地球46億年冒険の旅 アース・オデッセイ “地球とは何だ!?” <TV(ドキュメンタリー)>(2008)

         

◆放送前に・・・(2008.2.27)
 幼い頃、星空を見上げて それが宇宙だと思っていた。ある時 自分の中で 宇宙を見る視点が変わった。それは、地学の知識として学んだときかな・・、そうじゃないな。たぶんテレビの科学番組、例えば「地球大紀行」(1987年NHK)や 「銀河宇宙オデッセイ」(1990年NHK)とかを見たときのような気がします。
 ふと思い出してしまった「地球大紀行」を見ています。地球46億年の歴史を復習、あっ予習かな、でも内容的には二十年余りの間に新しく解明されたことがあるかもしれないし、映像やCGの技術も進歩しているから、『アース・オデッセイ』ではどんなふうに見せてくれるのか 楽しみです。

 地球も無数にある星の一つで、長〜い宇宙時間の一時に生まれて生きて死んでいく。そして地球上の生物の全てが 人類も勿論例外ではなく、限りある地球時間のある時期に 出現して繁栄して絶滅していく。
 宇宙>銀河>太陽という恒星の歴史の中にある 地球という惑星の歴史の中に、人類の歴史があり、その中の今を私たちは生きている。自分も周りの人の命も いつかは終わりがあるけれど、体を大切にして その人なりの豊かな人生を送り 寿命を全うして生き終えるのが幸せというものだと思います。それは人類にとっても、地球にとっても同じだと思うのです。

   また、My Feelingでリンクを貼っているドレイクの方程式(地球外生命の分布、更に地球外文明の存在を推測するための方程式について)には、『カール・セーガン博士は(ドレイクの方程式において)文明の存続期間以外の項は総て比較的高い値であると推測している。そして、この宇宙に存在する文明の多寡(多いか少ないか)を決定付ける要素は、文明の存続期間(言い換えると技術文明が自滅を避ける能力の大小)であるとしている。ドレイクの方程式はセーガンにとって、環境問題に関わったり、核の冬の危険に対し警告を発する為の原動力となった。』と書かれていて、印象強く頭に残っています。

 私たちの生活が地球の環境に与える影響が語られるようになって随分経ちますが、びくともしないと思いがちだった大自然(地球)は、実はとても繊細なバランスで成り立っている生命共同体であることが解ってきました。豊かさや便利さを追求してきた私たちの生活は、地球の自然環境やそこに生きる生物仲間に負荷をかけ、バランスを崩し、その崩れが共鳴しあって増幅し、このままだと間違いなく人類の寿命に影響するでしょう。人類や地球が 寿命を全うして幸せに生き終えるために、尊厳ある最期を迎えるために、この素晴らしい文明を築いてきた人類の能力を否定(放棄)するのではなく、生命共同体の一生物としての謙虚な気持ちをもって その能力を地球のために生かしていくことが人類にとっての豊かさだと思います。また個人としては、何でもかんでも進んだ技術に頼るというのではなく、日常生活の中で無駄を省く工夫をしたり ひと手間かける努力を心がけたりして、地球を大切にしていきたいものです。

 さて、『プラネット・ブルー』でもそうでしたが、この『アース・オデッセイ』でも、地球大自然の素晴らしさと 私たちはそんな地球という環境の中で生かされているということを、知識として頭で理解するだけではなく、伊藤英明さん、上野樹里さん、SHIHOさんと共に 心で感じさせていただきたいと思います。

◎伊藤英明さんは、ハワイ諸島の海(ザトウクジラ国立海洋保護区)で、
 冬の間 繁殖と子育てのために集まってくるザトウクジラを観察されたそうです。
◎上野樹里さんは、アフリカ大地溝帯(大陸移動の現場)に行き、
 驚異の自然と そこで繰り広げられる生き物たちの営みを 観察されたそうです。
◎SHIHOさんは、アリゾナ州に行き、
 地球の歴史(地殻変動)を目の当りにされたそうです。


