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ソマリア民族紛争で、民兵を組織し援助物資を横取りするなどの暴挙を繰り返す軍事独裁政権のモハメド・ファラ・アンディード将軍ら二名を獲補するという任務が、米軍特殊部隊レンジャーとデルタ・フォースによって行われた。しかし最新鋭ヘリ、ブラックホークが撃墜され墜落したことから、予定外の地上戦となってしまう。民兵による執ようなまでの銃撃のなか、仲間を一人も残さないための救出活動が続くのですが、犠牲者は次々と増えていきます。
戦争映画でしかも1993年10月3日ソマリアで起きた実話だというのですから、その淡々と繰り返される銃撃戦に恐ろしさやむごさ悲惨さを感じあれこれ考えるための作品なのだと思いました。
私は正直言ってユアン・マクレガーめあてに観たのですが、そしてその点では満足しましたが、だれ一人ヒーローが存在していないところが、この作品の特徴であり、それだけリアリティーがあったということでしょう。
ただほとんど一方的に米軍の視点で撮られていて、軍の連帯感や国の正義を刷り込むねらいでサブミニラル効果が入っているのでは、と考えてしまうのは、私がＸファイルを観すぎているせいでしょうか。
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