って感じで嬉しそうだったな。

 台風の準備に熱くなってる一流が面白い。美緒は 勝や一流のことを名前で呼ぶようになってて、うちとけてきましたね。一流のこと「ストーカー」って呼んでも全然トゲが無かった。一日違いで 大違い! 一流と雑巾投げ合ったりして、お兄ちゃんに助けを求める美緒が 可愛かったな〜。冗談には冗談で一流が美緒に「死ねっ死ねっ・・」って言ったら、「死ねなんて簡単に言うなよ!・・・」とマジで怒った勝は、美緒の病気が死ぬかもしれないもので だから和樹が必死になってるって もうわかっているのよね。でも美緒に気遣って すぐに冗談にもっていったけど。このときの勝が 好き♪
 っで、それぞれの”必要な物”・・・それぞれ”大事な物”っていうのは解るけど、避難袋に入れるのは違うでしょ〜! ってのが面白い。誕生日なのに誰も祝ってくれないから寂しい〜ってやって来た はるなが、「私は和がいればいい〜♪」って足にしがみつくのも面白カワイイんだけど、『恋は俺の生きるエネルギー』なはずの和樹にラブラブ感が薄くて いっつも気になってるんですよね〜。。。そして 美緒の”大事なニトロ”が無くなっているのでした。
 勝がニトロを捨ててしまったことが分かって、それがどんなに大変なことか解っているのは、美緒と和樹とそして勝でした。一流や はるなは それを理解してないから、緊張感が違うのがよく分かります。勝は当然慌てふためきますが、和樹は勝を責めないし、結城との電話では 勝を庇って自分がニトロを捨ててしまったみたいに言うんですよね。そして意外にも美緒も勝を責めなかったし、その後でも 勝が責任感じて落ち込んでたりしたら、逆に励ましてました。

 そこで和樹は台風のなか、病院までニトロを取りに かっこよく出かけて行きます。一流は 誰にも貸さないはずの愛車(バイク)を貸してくれましたね。ところで和樹のオープニングシーン(今日はお休み〜)のとき、なんだかお肌が柔らかそうで みずみずしいな〜って思ったんですけど、こんどは本当にグッショグショの水浸しに・・・。途中、パンクで困ってる人をほっとけないのよね〜。そのとき子どもにも声かけるのが和樹らしいというか伊藤さんらしいというか、そうなのよねって感じでした。美緒への妹思いや 一流や勝への親友思いなだけでなく、誰にだって優しい人なのね〜♪ 結局 危険にさらされて怪我を負いながらもやっとのことで 水の滴りすぎたフラフラのお兄ちゃんになって 病院にたどり着いたときには、和樹があんまり遅いので 結城センセにニトロを届けてもらった後でした。

 今回も、和樹とDr.高木の絡みは可笑しいんだけどシリアスでした。それでいて、気持ちが和みました〜♪ ニトロが美緒に届けられたと聞いた安心と疲れとで 倒れ込んで眠ってしまった和樹の、寝起きまえの手の感じがツボ〜♪なんかお子さまの寝起きみたいなのよね(笑) 「ずぶ濡れだったので、お脱がせしました全部。」って言うのも可笑しいけど、それを聞いた和樹の一瞬が愉快〜!「ご心配なく、見慣れてますから。」って、確かにそうでしょうけど・・・和樹の”間”がまたいいなぁ!! そして自分に落ち込んで、『はぁ〜〜〜、いっつも失敗ばかりだからなぁ〜〜。今日だって、結局こんな・・。』そして ため息ついて『なんとか しなきゃな〜』と呟くように言うところ☆がお気に入りです。そうしたら高木先生が「いいんじゃないですか、・・・お兄さんがいるから、美緒さんは元気でいられるのかもしれません。あなたは、あなたのままでいいんじゃないですか。」と言ってくれて、瞳がウルッ☆としつつ(ウフッ♪)喜んで、またすぐ寝入ってしまったのが可愛かったな。

