My Comment

ザ・コア


 突然ですが以前かなり気を入れて「アルマゲドン」を観ていた時、子どもが「宇宙でこんな音せえへんやん」とひと言、そうやった!と思った瞬間すっかり覚めてしまった経験があります。ところが今回この映画は「アルマゲドン」とも比較されつつ何やら酷評が漏れ聞こえてくる、ということでじゃあ気を抜いて軽い気持ちで楽しむんだ〜って観方をしました。と言っても特に後半、ストーリー展開から地球内部を突き進む地中探査艇バージルの様子などツッコミどころだらけ、一人ずつ犠牲になっていくのもお決まりで感動するほどでもありません。でもご都合主義でありえない〜という展開も気にしないゾってことで観れば、ふつうに楽しめる娯楽映画でした。
 それに前半の展開はけっこう好きです。隕石が降ってくるよりずっと興味深い人類滅亡の理屈が面白かったです。
 ペースメーカーを付けた人々の突然死から、方向感覚を失った鳩や制御不能に陥るスペースシャトル・・・と、世界各地で起こる不可解な異常現象は、地球の外核の回転停止によって地球の電磁界が消滅してきたためで、一年以内に滅亡の危機迫る人類を救うことはできるのか。。。
 ところがどうして核が停止したのか、その原因が不明とは肝心なところがいい加減だと思っていたら、・・・後半その謎が明かされ、なんで〜とは考えずにまあ一応なるほどね!
 また天才ハッカーのラット(DJ・クオールズ)を連れてきても、これだけの現象が起こっていて情報操作なんて出来るわけないと思っていたら、後半彼の存在が外せない展開で、ラストも彼のおかげでスッキリ終わらせてあって良かったです。