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ザ・ダイバー


 海軍で人種差別と闘ってダイバーになる夢を実現させ、片足を切断した後もダイバーに復帰して、マスター・ダイバーにまでなった男カールの物語です。
 その忍耐力・努力・内にある闘争心には、感動しないわけがありません。でも、もっと心惹かれるのは、自分の身の危険を顧みず仲間の救助を最後まで諦めないところや、一瞬の危険に対してとっさに人の命を助けるところです。だからそういう場面や周りとの人間関係などを、もっとたっぷり見せてほしかったです。
 彼の訓練を担当したビリー・サンデー役のロバート・デ・ニーロは、いや〜な人を演じるのがうまいです。
 ラストの聴聞会シーンは、裁判等の法廷シーンといったものとも同じような感じで、ちょっともう飽きてしまったなあと思いました。