My Comment

抹殺者


 エルサレムで発見された遺骨が、もしキリストのものなら・・・。
 遺骨の正体を調査するため、法王庁から聖地エルサレムへ元アメリカ情報部員のマット・グティエレス神父(アントニオ・バンデラス)が派遣されます。
 次々解き明かされていく遺骨の秘密、それと同時に宗教的・政治的な取り引きに巻き込まれていきます。

 邦題からハードなアクション映画を想像していたのですが、どちらかというとサスペンス的な要素やグティエレス神父の心情を味わえるところが良かったです。
 バンデラスは切れのあるアクションもかっこいいけど、じんわりと内面を感じさせる演技がUKIUKIは好きです。調査にあたっている姿の奥で、真実を求める気持ちと深い信仰との間で自分に問いかけている様子が感じられて良かったです。