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ブラックマネーの“リターナー”ミヤモト（金城武）は、少年時代の親友をさらって行った溝口（岸谷五朗）と遭遇するが、復讐に失敗して逃がしてしまった。その時出会った少女ミリ（鈴木杏）は人類滅亡寸前の未来を救うためにやって来たのだが、溝口はその原点にも関与していた。ミヤモトはミリの重要な任務を助けることになる。。。
これは映像に気合いを入れたんだろうな。その映像を楽しみ、物語も「Ｅ.Ｔ.」を思い出させるようないいお話で、ミリがちょっとお子さまっぽいのがイマイチだけど鈴木杏の演技がいいのでだんだん受け入れられてきたし、金城武もいい感じで、情報屋の樹木希林もいい味出してくれてます。
ところがすっきり楽しめない！ 溝口がこの作品の世界に馴染まないような気がしました。悪者の描き方が安っぽい感じで、ガラの悪さが我慢できなかったです。ＳＦアクション作品なんですもの、悪者なりのカッコ良さとか貫禄を見せつけてほしかったです。
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