 後になりましたが、今回は なんたって美緒にやっと素直さが出てきて そして優しさもあって・・・、それってきっと、お兄ちゃんの優しさや真っ直ぐな気持ちが、美緒に浸み込んできたからじゃないかしら〜って思います。口ではまだ何やかやと ちょこちょこ憎まれ口っぽく言ってても、人を許す気持ち、お兄ちゃんのこと心配で堪らなくて でも信じようって しっかりして頑張ろうって気持ち、結城センセのこと好きって気持ち、ありがとうって気持ち・・・などなど、そういうのが感じられる 今までに見たことない美緒の表情がいっぱいで、とっても素敵でした。だって今までの美緒には正直もういいかげんにしてよ!って気分だったから、ホッとして嬉しかったです。
 お兄ちゃんが無事に病院に着いたこという知らせに、それまでずっと人一倍落ち着いて大丈夫だよって気持ちでいようとしてたけど、そりゃあ内心 心配で堪らなかったんでしょうね、「バッカみたい」なんて言いながら、緊張が解けて嬉しくって涙がポロポロ出てきちゃったんでしょうね〜。そして、うまくいかなくても自分のために一生懸命になってくれるお兄ちゃんが大好きで、そんなお兄ちゃんに 素直に頑張る勇気をもらって、美緒は変わっていきつつあるのかな〜って気がします。

 ところで、結城が、美緒の体が心配で 学部長だか院長だか偉そうな人の忠告に逆らっても医師としての自分の意思を通したり、立場と関係なく 美緒の気持ちにちゃんと正直に答えてくれたのも素敵でした。それに対しても、美緒は今までのように はぐらかしたりせずに、さらに自分の気持ちを返すことができてよかったです。
 美緒は、お兄ちゃんが自分のためにどれだけ頑張ってくれているか、ちゃあんと解っているのよね。だから「お兄ちゃんのせいだからね。お兄ちゃんが恋だ恋だってうるさいから、私 好きな人できちゃったから。お兄ちゃんが悪いんだからね。」これって、「ありがとう〜♪」って言ってるのだと思いました。和樹の思いっきり嬉しそうなお顔ったら〜☆
 でも、このままいい感じに展開していくというよりは、まだまだいろんな壁にぶつかったりするのでしょうね〜。。。早速 次回にはもう・・・?


第7話「今夜、妹が天使に」 (2007.8.20 O.A)を観て・・・
 デートに出かける美緒が可愛く見えるように一生懸命の和樹に乗せられて、勝と一流も流石のセンスを発揮し、そんな彼らをからかったり言い合いしたりしつつ嬉しそうな美緒、可愛げな女の子になっていく美緒、そんな美緒を見つめる和樹がまた嬉しそうで、楽しげなオープニングでした。美緒がデートをぶち壊さないようにって、お節介を焼いてる和樹がいいわぁ♪ デートにやって来る女の子の恰好への男の期待を語り、男が求める女の子の態度を饒舌に語る和樹がすっごい面白いよぉ〜!! あれって実は和樹自身の好みってことなのかな(笑) 勝や一流との絡みも息がピッタリ!! 一流はやっぱりチラッと真面目キャラが出ますよね。そしてまた、セレブトリオで勝手に盛り上がってる感が最高!! 軽やかな足取りで出かけていく美緒を、最高の笑顔で見送る和樹。美緒の後ろ姿に、ふと見せた和樹の表情にちょっぴりジーンとしました。

 美緒のことが『嬉しいような悲しいような、ホッとしたような心配したような』な〜んて照れちゃって、でもやっぱりホッとして嬉しいのが大っきいんでしょうね、そんな気分で和樹が仕事に張り切っちゃってる姿を見るのは嬉しいな。今回に限らず、それが悪いというのではないし長所なのかもしれないけど、諸畑にはライバル心っていうのがあるでしょ。でも和樹はただ夢中になって仕事に真っ直ぐな感じ。いつもこんな調子ではいられないかもしれないし、将来はアシスタントではなく写真家としてちゃんと認められたいんだろうけど、でも今は撮影の準備するのだって大好きな世界での仕事を楽しんでるようで、それがまたテキパキとしていて かっこいい☆

