|
東京の下町で豆腐屋を営む有馬義男（山崎努）の孫娘古川鞠子（伊東美咲）の失踪から始まった、猟奇的な連続女性誘拐殺人事件の犯人は？共犯者は？？
犯人はデジタル加工された音声で、次々と犯行声明をテレビ、インターネット、携帯電話などを通じて挑発的に送りつけてきた。
胸がむかつくような腹立たしい事件の犯人は、冷酷で怖くて一点の人間らしさもない悪人であってほしかったです。この作品では中居正広がそんな悪を演じきりいかにいつもとのギャップを見せてくれるか、今まで見たこともない彼を見られるかと楽しみにしていたけど、彼の演技がどうこうというより、作品そのものがまた演出がそうはなっていなかったので、正直少しがっかりしました。特にラストはどうも私には納得できないのですが・・・。
しかし謎だらけのストーリーは楽しめたし、中学校の同級生だった網川浩一（中居正広）と栗橋浩美（津田寛治）と高井和明（藤井隆）の人間関係や、寡黙で優しく黙々と豆腐作りの人生を歩んできた有馬義男が鋭い勘で犯人に迫っていくところなど、見応えがあって良かったです。
|