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ピース・ピープル


 同じ職場で働くことになった理容師のコルムとジョージは、退屈な仕事をやめてヘアピース(PIECE)の販売''ピース・ピープル''を始める。ところが独占市場だと思っていたのに''トゥーペ''が進出してきたので、販売権をかけて競い合うことになる。

 たかがカツラ売りのお話、ところがじわじわっと良くなってきました。
 カトリックのコルムとプロテスタントのジョージにはそれぞれの立場ってものがあって、カツラの売り方にも影響してくるのですが、いつの間にか芽生えてふくらんでいた友情を立てて、トゥーペに大きく離されます。IRAとの危なっかしいやり取り、知恵をしぼった売り込みなどが見どころ。
 思いっきり感動するわけではないけど、他とは違う微妙な味がありました。ただ私はXFのスキナー副長官を知ってから、おでこの広くなった男性がかっこよく見えるので、それを気にしてカツラを付けようっていうのが理解できなかったのです。でも本当に必要な人への売り込みに二人を導いた人がいたのです。