Comment page 2008.9.19 renewal


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ハプニング
THE HAPPENING    (2008)


 ニューヨークのセントラルパークで起こった怪現象が、次々周辺地域へ広がっていく。フィラデルフィアの高校教師エリオット(マーク・ウォールバーグ)と妻のアルマ(ズーイー・デシャネル)は、友人に誘われて避難することになりましたが・・・。

 まあ内容は単純で、エリオットらは友人の娘を預かることになって彼女を護りながら逃げて行くわけですが、その先々で怪現象が起こって窮地に次ぐ窮地の連続。初めから終わりまで もうずっと場所は違っても起こっている現象は変わらず、人々が訳のわからないことを口走ったかと思うと方向感覚を失い、やがて自殺行為に至る。何らかの化学物質が 脳内の神経伝達経路に障害を与えているようです。怖〜〜〜い!! 霊のようなものに捕りつかれて不可解な死に至るような物語は あまり怖いとも思わないけど、これは現実にも起こる可能性がありそうなんですもん。

 それに我を忘れて異常な行動をしてしまうというのでは、映画やドラマで何かに感染して殺し合うようなのは今までにもあって それも悲惨だけど、このように自傷行為によって死んでいくというのが よけいに怖いです。その方法は様々で見るに耐えないというのもありますが、自殺してしまうという症状に現実味を感じてしまいました。工事現場で屋上から次々飛び降りる人たちを観て、脳障害のメカニズムは違っているかもわかりませんが、タミフルの副作用(とは限らないそうですが・・)なんかも連想してしまいます。
 そして薬の服用ではなく、空気や水にその化学物質が混入したとしたら、この映画のように突発的に集団発生です。あっ症状は別モノですが、サリンを思い出します。

 テロだとか政府機関からとか植物が放出してるとか原因の推定もなされているけど、具体的には特定されないままラストを迎えました。しかもまたどこかで・・というオマケつき。突然始まって突然終わることから植物放出説が有力だということでしょうか。となると ストレスの溜まった植物はこの地球上あちこちに・・いよいよどこで起こるか分かりませんね!?! (Comment2009.2.5)