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ラスト・クリスマス


 特異体質をもって生まれてきたためずっと無菌室で生活を続けている少年トミーが、クリスマスを前に寂しく悲しい思いでいっぱいになっています。イタリア制作作品ですが、アメリカでの実話をもとにしているそうです。

 子どもの心 親知らず!パパ、逃げてどうするの。とっても悲しいお話でした。 クリスマスの夜 最後にパパとママで抱いてあげても、ふつうは あ〜良かったねってなるのでしょうが、UKIUKIには許せない気持ちが残ってしまいました。

 トミーには親友ラリーがいて、時々遊びに来てくれます。二人ともあどけないんだけど賢くて、口喧嘩もしょっちゅうだけど、彼らの友情には、心あたたまりました。口が達者で何でも言っちまうのに、トミーが心配でほっておけないラリーは、最後の最後までトミーを見守ってくれました。ラリーはでっかい犬ブルートを連れているんだけど、そのふさふさのブルートやパパやママにだってゴム手袋とガラス越しにしか触れ合えないトミー。はじめてブルートを抱いたり草原を転げ回ったりするトミーを、さりげなく心配するラリーが心に残っています。彼に救われる思いでした。