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最後の恋のはじめ方


 「会話の60%はボディ・ランゲージ、30%は声の調子、・・・」確かに同じ言葉を話しても人によってずいぶん印象が違うものだわ〜なんて思いながら始まりました。
 ウィル・スミスってユーモアがあって、しかも何かのインタビューで見たときもアクションやSFの作品中でも何気に気遣いとか優しさの感じられる方なので、この作品のアレックス・ヒッチはピッタリの役でした。
 アレックスの仕事は”デート・コンサルタント”で、「・・・つまりどんな美女でも、全てはアプローチしだい」と きっかけ作りから始まって、彼なりの理論が本当かどうかはさておいて、ん〜なるほどねってアドバイスが色々あって面白い!
 アレックスはコール財団のセレブ アレグラ(アンバー・ヴァレッタ)に恋をしたアルバート(ケヴィン・ジェームズ)という冴えない男から依頼を受け、見事!見るからに不釣合いな二人に恋が生まれ進行していく。一方、アレックスもゴシップ記事専門の女性記者サラ(エヴァ・メンデス)と出会い、アレックスがサラのどこに心惹かれたのかがよく分からなかったけどとにかく・・・。でもとんでもない誤解が生じ、アレックスの恋は窮地に立たされることに、そしてアルバートの恋も壊れてしまいそうになるのでした。

 アレックスは顧客をちゃんと選んでるのがいいですね。女を引掛けようなんて男には、ちゃあんと断っています。心から好きだって気持ちがありながら、それを上手く伝えられないとかどうやってデートに誘えばいいかわからないってちょっと不器用な男に、気持ちの持ち方やちょっとしたコツを教えて、結局は相手の気持ちを考えて自分らしくどんなふうに接するかに目覚めさせていくのです。なんだか素敵な仕事じゃない♪と思いました。