 そしたら和樹に仕事のチャンスが!・・・1年間の契約でパリの有名な雑誌の撮影アシスタントになるチャンスを、諸畑と競うことになりました。ところが出発は9月のアタマと聞かされて・・・。意欲満々の諸畑に対して、本当はすっごく行きたいのに迷って迷って、というより・・・。すっごいチャンスなのにちっとも嬉しくなさそうで熱くもならない和樹が気になる一流に、『諸も本気になるしさ〜・・・俺負けちゃうかも』とかって笑って誤魔化して軽く言い訳したけど、勝の「ほんとはその方が楽なんじゃないの?」ってひと言を聞いた瞬間の和樹が UKIUKIには堪りません〜☆ 和樹は、すぐには肯定も否定も言い返す言葉が見つかりませんでしたね。勝は、和樹が実は迷うというより 断る口実を探しているということを見抜いたんですね。一流にはその意味がよく解らず、和樹は結局 『俺が自信ないだけだよ』とまた誤魔化しました。このときの和樹の 自分でも自分の気持ちをはっきりこうだと決められないような感じがなんか好き♪なんですけど。。。
 後のシーンで、「冗談言ってんじゃないんだよ」という勝って かっこいいよ! 勝は はっきり 「あいつ、きっと断ると思う。・・・美緒ちゃん、おいては行けないんだと思う。」って、和樹の気持ちを読んでいますよね。「俺、行かしてやりたいんだ!」とも言っていて、結局 勝は、美緒にストレートに和樹の気持ちを代弁し、「だから、美緒ちゃんに幸せでいてほしい。あいつに、心置きなく挑戦してもらいたいから。」と話すんです。勝の思いにはグッとさせられます。それがこの先、どんなふうに影響していっても、はっきり言ってよかったと思いました。そうそうまた後で、一流にも、勝がマジになってしまう訳を明かしましたね。

 勝にお兄ちゃんがチャンスを諦める(パリ行きを断る)かもしれないって話を聞いた美緒が、スタジオにやって来て、はるなが後のシーンで言うようにやっぱりそんなの嫌よね、悲しいよね、自分の心が苦しいよね、でもお兄ちゃんに言う言葉が美緒らしいのよね、「・・・バッカじゃないって言ってやった。私のためなんかじゃない。お兄ちゃん、恐いだけだもん。言葉の通じないとこ行って・・・、周りは超一流の人ばっかで・・・、もしパリで認められなかったら・・・。いや、そんなことより、行きたいって挑戦したのに、選ばれなかったら立ち直れないよな〜。」 これって「ほとんど図星」だったのか「すっごく行きたいのに、ビビッてるだけ」なのかどうか、でもやっぱり美緒のことがあるからっていうの ほんのちょっぴりではないと思います。だからかな〜って気がするのですけど、痛いところを突かれて腹を立てて言い返したと言う感じではなく、素敵に落ち着いて大人な感じ☆で お兄ちゃんも 言うんです・・・自分だって、いちばん欲しいモノから逃げてるじゃないか。偉っそうに、人のこと批判ばっかしてるけど、自分のことはさっぱりダメじゃねえか。いざとなるとビクビクして、病気を言い訳に閉じこもっているだけじゃねえか。』って。そしてら美緒は「違うよ。私は お兄ちゃんとは違う。もう迷わない。たとえ傷ついても、欲しいモノは欲しいって言うから!」と、お兄ちゃんの言葉で、結城との恋に前向きになりました。でもそれって、美緒も思いっきり お兄ちゃんがチャンスに懸けて欲しいから言ってるんだけど、和樹はやっぱり美緒を見届けなきゃって思いは捨てきれないみたい。。。

 Dr.高木は、結城に 医師と患者の恋愛はしないように助言をしましたが、青木教授が圧力をかけてきたときには結城を庇いましたよね。二人が気持ちを通すことで、どれだけ傷つくかもしれないかってことを、彼女は知りすぎるほど知っているからでしょうね。
 和樹は、デートの約束をすっぽかされて 心にもなく「なんか〜めんどくさくなってきちゃった」と言った美緒のこと、『・・・けどあいつ、大事な手術の前に、こんなどうしようもない兄貴のとこに来たわけで、なんかとてもほっとけなくて』と、”またまた”結城に美緒の気持ちを伝えに行きますが、和樹に言われるからではなく、自分で決める気持ちを大事にして美緒とつき合っていきたいと意思表示した結城がよかったです。今の結城は、Dr.高木の助言にも青木教授の圧力にもめげず、自分自身の気持ちに素直でいようとしてますね。

 自分の気持ちにまた正直になれた美緒と、美緒との恋を前に進める決意をした結城の再会シーンは、勝手なイメージですけどいかにも月9らしい演出に、なるほどね〜と微笑んでしまいました。あれっ、ここってウルッとするところかしら。思いっきり楽しそうにドライブする美緒を見て嬉しかったし、レストランシーンの会話や、展望台のシーンも微笑ましかったわ。

