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マスター・アンド・コマンダー


 世界的ベストセラー海洋歴史冒険小説を映画化、「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアーが監督、というのにつられて何となく借りてきた作品です。
 ''ナポレオンの時代''の物語でした。
 祖国を遠く離れた洋上で英国海軍サプライズ号が、圧倒的優勢を誇るフランスのアケロン号と大海原の天候を相手に、伝説的艦長ジャック・オーブリー(ラッセル・クロウ)の指揮の下、勇敢に戦います。

 スペクタクル・アドベンチャー とか男のロマンといった部分にUKIUKIの血は騒いでくれなかったので、あまり興奮できずに観ていたという感じです。でも、衛星や今のような機材のない時代の繰船術や、船の補修から何から何まで人海戦術というそのエネルギーや、兵士らを動かすその原動力となる精神的な部分とか、知恵を絞った敵とのやり取りなど、それなりに興味深く楽しむことはできました。またスティーヴン・マチュリン医師(ポール・ベタニー)の存在は、ただのアクション映画でないドラマの部分を楽しむことができて良かったです。なぜか士官候補生の中に少年が交じっていたりして違和感があったのですが、後から知ったところ''多くの兵士を失ったイギリス軍は幼い少年たちまで徴兵しなければならない戦況に立たされていた''そうで、彼らのドラマもこの作品の大きなポイントになっているようです。
 この作品、それにしても・・・??なんて事をいろいろ頭によぎらせのめり込めなかった感じはするのですが、まあいいや〜。。。