◆ ◆ カール・セーガン博士 ◆ ◆



カール・セーガン博士は、大変有名な天文学者です。彼は本を書き、テレビにもたびたび登場したので、世界中のたくさんの人々に知られています。セーガン博士の書いた本の中に、70週間もベストセラーを続けたものがあります。「コンタクト」は、セーガン博士と夫人が書いた本を映画化したものです。テレビ・シリーズ「コスモス」は、5億人以上の人が見ました。

 カール・セーガンは、1934年11月9日にニューヨークで生まれました。少年の頃、SFを読むのが好きでした。また天文学にも大変興味を持ちました。両親は、彼のたくさんの科学的な疑問について答えを探す方法を教えました。成人してからも、彼は科学的な疑問を探求し続けました。セーガン博士は、火星に生命が存在したはずだと考えた科学者のひとりです。宇宙のどこかに存在する可能性のある知的生命を探求すべきだと考えました。

 セーガン博士は、金星探査機のマリナー2号、火星探査機のマリナー9号と火星探査機バイキングのミッションに参画しました。また、不星型惑星の木星、土星、天王星、海王星を探査するボイジャー・ミッションと木星探査のガリレオ・ミッションにもかかわりました。セーガン博士は珍しい骨髄の病気、骨髄形成異常症のために、1996年12月20日に亡くなりました。

 カール・セーガン博士といえば、1972年と1973年に相次いで打ち上げられた、パイオニア10号とパイオニア11号に託された宇宙人へのメッセージ板、1974年にプエルトリコのアレシボ天文台からヘラクレスM13星雲に向けて送信された、アレシボ・メッセージ通信電報、それに、1977年に相次いで打ち上げられた、ボイジャー1号とボイジャー2号に託された地球の音「THE SOUNDS OF EARTH」というタイトルの、地球人類からのさまざまなメッセージを収録した宇宙人あてのレコード(ビデオディスク)を、フランク・ドレイク博士 などと共同で制作したことでも有名です。

 また、息子さんは、「新スタートレック(TNG)」の第6シーズンの「命のメッセージ(THECHASE)」をはじめとして、同シリーズの第6シーズンと第7(最終)シーズンの数本のエピソードにてストーリーの原案の執筆者として、クレジットに名前が出ています。



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