 和樹が はるなを呼び出したのは、彼女ああ見えてけっこう大人のシビアな感覚の持ち主だから、『・・・人生、深く考えるようにも』なった和樹としては、ベタベタされるのはごめんしてほしいって感じだけど、でも何げに頼れるのかもしれない。ところが和樹は、Dr.高木からの呼び出しに、すっとんで行きましたけどね。和樹は 初めて会ったときに一目惚れしちゃったんでしょ、素敵な大人の女性として憧れのような存在なんだと思います。そして大切でたまんない美緒の命を預ける存在。Dr.高木も、和樹は患者の家族として接しているものの、彼には心動かされ心温かくさせられて癒される、気になる存在ではあると思います。でも、二人の心の中にある感情が、恋として発展していくことになるのでしょうか。。。そんな気持ちの余裕が二人にあるかな〜。。。あっ、でも和樹は言ってましたもんね、『人を好きになったら、それだけで幸せな気分になれる』 って。。。

 結城と美緒の交際にいいことはなく反対だってはっきり和樹に断言して 和樹にも協力を求め、和樹に『先生、人を好きになったことないんですか!?・・・』と言われたDr.高木が、改めて和樹を呼び出して、いつもなら患者の家族に言うはずもない自分の過去を話したのは、結城や美緒に自分たちのような思いをさせたくないからちゃんと解ってもらいたかったのでしょうけど、思いがけなく返ってきた和樹の言葉は『でも〜〜〜、俺が止めたところで、どうにかなることじゃないと思います。だって二人は、俺なんかが勧めたから恋をしたわけじゃないし・・・。先生だって、辛い思いだけじゃ、なかったでしょ。その亡くなった方も、きっと、”最後に先生に出会えてよかった” そう思ってたんじゃないのかな。・・・先生が間違ったことしたとは、俺には思えない。』ほんとうにこのときの和樹は、ゆったりとした話し方にも澄んだ瞳にも柔らかい表情にも雰囲気全体に優しさがさり気なく充満している感じで と〜っても素敵〜☆ この感じ、言葉では上手く表現しきれないけど、伊藤さん独特な感じがします。UKIUKIは高木先生に感情移入していたのでもないはずなのに、心の痛みと人に理解されてこなかった自分を優し〜く包み込んでくれる柔らかい包容力を感じて、涙が溢れてきちゃいました♪ 高木先生も心の奥では、初めて自分の気持ちが救われてすごく嬉しかったと思います。でも現実的な判断を崩すことはしないという、大人の対応でしたけどね。

 その後のナレーションのお声が、今回もまた素敵でした♪《その頃、妹は何も知らず、たぶん、あいつの20年の人生で、いちばん美しい夜の中にいた。》
 ”ファースト・キス”・・・美緒は「まだ早い。もうちょっと、大事にとっときたい。」のでした。
 ラストのナレーションは、《夏は、いつだって、あっという間に過ぎていく。思いもかけない出来事が、妹と俺の、短い夏を、終わらせようとしていた。》なんだか深刻な雰囲気に。。。


第8話「さよなら、妹よ」 (2007.8.27 O.A)を観て・・・
 今回は、なんだかコメディー色がどこにあったのか思い出せないくらいにジーンとしっぱなしで、なんといっても 仕事と美緒で迷いに迷う和樹を、思いっきり堪能できました♪ 和樹は何をしていても、その迷いをずっと抱えていたと思います。だからもう、お気に入りばかりでリピートするのが楽しみです。

 また大切な美緒さえよければいいというのではなく、結城の立場にも心痛めるのが和樹らしいところ。それで美緒は結城センセに別れを告げることに・・・。 《俺が妹を泣かせた。いちばん、大切な妹を。何をやってるんだろう、俺は。。。》(ナレーション)そうかもしれないけど、美緒も「・・・なんで肝心なとこでぶち壊すのよ!」と言いながらも、それもまた人としての豊かな体験になって、強くなれたように思いました。そして美緒だって、自分が傷つきながらも 和樹にも結城にも前向きな気持ちで挑戦してもらいたくて 背中を押してくれますね。

 Dr.高木の電話を受ける和樹が素敵〜☆ 美緒を傷つけてしまったと言う高木に、『・・・先生は間違っていません、いつだって。』 どうして そう言えるのかと問われると、『わかりません。僕がそう思っただけです。』 また 『美緒のことなら、大丈夫です。僕が守ります。たった一人の、妹だから。』って、潤んだ瞳☆でそう言って、決断したんですよね! 番場に見せるため準備した”パリ行きの勝負写真”をゴミ箱に捨ててしまいました。