◆放送を見て・・・

3月 1日 〜〜ちょこっとおしゃべり♪〜〜から転記
『アース・オデッセイ』を観ました、と言いたいところですが所々抜けたので、来週またゆっくり観ます。 伊藤さんの部分、内容も映像も素晴らしくて良かったです。
あんなにでっかいザトウクジラと・・あっ可愛い赤ちゃんクジラもですが、接近遭遇したんですね。 ”神秘の歌声”の響きに感動し、あの海中で興奮する姿が最高でした♪
今回は、今まで以上に求められている自分の役割を意識して頑張ってる伊藤さんが、凄〜く かっこよかったです☆ 映像の端に”撮影:伊藤英明”って入ってるのが 嬉しかったよ〜!
感想UPは、また改めまして・・・

 O.A直後、これだけ書くのがやっとでした。まだ見てないとこあったけど、いっぱい感じました。あれこれ思い巡らせていました。でも書いて表すのって難しいです。見ているときから、凄〜い!凄〜〜〜い!と心の中で連発。伊藤さんたち(今回 SHIHOさんが連発チャンピオンでしたね〜)のこと、言えませんね(笑)
 書いて表すのは、感動そのものではなくなってるな〜と いつも思います。だからすぐには書きたくないっていうのと、一方で初めに感じたことを書いておきたいというのがあります。別に書かなくていいやん!と思ったりもしますが、これはUKIUKIの 宝物集め、そして感謝の気持ちです。

(掲示板から転記)投稿者:UKIUKI 投稿日:2008年 3月 2日(日)23時30分8秒
>フリーダイビング
こちらでは30分番宣なかったので見てないのですが、フリーダイビングせっかく訓練したのに、本編ではないな〜と思って観ていました。フリーダイビングに水中カメラが加わるのは難しそうだし、また1回だけならともかく、何度も潜ったり、クジラの動きがあんなに ゆ〜〜〜っくりだと長い時間かかるし、無理があるのかな〜と思いました。
それで、リブリーザー使うことになったのかな。はじめから両方準備してたのかな。あれも訓練に3日かけたって言ってましたね。しかも30キロ、あれも大変そうだったけど、いろんな操作するものついてて、かっこよかった(笑)
フリーダイビングは いつか別の機会に、ぜひ見たいですね〜!!


〜〜〜リピートして、少し落ち着いて見ました〜〜〜(2008.3.3)
 まずは なんたって単純に、海に潜っている伊藤さんを眺めているだけで、幸せ〜♪な気分になります。海に潜ってザトウクジラを観察している伊藤さん、当然ザトウクジラも彼を観察していたみたい。伊藤さんのそばを離れなかったというクジラも・・、なんか伝わるんでしょうね〜 アイツは大丈夫!って。だって『海はいつも、僕の心と体を支えてくれる大切なもの』と言ってた伊藤さんですもの、きっとクジラも仲間の波長を感じたのではないかしら〜(笑)

 海の中で初めてクジラに出会った後、『今日はなんか、純粋な感動というよりも、やることがいっぱいありすぎて・・・』な〜んて言いながら、感動の瞳〜☆ ”緊張が解けた瞬間に 込み上げてくる不思議な感覚”の伊藤さんを見て ウルウル♪しちゃいました。

 今回はフリーダイビングや リブリーザーなどの訓練もされてきたそうで、慣れない水中カメラで一生懸命いい映像を撮ろうとしているのが分かりますし、それ以前にクジラにストレスを与えないように また警戒しないで自然な営みを見せてくれるようにとの気遣いをされているのがよく分かりました。赤ちゃんクジラが伊藤さんに好奇心をもって近づいてきたとき、スキンシップを取れそうな状況で、距離を開けようとした伊藤さんが素敵でした。クジラが近づいてきて留まってくれているチャンスを逃すまいと、真剣に準備を整えている姿も素敵でした。

 それにしても、遠近の映像だと分かりにくいけど、横に並んで映るとザトウクジラのもの凄いデカさに対して伊藤さんの小さいこと。メスを巡ってオスどうし戦ってるときのようにぶつかられたり、尾びれで叩かれたりしたら ひとたまりもありませんよね〜。でも伊藤さんは『恐くない』って、ゆ〜ったりした動きなのもそうですが、警戒してないというのが以心伝心で伝わってるようでした。

