<

(半夏生)ドクダミ科の多年草

なんとも不思議な草です。花はそれほど目立たない白い小さな小花ですが、花に近い上部の葉が、まるで脱色したように半分白くなるのです。遠くから見ると白い花が咲いているようです。半夏生という名前もすてきです。夏至から11日目(7月2日ごろ)を半夏生というのだそうで、そこからこのなまえがあるとのこと。半化粧とも掛けているかなと、ひとりで考えています。


キキョウ

(桔梗) キキョウ科の多年草

桔梗は秋の花というイメージをずっと持っていました
が実際に咲くのは7月からで、夏の花でした。今まで
は大きな木の陰でひっそり咲いていましたが、住職
があちこちと日当たりの良いところへ移しました。
色も形も上品で涼しげですが、茎が細くて頼りなげ、
私はうまく生けられません。


キンギョソウ

ゴマノハグサ科の多年草

池の上の石積みのところにオレンジ色の花をつけています。
結構よく殖える草です。あんまり殖えすぎてせっかく花をつけているのに草と一緒に引き抜かれることも。


オニユリ

ユリ科の多年草

境内のあちこちに自生しています。山野草にはいるのでしょうか。
でも山の中にはあまり見かけません。境内の陽当たりの良い所に
夏になるといつの間にかぐんぐん伸びてきて花を咲かせます。香りは
ほとんど無いようです。オレンジ色が梅雨明けの開放感を表現してい
るようです。


ムクゲ

(木槿) アオイ科の落葉低木

境内には2種類のムクゲがありますが、2006年また新しい種類を植えています。写真の紫の八重の木は住職が15年ほど前に挿し木をして育てた物。八重の花は珍しいそうです。成長はとても速く、ぐんぐん大きくなります。冬場にかなり刈り込んで剪定しますがどんどん枝を伸ばし、夏の到来と共に元気に花を咲かせます。ただ残念なことにこの花は切り花に向かないのです。すぐに枯れてしまします。

夏でも境内にはいろいろな種類の美しい花々が咲いています。続きは矢印をクリックしてください。