Comment page 2008.9.19 renewal


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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
MARLEY & ME   (2008)


 『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』を便乗鑑賞しました。これは コラムニストのジョン・グローガンによる全米ベストセラー・エッセイを 映画化したものだそうです。

 マーリーのハチャメチャぶりを観てたら、ふと「べートーベン」を思い出して懐かしくなっちゃった。家族とやんちゃ犬べートーベンのハチャメチャほんわかコメディだったな。愉快で面白くって、そして胸にジーンとくるシーンもハラハラドキドキのシーンもあって、とっても楽しいファミリー映画でした。
 っでこちらも、若いジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)夫妻が飼うことなった犬マーリーの、とんでもなくハチャメチャな やんちゃぶり!! もう可愛いのを通り越してヒドイ〜 UKIUKIにはムリ〜って思いながらも そんなのを楽しみつつ、でもこちらは、実はジョンとジェニーの、そしてお子ちゃまたちも加わっての家族としての、けっこうしんどい成長の物語でした。

 それでね〜、ジェニーは 仕事を辞めてまで中途半端にはしたくない子育てを、それだけでも大変なのにマーリーにかき回されてイライラで、その心境には共感しちゃうけど、そんな彼女の姿は楽しくもないし観ていたいものでもなくって、そもそも全て彼女自身が選択してきたことの結果が今の状況なんだし、なんだかな〜って気分でした。
 ジョンには、彼だって自分の仕事について心の中で折り合いをつけているのが感じられるので、胸がシクシクしちゃいます。でもコラムニストとして、自分らしい仕事を確立していったのだから凄いです。ジェニーへの愛情の深さやマーリーへの愛情だって揺らぎがなくて、家族への責任や努力には感動です。
 マーリーって、お邪魔な迷惑犬の大暴れ大暴走なシーンが多かったけど、時にジョンやジェニーにだって寄り添って癒してくれる一瞬一瞬があるんですよね。だからマーリーの存在は 彼らにとってかけがえのないものになっていったんでしょうね〜。 (Comment2010.1.5)