 いつもは正規の研究者以外は潜れない海に潜ってザトウクジラに出会えただけでも凄いのに、クジラが警戒することなく自然な営みをいろいろ見せてくれて、そのうえ今まで遭遇できたのは数人だけという シンガーと呼ばれるクジラが歌っている場面を目の当たりにすることができて、それを映像を通して見ているだけでも ほんっと神秘的で、凄い!凄〜〜〜い!!です。その場にいた伊藤さんは、それはそれは強烈な感動☆だったでしょうね!! そして、その場を歌いながら去っていくシンガー、そして遠く離れていきながら大きくジャンプしてサヨナラの挨拶をしているようなシンガーって、伊藤さんらダイバーの人たちの存在を ちゃ〜んと意識しているようで、UKIUKIまで興奮して胸が熱くなりました。

 母クジラが赤ちゃんクジラを守っていると感じたり、オスとメスの恋のダンスに優しさを感じたり、エスコートと呼ばれるクジラが警戒しているのを感じて もしかしたら外敵から守っている可能性を考えたり、シンガーに出会った後も・・ 全身がその興奮で包まれている海の中の伊藤さんは なんとも可愛かったな〜♪・・ いろんな場面の海上でのコメントは、いろんな思いの詰まった感動を噛みしめるように言葉にされてて、心に響きました。素敵な笑顔の伊藤さんを見て 堪らなく嬉しくなるし、何をしていても生き生きとした瞳が綺麗な伊藤さんが 愛おしいよ〜〜♪

 さて、全体を通して・・・
 この番組では、地球46億年の歴史や 海や大気の役割などの説明、また各スポットの説明は、繰り返しもありましたが簡潔で最小限のようでいて とても解りやすかったと思います。そのなかで、UKIUKIにとっては初めて知った新しいこともいろいろありました。例えば、”海水の半分は彗星がくれたもの”とか”1000年で一周する海洋大循環”など・・・。また ”ザトウクジラ”をこんなに映像で見るのは初めてで その生態も少し分かったし、最後の”THE WAVE”も初めて見てビックリ!! それで思ったよりたっぷり 伊藤さんたち三人の冒険を見せてもらって、奇跡のような地球大自然と生物たちの営みを 現実のものとして感じることができました。

 大きな海。広い大地。素晴らしい大自然の景色の中に見られる、歴史の足跡。また大自然は、今も地球の誕生から死への過程を生きている、その姿。その雄大さ、包容力。その大自然に生かされている さまざまな生物のシンプルな生き様からは、生きることの喜びや厳しさを感じると共に 尊い命を謙虚に生き抜く強い生命力を感じました。そして私たちもその仲間なんだという喜びや誇らしささえ感じさせてくれます。
 しかし近年、私たち人間は急速に科学・技術を発展させてきたことで、謙虚さを忘れてしまっていました。そのことに気づいた人間は、このままではいけないと思い始めていますが、加速のついた流れを変えるのはなかなか大変です。この番組を観て、UKIUKIがいちばん恐いと思ったのは、”北極海の氷が無くなったら海洋大循環が止まり海が死んでしまう”ということです。今までは海水面が上がって・・・と、漠然とした心配でした。また温暖化問題といえば、南極のオゾン層が・・・という心配に意識が向いて、北極海のことはあまり考えなかったです。ところがそれが どんなに大変なことか、よく解りました。国が企業が社会が変わっていかなければならないのは勿論ですが、その原動力となるのは私たち一人ひとりの意識の変化、私たちの思いや小さな行動や高まる要求だと思います。

 『プラネット・ブルー』でもそうでしたが、この『アース・オデッセイ』でも、素晴らしい大自然の中で伊藤さんたちが体感した 思いっきりスゴォ〜〜〜イ☆感動に共感することができたことは、 UKIUKIにとって、環境問題を考える原動力となります。 難しいことは分からないし、大きな活動はできないけど、UKIUKIだって 今ちょっと気にかけてやっている日常の行動に もう少し気合いが入るというものです。