 ラストに、番場が和樹の写真を拾って見てくれて、UKIUKIは嬉しかったです! 勝や一流や はるなと、あっ美緒もと同じように、UKIUKIはやっぱり和樹に挑戦してほしい。和樹の写真は”本物”の一瞬ばかりでした!! 番場は”パッション”を感じてくれましたよね。和樹の写真への”情熱”は、美緒への思いと相反するものではないはず! という展開になっていくといいな〜。。。だって、写真はその両方が融合していましたもの・・・と UKIUKIは思いたいのです。
(以上は、珍しくO.A鑑賞直後の感想です。)
大好きな和樹がいっぱいで 追記したかったけど、何かと落ち着けない日々だったのと、言葉にするの難しくて それよりリピートして眺めてたい。。。感想短いけど、気に入らなかったのではなく 無精しちゃったんです。


第9話「行くな、妹よ!」 (2007.9.3 O.A)を観て・・・
 美緒が急にロスに帰ることになって 寂しくて寂しくてたまんない和樹が、なんか可愛らしくて 好き〜♪ オープニングでは ちょっぴり拗ねちゃってるふうに見えたり、タイトルバック後のシーンでは ションボリしちゃって〜♪ 和樹は、寂しがってるだけでなく、結城センセにちゃんと会って別れの言葉くらい交わした方がいいんじゃないかって思ってるんですよね。でも美緒は、結城センセのアドレス削除して何も言わずに帰国するつもりなんですよね。それが、今でも好きな結城センセへの 美緒の”好き”なんですね。美緒に「・・・くっつけって言ったり、もう会うなって言ったり、また会えって言ったり」と指摘されて、でもこのままじゃ〜って気持ちなんでしょうか、ソファーに しょぼんと座りに来る和樹もキュート♪な〜んて見ていたら、えっ?あれは「捨てられた”猫”みたいな顔」なのぉ〜!? ちょっと違うんじゃない〜(笑)

 和樹からパリ行きを断ったと聞いた美緒、「サイッテー!やっぱり逃げてるんじゃん」と言って兄妹喧嘩が勃発! 美緒はお兄ちゃんに頑張ってほしいから ガンガン攻めるのに対して、いつもは美緒の気持ちを察して美緒がいいようにと思って言い合いしている和樹が、このときは自分の気持ちをぶつけるようになっていったのがいいな〜。和樹はやっぱり写真が大好きなんだっていうのが伝わってきたし、写真を一生の仕事にしたいとも思ってる。

 勝が 和樹は決して”逃げている”のでも ”行き当たりばったり”なのでもないと言ってくれて、そしたら美緒だってお兄ちゃんの気持ちはちゃんと受けとめていたけど、でも自分のことと仕事のことは全く別なのにって言うのに対して、「でも、あいつん中じゃ 分けられないんだ。美緒ちゃんがいるから写真を撮れる っていうか、周りの人を大事にしないで夢叶えたって、あいつ嬉しくない っていうか、俺 好きだよ、あいつのそういうとこ。」って言ってくれて、嬉しくてウルウルしちゃいました♪
 一流は和樹を病院に引っ張っていって、「別れにも、いろいろあるんだよ。いい別れもあれば、引きずる別れもある。ちゃあんとさよならさせなきゃ、無責任だっつってんだよ。」って。
 勝や一流が、それぞれにホローしてくれるのが また良かったです。前回よりも少しはユーモア出してたけど、もうこのドラマはシリアス系になってますよね〜。それで UKIUKIは全然もの足りなくないし、無理に笑いを狙わないのがかえっていいな〜。勝も一流も、もちろん和樹やはるなもですが、マジな思いがちゃんと心に響きます。

 あれもこれも相変わらず優柔不断でダメダメ兄貴って設定のようなこと何処か(思い出せない・・)で読んだような気がするのですが、UKIUKIは真剣に迷って悩んで自分なりに考えて行動している和樹はダメダメだとは思えません。迷いや悩みから目を反らせていた頃が、ダメダメだったのでしょう。
 一流に背中を押されて、和樹がまた 美緒のために行動開始したものの、結城先生にとっての仕事のことと 美緒のことの間で どうしてやったらいいのかと悩むばかり。

