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コヨーテ・アグリー


 ソングライターをめざしてニューヨークに出てきたものの、なかなかチャンスをつかめず、おまけにステージ恐怖症のバイオレット・サンフォード。
 彼女がふとしたきっかけで勤めることになったバー”コヨーテ・アグリー”での躍動感がとにかくすごいです。店のボスが女性で、店の子たちに女性であることを武器にさせながらも、ビジネスに徹していて嫌らしさを感じさせず、いい雰囲気を出していました。だからいつもなら、バイオレットのお父さんと同感で、こんなところで働いてて恥ずかしくないのって思うところだけど、なぜだか応援したくなるんです。思いっきり応援しながら観ていたら、ちょっぴりくたびれてしまったくらいです。
 一方で後半は、夢をかなえるにはどう頑張ったらいいの、今どうすることが大事なのと問い続けながら、観ていました。「夢がかなったらどうする?」というセリフがありましたが、ちょっと気になりましたね。