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以前作ったこのページ、壊れていたので作り直しましたが、*****の部分が文字化けしていました。
今改めてピッタリの言葉が思いつかないので、そのままにしてます。
いつかもしリピートすることがあれば、そのときに・・・。

マイアミ・バイス


 80年代の人気TVシリーズを、映画化した作品です。楽園都市として人気のマイアミは、中南米と北米を結ぶ密輸の中継地という街でもあります。ある日、FBIなど合衆国司法機関が行なっていた合同捜査の極秘情報が、どこからかドラッグ密輸コネクションに漏洩し、関係者全員の命が危険にさらされていることが発覚する。
 そこで合同捜査に加わっていなかったマイアミ警察特捜課(バイス)の潜入捜査官ソニー・クロケット(コリン・ファレル)とリコ(リカルド・タブス:ジェイミー・フォックス)が、北米の運び屋になりすましてホセ・イエロ(ジョン・オーティス)に接触し、南米の危険地帯に乗り込んで情報の漏洩ルートを探ることになる。
 イエロのところで出会った組織の資金運用を任されているイザベラ(コン・リー)と、彼らのボス モントーヤ(ルイス・トサル)は、張りつめた緊張感をもたらすいいキャラクターでした。

 オープニング、ソニーの鋭い視線に おっ!いい感じ!!って思いました。UKIUKIにはこのときのソニーが 作品中でイチバンです(笑)

 ”エージェントもの”って好きなんですよ。子どもの頃に観た刑事ドラマから始まって、Xファイルもそうですが、洋画を観るようになってもね。どうしてかな・・・、まず単純にカッコイイ! そして正義感とか真実を求める姿に感動! ドキドキハラハラする緊張感や、そこに人の情が描かれているのも重要なポイントですね。なかでも”潜入もの”っていうのは、常に命の危険を伴っているのですから緊張感もひとしおです。
 ”彼らはどうして潜入捜査官をするのか。潜入捜査は孤独で危険だが、魅力がある。架空の人物を演じるというのは舞台俳優のようだし、またスリルと興奮がある。”というようなこと 特典で語られていましたが、観ている方もそんな部分を楽しんでいるような気がしました。
 でも、潜入捜査官の作品というとどうしても「フェイク」や「インファナル・アフェア」シリーズ(ちなみにどちらもUKIUKIすごくお気に入りでMy Special Moviesに入れてます)がよぎるんですよね〜。最高にスリル感のある作品でしたが、あの潜入者たち自身からは、スリルや興奮を求めてその仕事にのめり込んでいるというのではない、命の危険ギリギリの緊張感のなか抜け出せない事情とか運命に苦しむ感情が溢れていました。

 国境を越える麻薬コネクションは、世界的にはリアルでも、UKIUKIなんかには現実感のない世界だし、この作品は特に銃撃戦などアクションが見どころの重要な部分です。またUKIUKIとしてはコリンの見た目の濃さと作り込まれた感のある体格にもなんか馴染めなくて、上の二つの作品のようには感情が寄り添えなかったです。
 でもそこに描かれていた、ソニーとイザベラにめばえた愛は ほどよくて好印象でした。イザベラがソニーに出会ってもうはじめの頃からふと見せる 微かに潤んだ瞳でソニーに向ける表情には やわらかさがあって、あれはわざとソニーの気をひいて罠にかけて探ろうとしたのかとも思いましたが、それもあったかもしれないけど、その後の感情は本物だったと思えてなりません。「彼女がデキる女で、愛が真実だとしても、奴らの仲間だ**************************上がってきたんだという印象に矛盾がなくてスッキリします。でもソニーの方は自分の感情を正直に出していました。そしてラストは・・・、ソニーの行動とそれを認めるリコにも、ズルイと思わずに*********。