 美緒は相変わらず口は悪いけど、人をバカにしたふうではなくなって、素敵な女の子になってきましたね〜。本当は結城センセとの別れが辛くて堪らないのに、お兄ちゃんのこと考えてるし、勝や一流に対しても もちろんお兄ちゃんにも ちゃんと自分への心遣いを感じて お別れの挨拶もできてる。来たときとは 大違いだよ。
 帰国の前夜、背中合わせで美緒が和樹に話してたシーンは素敵でした。聞いてる和樹の表情が、とってもいいんです♪ 美緒が「お兄ちゃん、ありがと。・・・楽しかった この2ヶ月。悲しいこともあったけど、日本に来てよかった。お兄ちゃんに会えてよかった。」って、それを聞いた和樹は、寂しさと、そしてそう言ってもらえた嬉しさもあるでしょうけど、でも思いっきり幸せにしてやれなかったという心残りで胸がシクシクしているのもあったと思います。
 また、翌朝になって空港へ向かう美緒を見送るとき、美緒が 「バカ兄貴、私頑張る。だから、お兄ちゃんもガンバレ〜!」って言われた後の 和樹の表情もね〜お気に入りです♪

 番場は 二人ともパリには行かせないって、結論を出しました。和樹の写真には情熱も感じるけど、家族にかまけて自分からチャンスを捨てるようなヤツにはチャンスを与えないと・・・。 美緒がお兄ちゃんのために ”どんなことをしても、チャンスを掴もう”と番場先生に頼みに行ってくれたと聞いて、和樹が瞳を潤ませて☆ ため息ついて座り込んで頭抱えて・・『何やってんだ〜俺は・・妹はやることやってるのに、俺は悩んで迷ってばかり・・』ってのもね〜お気に入りです♪
 そんな和樹を励ます勝と一流がよかったな〜。励まされてる和樹もね〜♪ とにかく受け身の和樹の表情あれこれが 堪らなくいいんです☆ そして和樹は考えた結果、和樹はまた 美緒のために走りだしました! 今はやっぱり優先順位は美緒と結城センセのことと決めたんですね。そして夢中でやる!

 『(オペが)終わってからじゃ遅いんです。美緒だけじゃなく、結城センセにとっても。もし俺が結城センセなら、後で全部聞くなんて、男として辛いです。もし俺が医者なら、自分で乗り越えて、大事な仕事に臨みたいです。(高木)先生が、これまでそうしてきたように。先生は、今までいろんなこと乗り越えてきたから、ここにいる。違いますか。』 聞いていてドキドキ☆しました! この言葉がDr.高木に響かないわけがありませんよね!!
 和樹が、今日ロスに帰っていく美緒に ”さよなら”の言葉をと お願いしたら、結城センセが、「僕は、さよならを言う気はありません。どんなことをしても、もういちど彼女に会うつもりです。そのためにも、オペを成功させたいと思っています。一人前の医者になるのは、彼女との約束ですから。」と言ってくれて、・・・和樹はそのことを美緒に伝えたくて、空港へと走りだしたんです!

 はるなが美緒を空港まで送っていって、彼女たちの恋の会話には そうっか〜とか思ったし、はるなもああ見えて 人のために一生懸命になれる気持ちの温かい人です。結城先生の代わりに美緒を抱きしめてあげるのなんて、はるならしいな〜。
 空港に着いてからも、美緒を探して必死に走り回る和樹。そして はるなが大活躍して、やっとのことで和樹は美緒に結城センセの気持ちを伝えることができました。『美緒、先生は別れないって言ってたぞ。・・・・・おにいちゃん、もう反対しない。美緒!』

 和樹兄ちゃん フロアに倒れ込んでしまいましたね〜! まあ予告にも出てたし、その前からクラッっときかけてたから、驚きはなかったんだけど、なんか胸がキュ〜〜〜ンと痛くなって、あの意識が薄れていく感じのお顔がツボ☆なんです〜!! 横に寝た状態なのに顔つきくずれないで とっても綺麗です。そこに あの素敵なお声で《 薄れゆく意識の中で、俺は変なことを考えていた。このまま、俺が死ぬ代わりに、妹を助けてやってくれ。妹はこれから、人生でいちばん幸せなときを迎えるだろう。それが、長く、長く続くなら、こんな情けない俺の命なんて、それが、いちばんいいかもしれない。 》と ナレーションが入るんですもの。つい、何度もリピートして 見とれて&聞き惚れてしまいます〜♪ なんか最近ちょっと痩せたようにも見えるものの、逞しい体してんのに、和樹が倒れる姿に違和感がないな〜。
 伊藤さんは、体にしても心の内にしても人の弱さを表現するのが上手いな〜☆って思うんです。どんな役でもそういうのをふと感じさせてくれて、それがまた優しさと重なってたりして、だから人間味を感じて愛おしくなってしまうの〜♪
 和樹は特にそういう部分の多い役だし・・・。お気に入りの潤んだ瞳なんかも 堪能できて、嬉しいです。

