僕がMVSを持った理由(わけ)
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第1章 〜胎動〜
昔々、ある所に一人のオトコがおったそうな。
オトコは、ベーマガに載っているアーケード基板情報を見て「オレもあーいうのがしたいなー」と思っていたそうな。
しかしまだ学生のオトコにとってアーケードの基板(というよりコントロールBOXなど全般)は高嶺の花。ゲーセンに行って金をつぎ込む毎日だったそうな。
第2章 〜チャンス到来〜
えー、ニュースです。
「あーいうのがしたいなー」と言っていた男が数年後、友達の一言で目覚める事となりました。
調べに対し男は、
友人から「私の友人(大学時代の先輩だそうだ)が某スポーツセンターのゲームコーナーで働いてて、そこが閉鎖するから筐体が余ってるからいらないか?って。」
という発言を聞いたのに対し、男は「・・・・・・・・・買う」と、結構悩んでの決断だったそうです。
第2.5章 〜やり取り〜
数日後、その連絡を受け取った知人から私宛に電話があり、
*「・・・・・・で、買いますか?」
私「買います。」
*「ゲームはどんなのを?」
私「どんなのがありますか?」
*「えー・・・アレとコレと・・・あと言って頂いたら捜しますよ」
私「えーと・・・では(大技林を開きながら)コレはありますでしょうか?」
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*「では、以上のROMでですね。見積もりが出来ましたら電話しますが」
私「あ、(当時メアドは携帯のしか持ってなかったため)携帯のメールにお願いします」
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数十分後、見積もりが携帯のメールにかかってきた。
お見積もりです。
機械SuperNEO29 \10,000 ソフト マジカルドロップ3 \0 餓狼MOW \7,000 餓狼RB2 \0 わくわく7 \1000 以上税込みで\18,900円ですが、よろしいでしょうか? |
もう少しリクエストを入れて返信・・・と。
数十分後、OKの返事が。
第3章 〜決戦前夜(違)〜
時は流れて11月某日。そろそろ引き取りに行く頃である。
その前にやらねばならない事。それは設置場所をどこにするか?である。
候補1:自分の部屋・・・もう置けないし60kg(と聞いていた)もの筐体を2階に運ぶ体力もさすがに 候補2:仏間・・・ミスマッチすぎ 候補3:台所の一角・・・親に怒られる 候補4:今では書庫と化している使ってない部屋・・・ここに決定 |
休日、部屋をチェックして設置場所を決める。場所は決まった。片付け・・・られねえ!ので本棚を移動して終了。
数日後には引き取りに。大丈夫なのか?
第4章 〜これが噂のMVS〜
当日。
実は数日前に下見に行き(そこで初めてその知人を見た)筐体を見せてもらった。のでどんなのを売ってもらえるのかは調査済み。
ボタンなどの調整(壊れてないか、など)はやってくれてたとの事。
プレイの方法やテストボタンの位置、ROMの交換の仕方などを一通り聞いていざ運搬。
この日の為に親から軽トラを借りて入口の近くに停めてある車まで2人がかりで運ぶ・・・意外と難しい。
軽トラの荷台に乗せて(田植機を二台に乗せるのに使う橋げたを家から借りてきて設置、そして乗車)落ちないように紐で括りつけてなんとか終了。
料金を支払い(合計26,250円)帰路に着く。
第4.5章 〜いざ設置〜
家に着いた私は(MVSに被せる物が無かったため途中寄ったコンビニでは注目の的でした。えぇ)親に連絡。
実はこの時まで親には「でかい物を買うから」としか言ってなかったのでどういう反応が来るのか不安だったが案外あっさり許諾。
ただ「近所の子供に見つかるな」という忠告を聞かされる。たしかに24時間ゲームし放題だし見つかるとヤバいので手早く行う。
父と祖父と私の3人で運搬。書庫と化している部屋は段差があるため渾身の力で持ち上げる。今で言うバクダン花を持ち上げるピクミン状態。
そして設置完了。あとは私が配線やコントローラーの調整を・・・
そして・・・
出来たぁ!(写真の筐体左下の青い紙袋は他のROMが在中)
しかしここで問題が。ゲームの1つのボタン配置がおかしいためゲームにならない。売ってくれた人に電話。
「では明日そのROMを持ってきてください」
まだまだ時間はかかりそうだ。
第4.9章 〜・・・そうだったのか!〜
翌日、もう一度その場所に赴きROMを交換。そして帰宅。
だがやっぱり治らない。
おかしい・・・と思った時、テスト画面内に妙な文字が。
メモリー:ON(だったけな?よく憶えてませんがこのゲームの設定データは最初から入ってるという意味の文)
これか原因は。なので設定をオールリセット!・・・正常に動いた!
やった・・・ついに長年の夢が叶った・・・けど買った当時既にネオジオは絶滅寸前。なので昔のROMをいくつか集めようと決意した。
エピローグ 〜そして今〜
雑誌やHPで基板情報を見ては置いてある商品や値段をチェック。また中古屋に置いてあるMVSの中身を売ってくれないかと交渉したりと東奔西走な状態。
コンプリートを目指すつもりは無くあくまで「興味がある」ゲームにしか手を出さないという方針。
やっぱりアーケードのゲームは最高だね!(^^
もう(筐体が重いから)動かせないけど