Comment page 2008.9.19 renewal


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バンテージ・ポイント
VANTAGE POINT    (2008)


 スペインのサラマンカで 西欧とアラブが一堂に会して首脳会議が行われています。 ”対テロ戦略”を提案したアシュトン大統領の演説が 大観衆を集めた広場で始まろうとしたとき、二発の銃弾が大統領に発射されました。
 いろんな視点で検証すると、怪しい人物が何人も浮かび上がってくるのが前半の展開です。ここがこの作品の見どころでしょうが、時間軸を元に戻して何度も繰り返すので ちょっとくどいな〜って印象もありました。

 シークレット・サービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)は、以前自ら盾となって大統領を護った人物。その時のトラウマを抱えながらの 復帰初の任務です。それでも彼の目や勘は、やはりスゴイ! そして、観ていくうちに 護衛側のテロ対策の裏側が明らかになって、しかもテロリスト側もそれを承知で、また本当の目的は大統領の狙撃ではなかったというのですから、おもしろくなってきました。メディアのビデオを再生していて、バーンズは衝撃的な事実に気づきます。後半は、バーンズがテロリストらを追う追う追う・・の展開です。

 テロリスト側の背景や、テロリスト側がいったい大統領をどう利用するつもりかなど描かれてなくて アララ〜って感じ。前半の展開に比べて 後半はずいぶん大雑把な内容です。でも、だから現実の国際情勢と離れてエンターテイメントとして単純に楽しめるんやわ〜って、思えばいいや。

 爆発やらカーチェイスやらド派手にやって、なんたってバーンズは不死身だし、まぁそういう映画でした。欲を言えば、UKIUKIとしてはバーンズが見た目イマイチやな〜と思って、どうせならカッコイイとかシブイとかって思えるルックスのバーンズがよかったな〜(笑) (Comment2009.1.27)