Comment page 2008.9.19 renewal


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最高の人生の見つけ方
THE BUCKET LIST   (2008)


 死ぬ前にしたいこと系な映画ってことで、新鮮な期待のようなのはあまりなかったのですが、やっぱりUKIUKI何気にお気に入りの俳優さん ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが揃ってということで、楽しませてもらいました〜。

 一代で10億ドルの富を築いたという実業家エドワード・コール(ジャック・ニコルソン)。ところが4回も結婚・離婚を繰り返し、結局 人生の終盤を迎えた今、お見舞いに来る人もなく孤独なんです。
 恋に落ちた女性が妊娠して大学を中退、それ以来 羽目を外さず真面目に愛する家族のために働いてきた自動車整備士カーター・チェンバーズ(モーガン・フリーマン)。
 人生重なるところが何もなかったようなそんな二人が入院先で偶然同室になり、二人とも末期癌で余命6ヵ月の宣告をされてしまいます。カーターが書き始めた”バケット(棺桶)リスト”に興味を持ったエドワードは、それを実行しようとカーターを誘い、二人で病院を抜け出します。
 病室でのシーンはなんとも重くって、観てるのがしんどいな〜ってところもありました。でも自由の旅に出かけちゃった二人のパワーには、まっ今は何も考えずに楽しめばいいや〜って気分にさせられました。そして彼らは人生をどう締めくくるのか・・・、見届けました。

 エドワードって 一見傲慢なところもあるけど、お金に糸目をつけないで何でもしちゃうのを妬まないで見てたら、彼なりにちゃんと心が動いているな〜と思って 憎めない人物です。UKIUKIは彼の秘書トマスだったかな、エドワードはトミーとかトムとか呼んでたけど、その存在がとってもいいな〜って、ラストの感動的なオイシイ役回りを観たからというのではなく、初めて病室にやって来たときから注目しちゃいました。エドワードとの遣り取りはもちろん、セリフもなくシーンの中にいるだけにもホッとさせられました。エドワードは偉そうなこと言ってても トマスに支えられていて、心から信頼しているな〜って感じです。トマスはお仕事モードで接しながら、エドワードの上辺(これも実は大切だと思うのよ〜)だけでなくそんな憎めない内心もちゃんと理解してくれているって思いました。たいがいの我がままは聞いているふうでいて、ここぞ!って時はエドワードを導いてくれてるようでした。UKIUKIはね、別世界の物語だしキャラクターも全く違うけど、ケン黒崎の存在と重なったよ〜(笑)こういう存在の人物に惹かれます。大好き♪ (←それ誰?って方は、スルーしてください。)
 あっそんなこと考えてたら、なんだかカーターのことスルーしてしまいそうになりましたが、彼の人生の方がUKIUKIとしてはリアリティを感じてしまうわけで、味わいありましたのよ。

 人生って、楽しみながら いろんな事が見えてくるんだな〜って思いました。そういえば、UKIUKIも思い当たる節があるな〜。それって 伊藤英明さんに学んだような気がしてたんですけどね♪(笑)作品的には全然関係ないのに、何かとそちらにリンクさせてしまう今のUKIUKI・・・。この映画観て、改めて そうなのよ〜!って思いました。自分の中にある前向きな気持ちが 呼び覚まされたり、現実を離れることで また現実に向き合えたりもします。
 エドワードとカーターもバケットリストの旅を楽しみながら、自分の身近にいる人のこと、離ればなれになってる大切な人のことを、また新鮮な感情で想うきっかけになっていったと思います。なんかちょこちょこダメ出ししながら観てたような・・そんな やんちゃしてても、そこにお互いの思い遣りがあって、自分の気持ちに正直になるのが不器用で時間はかかったけど、お互いそういう気遣いに助けられて それぞれにちゃんと人生を締めくくることができました。後になって出会えたことが誇りに思えるような、それも人生最後の時間を共に過ごした親友たちの物語でした。(Comment2009.2.24)