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アナコンダ2


 オープニングのボルネオ熱帯雨林の奥地、後から思うとあれはローパックスという好戦的な土地の部族の存在を映していたのか、なんだか澄み渡った綺麗な映像、ジャングルの空気がその後映ったNYの曇った空と明らかに違っていました。もっと見たい!と思ってしまう。そしてペリニア・イモータリス”ブラッド・オーキッド(不死の蘭)”、それは7年に一度半年間だけ咲く希少な赤い花で、それに含まれる化学物質が老化防止に劇的な効能があると判明、今回はあと2週間しか咲いていない。で、その蘭を採取しようとボルネオに出かけていくわけです。
 あ〜そこでアナコンダが襲ってくるんだろなーと思いつつ、”蘭”の方にかなり興味関心を感じてしまったUKIUKIでした。

 でもまあ蘭を求めてアドベンチャー感を楽しむというよりは、船が使えなくなってサバイバル感が高まり(←同じようなことか!?)、結局はパニックムービーですから、キャーキャーワーワー叫びつつ一人ずつ襲われるわけです。
 前作に比べてアナコンダの迫力やリアル感は増したような気がします。撮影やCGやアニマトリックスなどの他特殊効果の技術が向上したからでしょうね。でもアナコンダが賢くなった感じはなくただ本能で動いているだけ。次々襲われるのはアナコンダが残虐になったというよりは、愚かなのは人間だったということなんじゃないかな。
 神秘的に咲き誇る蘭の赤さは印象的でしたが、ラストは呆気なく全て葬り去られて、しょうもなかった〜!なんて言うのが楽しんだってことの映画だったわ。