 次回、美緒が手術をためらうみたいだけど、和樹が復活して、ラストに向けてどんな展開になっていくんでしょう。。。


第10話「兄と妹の最終章!」 (2007.9.10 O.A)を観て・・・
 考えてみたら、第1話の和樹登場シーンは だらしな〜い寝起きのシーンでしたが、そこツボ☆だったんですよね〜。それからもありましたね、寝起きシーン。今回もありました、脱水症で倒れて白鷺大学附属病院に入院した和樹が目覚めるシーン。あっ、ソファーで寝っこけてるのも可愛いかったな〜♪ そして美緒を心配した勝に起こされました。気づいたんです、UKIUKIは和樹が目覚めるとこ、目覚めてからしばらくボォ〜っとしてるとこ、そして我に返るの好き〜♪
 それにしても、勝と一流があんなにベッドサイドで可笑しいのに、吹き出さないでぐっすり寝込んでいる和樹、いえ伊藤さんがスゴイね(笑) 今回 はるなの和樹への”好き”が可愛かったな〜。とっても心配していた和樹が、目覚めたら美緒や高木先生に気が行って、ちょっぴり可愛そうだったし。。。

 ベッド上の和樹、色白で美しいお顔♪ 倒れてからの時間考えたら、お髭がうっすらとあるはずなのに〜なんて、まあいいや(笑) 高木先生の話を聞きながら、まんまるおメメで見つめる和樹が可愛いよ〜♪
 高木先生に「・・・私自身の過去を認めることができましたから」と感謝されて、和樹なんだか複雑そうだけど、和樹は空回りばっかりして失敗していても、和樹のやってることや いいと思うことは、高木先生のやってきたこととも重なって、先生は間違ってない・・いろんなこと乗り越えてここにいる・・という彼の言葉や 彼の一生懸命な姿を見て、また結城先生のことを認めることで、Dr.高木は、ずっと忘れたいと思ってるのに引きずっていた過去を認めることができて、前に進む気持ちになれたようです。憧れの高木先生の気持ちを癒してあげることができたなんて、素敵じゃない 和樹☆ Dr.高木は和樹に「さようなら」って、病室を後にしましたよね。
 そして和樹だって、幸せを見つけてあげよう 守ってあげようとしている美緒から、逆に頑張る気持ちを貰ってたりもする。人の気持ちは立場とは関係なく、励まし合えるものなんだというのが、この物語の素敵なところです。

 和樹と美緒の病室シーンは、楽しげでよかったな〜。美緒に高木先生への気持ちをからかわれて、デレデレに照れちゃってる和樹〜♪ 美緒に、結城センセとのこと聞きたくて〜でも・・・ってとこも面白い。『キスぐらいしろキス ムゥ〜』な〜んてキス顔♪見せてくれちゃったり。そして『結城センセが待っててくれるなら、きっと手術も成功するよ、なあ美緒。』「うん。」って、このときはね。。。パンツのダイビングキャッチも 面白かったな! でもなんであんなとこにパンツ入ってんだか(笑)

 和樹は番場に「もう来なくていい。家族にかまけて仕事を疎かにするヤツはいらない。」と言われてしまいました。でも餞別は、フイルム!!
 『俺、これは、独り立ちしろっていう意味だと思う。』と 和樹。今までだったら、そんなの無茶だと思ったけど、『美緒が一人で、難しい手術に挑戦するって決めて、それでも諦めないで幸せ掴もうとするの見て、・・・一か八かやってみるよ!! 』って決めたんです。すごぉ〜い成長!! 和樹〜がんばってね〜〜♪ この先の 和樹のドラマを観たいな〜。

 でも、そんなふうに言われた美緒だけど、なんだか手術するのが怖くて堪らなくなってきちゃったんですね。。。 そんな美緒を、そっと抱きしめる結城。そんな美緒を、《美緒、ひとつの幸せが手に入ると、それを失うことが 怖くなる。そんなことは、当たり前のことなんだ。おまえは、そんな当たり前のことを、初めて知ったんだな。でも、それは今、おまえがすごく幸せだってことなんだ。妹よ、俺の妹よ、怖がらなくていい。お兄ちゃんが、必ず、守ってやるからな。》素敵なナレーションが、包み込むのでした。

 結城の代わりにDr.高木が函館に転勤することになったと聞いて、和樹ったら”腹を立てて”駆け出していきました!

