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ビューティフル・マインド


 実在の天才数学者でノーベル賞受賞者ジョン・ナッシュの人生を描いた作品です。
 変わり者の数学者の人生なんてそんなにおもしろくないだろうと思っていたのですが、統合失調症という病気を抱えていたことがわかり、ありそうでないんじゃない!でもなさそうであるんだ!実話なんだから、という彼の運命にだんだんのめり込んでいきました。
 感動的な実話でありながら、エンターテイメントとしても見応えがあり、観終えた後の満足感が大きかったです。

 ナッシュ(ラッセル・クロウ)と一緒に私途中まで、すっかり幻覚の世界にハマっていました。だって私スパイには憧れがありますもの。
 夢と現実の交錯する世界で生きていても、妻アリシア(ジェニファー・コネリー)との関係だけは終始本物でしたね。アリシアの存在が彼に病気と闘いながら研究を続けさせていきます。なんて素敵な夫婦なんでしょ。

 弱々しいナッシュを演じるラッセル・クロウ、病気で混乱するナッシュを気丈に支えるアリシアを演じるジェニファー・コネリーが新鮮でした。まわりの俳優さんもみんなぴったりはまっていたし、諜報員そのもののエド・ハリスはうれしかったです。
 ナッシュがウィラー研究所へ推薦されたあとのパーティーシーン、BGM がXファイル(file603トライアングル)にかぶっていたのは私への''おまけ''でした。