 今回、コメディー色がちょっと戻ってましたね。次回最終回の予告を、そのまま鵜呑みにできないUKIUKIなのですが・・・。だって〜。。。


最終話「天国から来た手紙」 (2007.9.17 O.A)を観て・・・
 散々美緒は〜?と気を持たせて、死ぬはずはないって思ってても ちょっぴりドキドキ・・・、でもやっぱり心地よいラストでちゃんと締めくくるあたりが月9らしいというか、よかったです。”泣けるコメディ”・・・最後は嬉し涙でした。

 今回もお気に入りの和樹がいっぱい。頑張ろう!って気持ちで行動し出す和樹が かっこよかった。和樹とDr.高木のシーンが嬉しかった。空港で美緒を送るところもよかった。美緒に手紙を渡されて「もし、私が死んじゃったら読んで。」と言われてから後の和樹の表情が、いちばんのツボ☆かな〜。。。『死んだらとか、そういうこと言うなよ。』と言いながら、ちゃんと受け取ってあげるのが良かったと思いました。そして希望を込めて「・・またね」と言う美緒に、『・・またな』って返すときの と〜っても切なくて でもしっかり言ってやらなきゃっていう お兄ちゃんらし〜い感じが大好きです♪ そして『 美緒 』って おでこを合わせてあげるとこだって、恋人でも友人でも親でもなくて ”妹のことが大切で可愛くて心配で堪らないお兄ちゃん”です。そうそう、ドラマを通して和樹が一人称で”お兄ちゃん・・”っていうの、好きだったな〜♪ おんぶシーンがまた観られたのも、嬉しかったです。きっと和樹の背中っておっきくてあったかくて、なんたって気持ちがあったかくて、1話のときと同じように和樹は美緒の気持ちを感じてあげて、でも今度は美緒もお兄ちゃんの気持ちを受け止めて、・・・しっとりとして素敵でした〜♪

 ”結城センセ&美緒”ファンの方には申し訳ないけど、二人の結婚式写真は本当の時に取っておかないと、美緒のウエディングドレス姿の写真だけで良かったと思いました。だけど写真は別にして、みんなで記念写真撮ってるときに結城センセが間に合わなくていなかったのは残念だったけど、和樹と美緒の笑顔は と〜っても素敵でした♪

 とうとう美緒と結城センセの”ファーストキス”が実現してよかったですね。
 それにしても、美緒と結城センセが最高に盛り上がってるときに申し訳ないけど、「また会えるかな」「あたりまえだろ」は、まんま環菜&大輔やぁ〜って、つい笑っちゃいました。それにカメラがぐるりと空港で抱き合う二人の周りを回るのは、沢村さん&咲子さんじゃないですか〜。これまでにも、和樹とDr.高木のシーンで千里を思い出しちゃうのがあったし、このドラマの脚本は伊藤さん過去作を意識してません!? 嬉しいわぁ〜(笑)コメディなんですもの、許されるでしょ。

 仕事を無くして美緒もロスに帰っていって抜け殻になりそうな和樹が心配で 一緒に暮らしてもいいよって言うはるなに、『ごめん、俺、はるなとは そういう・・・』「なんで・・・」『それは・・・』と・・・。はるなは ほんとうは悲しいけど、パリに行って 誰にも甘えないで 写真家になる夢に向かって頑張る!!そんな和樹になって嬉しかったとも思います。待ってるね!と言わないのが、はるならしい。上手くお互い前向きに 別れさせてくれました。
 和樹&Dr.高木のラスト・・・和樹の気持ちは高木先生にちゃんと伝えて、そしてちゃんと伝わったとは思うけど、上手く心の整理をつけられるよねっ和樹〜って思った瞬間、えっ! はっぴぃ〜〜〜っ♪

 パリの和樹は、まだ先は見えないけど 輝いていました〜☆ これから いい写真いっぱい撮るのでしょうけど、持ってた”美緒の写真ファイル”は、ほんとうに和樹生涯の最高傑作になるでしょう♪
 前にも書いたけど、この先の和樹のドラマが観たいな〜って気分!!